「痩せていること」のお値段
おぉ,富士ヒルクライムの時より2kg増えている!! BMI=19.2だけど・・・。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8富士ヒルクライムの記事でも少し書いたのですが,生まれて初めて,「痩せていること」が役に立ちました。
痩せていることで,有形無形の苦労を重ねてきましたが,初めて日の目を見ることができました
(^^)
痩せていることの苦悩
6月26日現在のおいらの体型は,身長175cm・体重56kg・体脂肪率8.7%。典型的な(って言うのかな?)痩せ形であります。もちろん,ダイエットなんかしているわけでもなく,一日中お菓子を食べ続け,寝しなにラーメン・アイス・コーンフレークなんかも食べているのに,です。
体脂肪に至ってはこの状態。なんか,スポーツでもやっているのか?(笑)
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8太めの方には想像しにくいと思いますが,日常生活において,痩せていてトクをすることは少なく(特に男の場合),むしろ損をすること・つらい思いをすることが多々あります。
ちょっと思いつくだけでも,
- 服選びが大変
- 普段着はいいんです。適当にMサイズやレディースサイズを選んでおけば間違いないのですが,困るのがワイシャツと背広です。首周りは細く,胴回りも細いけど,腕はひょろひょと長い。非常に選択肢が狭まり,バーゲンなどでは1種類しかない時なんかもあります(無いこともある)
- 寒がり
- これは痩せ以外の要素もあるのかもしれませんが,とにかく寒がりです。周りの同僚が半袖ワイシャツで汗を噴いているときでも,長袖ワイシャツで平気です。というか,そもそも半袖ワイシャツを1枚も持っていません。それぐらい,暑さには強いのですが,反対に,寒さにはべらぼうに弱いです。自転車で走るということは想像以上に冷やされますので,冬の寒さはまた格別です・・・
- 平均寿命が短い (T_T)
- 最近の統計調査では,痩せている人はちょい太めの人より平均寿命が7年も短いことが明らかになってきています。120歳までロードバイクに乗ろうとしているおいらにとっては,文字通り致命的な問題です。
という具合に,痩せていて損をすることは枚挙にいとまがありません(おーばー?)。
しかも,本人の苦悩とは別に,周囲の反応は「痩せてていいよねぇ」の一点張り。このつらさが誰にも伝えられないのです(母親は同タイプなので,よく理解してくれます。ありがとう・・・)
本文とは関係ありませんが,お菓子は大好きです。いつも食べています。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D以前,職場の健康調査と称して,メンバー全員のBMIの平均値が掲示されたことがありました。おいら以外のメンバーは太り気味だったのですが,おいらひとりのおかげ(?)で,BMIは健康的な値に落ち着きました。
このときも,「でかした! よくぞ痩せていてくれた!」と褒められましたが,なんか,「平均値」で勝負すること自体が根本的に間違っているような気がしました(笑)
痩せていることの素晴らしさ(^^)
上に書いたように,痩せていることの恩恵を受けることはほとんどありません。
自転車に乗る場合を除いては・・・。
そう! 自転車乗りにとって「痩せている」「軽量」ということは,とっても有利なことなのです!! わ~い。
スポーツバイク,特にロードバイクは「軽量であること」がとても重要視されます。100gでも10gでも軽いパーツを使い,最後にはネジ一本でもアルミ化して軽量化します。
以前どこかで読んだ記事では,『おおざっぱに言って,1kg軽量化するには10万円かかる』とのくだりがありました。確かに,LGS RHC号(現在8.8kg)を1kgも軽量化しようとしたら,超軽量ホイールやコンポ全交換など,かなりの出費が必要です。
本文とは関係ありませんが,最近,RHC号がリビングに馴染んできました。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8一方,おいらの身長(175cm)では,体重は65~70kgくらいあるのが普通だと思います。となると,多めに見積もると,おいらは最初から15kg(=70kg-55kg)もの軽量化を果たしていることになるのです!!
これは,バカでかいです。
どんなに頑張っても,背中に高級ロードバイク(7.5kgくらい?)を2台分も背負っていては重くてたまりません。小学1年生をおんぶして走るようなもんでしょうか。
前述の「1kg=10万円」説でいけば,おいらが持つ「痩せていることのお値段」は150万円にも達します!!(笑) もはや,電動プリンス(税込み150万円)とまったく等価です!!
本文とは関係ありませんが,サボテンが最近の雨で元気になっています(^^)
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8自転車乗りにとって,痩せていることの具体的なメリットはこんな感じです。
- 坂を上るのが楽
- 楽です。たいした練習もしてないし,自転車はアルミのエントリーモデル。これでも,富士ヒルクライムで並みいるピナレロFP1,2,3,5,6をごぼう抜きできたのは,ひとえに「カラダか軽いから」だけだったと思います。(^^;)
- ケツが痛くない
- 初めてロードに乗ったときは,ライディングフォームやセッティングが全くダメだったので,痛くて痛くて走れませんでした。が,きちんとセッティングした後は全然痛くありません。これも,体重が軽いことで,ケツにかかる重さそのものが小さいからでは?と思っています。
でも,自転車に乗る限りいいことずくめか?というとそうでもなく,下りはまったくダメです。先日の富士ヒルクライムの下りでは,漕がないと前の人との間が開いていってしまうくらいでした。
また,ロングライドでは,これだけ細くてエネルギーの蓄積量が少ないと,ず~っと食べ続けていないとすぐにハンガーノックになるような気がします。2年前,初めて望んだ富士山一周の時は,ほんとうに死にそうにお腹が減りました・・・。
重ね重ね,本文とは関係ありませんが,梅雨は意外と写真が楽しいです(^^) これはチビ達のトマトの鉢植え。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2Dが,それでも,カラダが軽いということは,自転車乗りにとってはメリットの方が多いと感じています。
日常生活ではデメリットばかりが目立つ痩せすぎ体型ですが,自転車という素晴らしい趣味を持ったことで,「痩せも捨てたモンじゃないな♪」と開き直ることができました。
ダイエットのために自転車に乗られる方はとても多いようですが,もう一歩進めて,「自転車で楽したいから,自転車に乗って痩せる(?)」という目標を持って,この夏を,脚を回して,汗をかいて乗り越えましょう~!
【言い訳】
今回はネタ的に,体重計くらいしか写真がありませんでした。あまりに殺風景なので,「マイピクチャー」フォルダから適当に写真を拾って載っけてみました。本文と全然関係ないですが・・・。
本文とは関係ありませんが(しつこい?),カズボン氏所有の消しゴム群。小学生は色んなモノを集めたがるのである。
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