Motorola Bluetoothヘッドセット,S605

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広角レンズで撮っちゃったので,妙に遠近感が付いちゃいましたが,本当は小さいです(^^;)

広角レンズで撮っちゃったので,妙に遠近感が付いちゃいましたが,本当は小さいです(^^;)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

おいらは,会社まで電車で通っていますが,およそ1時間ほど電車に乗っています。その1時間は,本を読んだり,ポメったり,寝てたりしますが,いつも携帯で音楽を聴いています。

素直にiPodを買えばいいようなもんですが,ず~っと昔から携帯で聞き続けていて,習慣になってしまっています。で,今回,初めてBluetoothのヘッドセットを買ってみました。ノイズや操作性なんかがちょいと心配でしたが,この機種(Motorola)は大正解でした
(^^)♪

なぜにBluetooth?(携帯の機種変更)

携帯(au)を機種変更しました。以前は,CASIOのペンギン携帯を使っていてかなり気に入っていたのですが,Bluetoothがありませんでした。

なんでBluetoothにこだわっているかというと,我が家のクルマのカーナビがBluetooth対応だからなのです。Bluetooth携帯であれば車内に持ち込んだだけで自動的にカーナビと接続されてハンズフリー通話ができ,とても便利なのです(^^)

今のau携帯はほぼ全機種Bluetooth対応になっているのですが,WiFi機能に惹かれてTOSHIBAのbiblioにしてみました。

となると,せっかくだから日々の音楽再生もBluetoothヘッドセットでワイヤレスにしたくなったのが購入の動機です。

(正確には,biblioがバカみたいに操作性が悪く,携帯本体だけではとても使い物にならなかった,という別の理由もありますが,これはいつかどこかで書くかも)


Bluetoothヘッドセット,Motorola S605

で,選んだのがMotorola S605。

ネットでちょいちょいと調べてみると,Bluetoothヘッドセットにも様々な機種があふれています。メーカーも,SONYやPanasonic,Audio Technicaなど色々。

そんな数あるBluetoothヘッドセットの激戦を勝ち抜いたのは,Motorola S605です。Motorolaという会社とは,中学や高校生の時にさんざん電子回路で遊んでいたとき以来の遭遇です(懐~)。

Motorolaの製品なんて,大昔の電子工作で良く使ったCMOS IC以来です(懐)

Motorolaの製品なんて,大昔の電子工作で良く使ったCMOS IC以来です(懐)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

こいつを選んだ理由は・・・,

FMラジオが付いている

通勤時はauのLISMOで音楽を聴きますが,FMラジオを聞くことも多々あります。

機種変更前のペンギン携帯にはFMラジオが付いていたので,とても便利でした。今度のbiblioはラジオが無い(っていうか,本ブログ内の紹介記事へあんだけ「力」を入れていたはずのau全般的に無いような・・・)ので困っていました。

左上の音符ボタンを押すと,FMラジオになります。うれし~

左上の音符ボタンを押すと,FMラジオになります。うれし~

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

S605は,この超小型ボディの中にFMラジオが入っています。カタログ等ではそんなに触れていないのですが,おいらにとっては割と大きなメリットです(^^)

モトローラは評判がいい

Amazonのカスタマーレビューなんかを見ても,MotorolaのBluetooth機器は全般的に評判がいいみたいです。他社(後述するLogitecなど)では酷評されている機種も見かけますが,Motorolaはどの機種も評価が高いです。

買ってみないと分からない,音質やノイズ,操作性なんかでいい点が付けられています。

ボタンがたくさんある

「は? なにそれ?」という人もいるかと思いますが,「ボタンが少なくてシンプル操作♪」なんて絶対にウソです。機能が多いのにボタンを減らしてしまうと,いわゆる「長押し」や複数ボタンを組み合わせた操作などが多発し,著しく操作性が悪くなります。

電源SWはスライド式。左にスライドすればロック。ボディの反対側にはボリューム(+-)があります。み~んな独立ボタンです♪

電源SWはスライド式。左にスライドすればロック。ボディの反対側にはボリューム(+-)があります。み~んな独立ボタンです♪

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

他のへぼ機種(後述のLogitec)では,なんでもかんでも長押し(や2ボタン)であり,操作性の悪さで気が狂いそうになりました。

S605は,電源,FM,通話,早送り,巻き戻し,音量プラス,音量マイナスと7つのボタンがあります。これだけあれば安心でしょう(^^)

使用レポート(良い点)

S605を使い始めて1ヶ月。

結果から言うと,ものすごく気に入っています。こんなに使いやすいとは思いませんでした。

やっぱり操作性がいい

S605には7つのボタンがあり,長押しなどのややこしい操作を要求するのは電源ボタンのみ(誤動作防止のため2秒押し)です。

スタート・ストップ,早送り,巻き戻し,音量調整,ラジオ⇔音楽の切り替え,どれもワンタッチであり,とっても操作性がいいです。また,どの操作でも必ず「ピッ」という音のフィードバックがあるので,押しすぎたりすることもなく,精神衛生上もいい感じです。

FMラジオも便利

やっぱり,FMラジオ便利です。こんなに小さいのプリセットもできるし,少なくともおいらが聞くFM横浜はとても感度良く入ってくれます。

Bluetoothが無かったとしても,こんだけ小さいラジオってのも珍しいのでは・・・?
(あ,ラジオだけにしては高いか)

au携帯との連携がよろしい♪

S605の電源を入れると,自動的に携帯の音楽プレーヤー(LISMO Player)が起動して,前回の続きから演奏が始まります。そして,S605の電源を切ると,LISMOも終了します。

この状態で,S605の電源を入れると・・・。

この状態で,S605の電源を入れると・・・。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
自動的にLISMOが起動して,Eric Claptonのギターが鳴り始めます (曲はお客様によります)

自動的にLISMOが起動して,Eric Claptonのギターが鳴り始めます (曲はお客様によります)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

もちろん,選曲も音量調整も全部S605側でできますし,S605をFMに切り替えた場合もLISMOは終了されるので,無駄に携帯側の電池を消耗することもありません。

他社のボケ機種(後述のLogitec)では携帯側の操作が必須でしたが,S605になってから,携帯は鞄に入れっぱなしでOKです♪

iPodや他社の携帯は持っていないので分からないのですが,少なくとも,biblioではとても満足できる操作性です。

音質がよろしい

こちらは「よろしい」というとちょっと言い過ぎで,「悪くない」というくらいかもしれません。

携帯にヘッドフォンを直接差し込むのと差がない,という感じです。ただ,超高音域で若干怪しいときがありますが,ほとんど気になりません。また,ノイズは全くありません。

他社のヘボ機種(後述のLogitec)はめっちゃくちゃに悪い音質で,「Bluetoothってのはこの程度の音質が限界なのかな?」と思ったのですが,そんなことはありませんでした。

少なくとも,携帯で再生する分にはまったく問題ないと思います。

小さい~

これは,どのBluetoothヘッドセットも同じでしょうけど,レシーバ本体がすごく小さいので,服の襟なんかにくっつけることができます。

本体もクリップできる構造になっていますので,ちょうど,iPod shuffleと同じ感じです。今までは,携帯から長々とケーブルを引っ張っていたのに,今度は襟からちょいとで済んでいるので,とても楽ちんです。

これで,「カバンの斜めがけ時のケーブル絡み問題」という,人類共通の課題が解決できました。

まぁ,最初からiPod Shuffleにすれば?という意見もありますが・・・。


なんか,全般的にセンスがいい

何十年かぶりに出会ったMotorolaは,妙に洗練された会社になっていました。

製品の細かいところのデザインが行き届いている(クリップの形状など)し,電源ON時の起動音やOFF時に鳴るちょっとした音楽にも好感がもてます。

クリップを開けると,こんな所にロゴが。クリップの両サイドには,ヘッドフォンコードを束ねるスリットがあります。気が利く~

クリップを開けると,こんな所にロゴが。クリップの両サイドには,ヘッドフォンコードを束ねるスリットがあります。気が利く~

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

絶対にカタログに載るような話では無いですが,こうした細かい気遣いが,日々使っていて楽しくなります。

Windowsの起動音はうっとおしいですが(笑。仕事を連想させるからだろうか?)


使用レポート(いまいちな点)

正直言って,不満点はほとんど無いのですが,敢えて挙げるとすれば下記の3点が改善されると嬉しいです。

電源が専用充電器

そんなに充電しまくるわけではない(公称:5時間持ち)ですが,充電器が専用品のため,気軽にあちこちで,というわけにはきません。

一見,mini USBに見えますが,専用充電器のコネクタです。

一見,mini USBに見えますが,専用充電器のコネクタです。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

この点,他社のヘボ機種(後述のLogitec)やSONYの機種ではUSB充電タイプもあるので,そちらの方が個人的には助かります(会社のPCでちょいと失敬する)


服に付けるときにボタンを誤操作しがち

S605は,こんな小さいボディに7個もボタンを付けたため,「どこもかしこもボタン」と言う状態です。これは,前述のように操作性向上には寄与しているのですが,反面,押したくないときにも触ってしまうという難点もあります。

服に取り付けるために握ると,たいていはどこかのボタンを押してしまいます。

しかし,電源スイッチをロック側にスライドさせれば,どのボタンも無効になりますので,ちゃんとそうやればいいだけなので,慣れの問題かな?という気もします。


絶対に使わないヘッドフォンが付いてくる

S605はヘッドフォン・レシーバーの一体型ではなく,ミニジャックであれば好きなヘッドフォンを使うことができます。

なので,手持ちの,比較的お値段が張ったヘッドフォンを使っているのですが,パッケージには「数百円では?」と思われる華奢なヘッドフォンが同梱されています。

おそらく,一生涯で一度も使うことなく朽ち果てていく,同梱のヘッドフォン。いらないであります。

大昔,デジカメに付いてきた2MBのコンパクトフラッシュなどと,同じ運命をたどると思います・・。

その分,すこし値引きして欲しいなり(^^)


まとめ

というわけで,全体的に非常~~に満足しているS605。全体的に操作性の悪いbiblioですが,音楽再生の面では大幅に改善されました♪

もちろん,これで通話もできちゃいます(小さなマイクが内蔵されている)から,携帯本題は鞄の中に入れっぱなしでも問題無しです。

以前購入したヘボ機種(後述するLogitec)とは大違いで,日々快適に使っています~♪
(^^)おしまい


【おまけ】
あ,さんざん「後述する」と書いていたLogitecを忘れていた。

いや,忘れもしない,Logitec LBT-AR200C2。あらゆる面で絶望的なBluetoothレシーバーでした。どういう基準で「よっしゃ,これでいこう!」という経営判断がされたのか,不思議でなりません。

右が超お気に入りのS605。左が超ダメダメなLogitec。金返せ~

右が超お気に入りのS605。左が超ダメダメなLogitec。金返せ~

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

Amazonのカスタマーレビューなどでも酷評されいますが,具体的にどうダメダメなのかと言うと,,,

ボタンが少なすぎる!

LBT-AR200C2には,「再生・ストップ」「前」「後」の3つしかボタンがありません。S605の7個に比べて半分以下です。まぁ,FMボタンの分を差し引いても,ちょうど半分です。

当然,あらゆる操作は「長押し」「複数押し」の嵐です。

電源ON/OFF
「再生・ストップ」ボタンの長押しです。しかし,再生ボタンの長押しは,Bluetoothの決まりで「リダイアル」を意味します。このせいで,何度も何度も,携帯でリダイヤルしてしまいました。最悪・・・。

音量UP/DOWN

「再生・ストップ」と「前」「後」の複数押しです。信じられないことに,音量の増減が複数押しです・・・。しかも,完全に同時に押さないと,曲が止まったり,前後の曲にスキップします(むしろ,その方が多い)

ラウドネス・サラウンド効果もどきのON/OFF

後述する音質設定は,「前」の長押し(ラウドネス),「後」の長押し(サラウンド)です。それぞれ,3段階ありますがインジケーターもなんもないので,今どの状態かはサッパリ分かりません。ONでもOFFでも音質が絶望的なので判定できないし・・・。

音質が絶望的

一昔前の第2世代携帯電話(ドコモのPDCとか)の通話音声を思い出します。

平らな音が続くはずなのに,グルグル音が回ります。おまけに帯域幅がべらぼうに狭くて,高音域は再生不能です。

うっとうしいラウドネス・サラウンド効果?

電源を入れると,ドスドス低音が鳴り響くラウドネスと,さらにグルグル音が回るサラウンドモードになっています。

これを通常状態に戻すには,それぞれ強弱が3段階あるので,「前」キーを3回長押し,「後」キーを3回長押しです。

これだけで面倒くさいのに,電源を入り切りするだけで,また元通りです。さらには,曲を一時停止するだけで設定が初期状態に戻ります!(=ドスドス&グルグルだ!)。よっぽど,このドスドス&グルグル音質に自信があるのでしょうか・・・。

少なくともおいらの携帯とは相性が悪い・・・

上記の不満に比べると,もうどっちでもいいくらい小さいコトに見えてきますが,電源を入れただけでは携帯と接続できません。携帯側で,「付近のBluetooth端末を探す」とやらないと,接続できません。毎回やるのがとても面倒です・・・。


この調子でやっていると,本編以上におまけが長くなってしまいますが,まだまだまだまだ足りないくらい。機能や性能が「足りない」ならまだしも,「意図的に使いにくくしている」と感じるのは不思議です・・・。

Logitec社自体はマウスやキーボードなんかでは優れた製品もあるし,ごく普通のPCサプライメーカーという認識だったのですが,こと音響製品に対しては,絶対的な不信感を抱くようになってしまいました。残念だなぁ・・・。

【2010.1.30修正】

Logitech社とLogitec社は全然違う会社であることが分かりました(thanks 通りがかりのbianchiのりさん)。

Logitech社は「ロジクール」のブランド名で,キーボードやマウスを作っているスイスのメーカー。

Logitec社もPC周辺機器を作っている会社だけど日本のメーカー。で,ダメダメヘッドセットを作っているのは,こちらのLogitec社。もっと頑張ってください・・・。



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とっても使いやすいヘッドセットです(^^)

2010年01月29日 | カテゴリ:  ケータイ | ID: 9700
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