飯倉清 『ロードバイク トラブルシューティング』

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久しぶりに本の紹介です。

おいらは,MTB用にはメンテナンス本を2冊持っていて,日頃のメンテナンスや部品交換なんかに活用しています。

ところが,ロード用のメンテナンス本は1冊も持ってなく,STIレバーの扱いなんかでは,分からなくて困ることもたまにありました。

そこで,今回,ロード用に初のメンテナンス本を購入してみました。

ロードバイク用のメンテナンス本も,色んな種類の本が出回っています。おいらは,いちおうはLGS SIX号のおかげで基本的なことはできるようになりましたので,「洗車の仕方」とか載ってなくても大丈夫です。


また,ロードバイクとはいえ,多くの部分はMTBとおんなじですから,何から何まで書かれている必要もありません。


で,できれば読んで面白い本の方がいいので,そんな観点で見つけたのがこの本,飯倉清著「ロードバイク トラブルシューティング」です。


月刊誌などでもたまに登場し,ためになるメンテナンステクニックを披露してくれている飯倉さん。この方は,妙にユーモアのセンスが良く,メンテナンスの本なのにもかかわらず,随所に楽しさが感じられる面白い本になっています。

例えば,異音がした時の対処法の記述(89ページ)は,

異音がしていたのが実はシートピラーだった
→やぐら部分を増し締め

サドルのレールが取り付け部分で破損していた

→サドル交換


フレームにクラックが入っていた

→ご臨終です。


「ご臨終です」ってあんた……

こんな感じで,随所に小さなギャグが感じられるのですが,内容は非常に細かい。基本的なことは「あとは常識的な手順でばらし……」などと省略しているのですが,肝心なところについてはとても丁寧に説明しています。


「異音トラブル」や「ガタトラブル」についての対処法はフローチャートでとても分かりやすく書かれていますし,軽量化の功罪やブレーキパーツの交換効果など,のミニコラムも楽しい。

RHC号はたいてい室内でメンテしています。楽だし,テレビみれるし……。
RHC号はたいてい室内でメンテしています。楽だし,テレビみれるし……。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8


表紙の似顔絵がかなりマイナス点で,多くの人がひいてしまいそうですが,中身を見れば大丈夫。とっても役に立つロードバイクメンテナンス本です♪


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2007年10月17日 | カテゴリ:  | ID: 630
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