雨中のヤビツで40分切り達成!!(おいらじゃないけど)
大幅タイム更新!! サイコンのモデルが違うけど,気にしない,気にしない・・・。
SONY DSC-TX10前回の挑戦から中1日,今年のGWで2回目のヤビツアタックに行ってきました。
今回は,会社の同期で東京在住のo-don君と一緒。
1年前にロードを購入してやる気満々のo-don君が「一度はヤビツを走ってみたい♪」ということで,ヤビツに関しては大先輩であるおいらが先導して,ヤビツ初挑戦となったのでした。
ま,大先輩の背中を見ながら走って,成長するが良い。わっはっは・・・。
事前準備などなど
前述のとおり,o-don君はヤビツ初挑戦。
コースレイアウトもペース配分も分からんということなので,去年のおいらの自己ベスト(40分20秒)樹立時のコースデータを事前にメールで送付。
おいらはEdge705,o-don君はEdge500ですが,データファイルの構造は同じみたいなので,これで,輝かしいおいらの分身であるバーチャルトレーナー様と一緒に走れることになります(感謝すべし! 笑)
また,おいらの今回の特記事項としては,サドルを普段よりも1cmほど前に出してみました。
ヤビツくらい勾配がきつくなってくると,平地に比べて後ろ荷重になり,脚の重さを生かしたペダリングができなくなるし,ペダルからの反力が大きいので腰に負担がかかるそうです(竹谷 賢二『バイシクルトレーニングブック』参照)。
これを解消するために,普段よりもちょっと前乗りスタイルになるようにサドル位置を変更です。
雨だよ・・・
アタック当日は,天気予報(曇りのち雨)に反して,朝から小雨模様で時々雨脚が強くなるという,あいにくの空模様。
一応,だめもとで伊勢原総合運動公園に車で集合し,雨空の好転を望みながらも1時間ほどダベって過ごすものの,なかなか雨がやみません。
超どんより空。おそらく峠は土砂降りじゃ・・・。
SONY DSC-TX10そこで,当初の予定(運動公園集合→名古木まで自走→アタック→裏ヤビツ周遊)を変更し,とりあえず菜の花台駐車場までクルマで行って,そこで天候の回復を待つことにしました。
この判断は意外と的中し,約40分ほどかけて菜の花台駐車場に着いたころには,かろうじて雨が止んで自転車で走れるような感じになってきました。
なんとか晴れてきたぞ! しかし,o-don号のサドル高さはすごいな(BB-トップで86cmらしい・・・)
SONY DSC-TX10が,路面は完全にずぶぬれウェット状態になっているので,細心の注意を払いながら名古木までダウンヒル。
さて,いよいよスタートです。
どウェット状態の路面。写真はこれ1枚で,超安全運転で下りましょう。
SONY DSC-TX10
いよいよスタート!
いつもの交差点で,いつものように青信号を待ってスタートです。
このときになって,急にo-don君が「俺はマイペースで行くから先に行ってて~」ということで,おいらが先にスタート。
今思えば,これがヤツの作戦だったに違いない・・・。
もう,20枚くらいこの写真撮ったなぁ・・・。
SONY DSC-TX10
序盤(ラップ1~3)
2日前に走ったばかりだし,前日は一日中,東京の上野動物園を歩き回らされたので脚は筋肉痛だったのですが,走り始めてみると思いのほか快調。
心拍は170bpmに抑えつつも,ラップタイムは自己ベストペースよりも数秒速く刻んでいます。
鬼門である2台の信号も無事に青で通過できたし,これは,ひょっとするとひょっとするぞ!
蓑毛激坂区間(ラップ4)
この区間は,いつもの反省にもとづき,相当にパワーセーブして走ってみました。
ラップ4の区間平均では,自己ベスト時は231Wですが,今回は218Wです。
相変わらず峠は悪天候。たぶん,濃霧なんだろうな・・・。
SONY DSC-TX10このおかげで,累積タイムでは逆に自己ベストより6秒遅れとなってしまいましたが,後半に盛り返すだけのパワーを蓄えられたということで,少し前方を走るバーチャルトレーナーの背中を見ながら走り続けます。
もちろん,数分遅れでスタートしたo-don君はまったく視界に入りません。ふふふ・・・。
初めて真横を向いて撮ってみました。しっかし,すごい勾配だよね・・・。
SONY DSC-TX10
菜の花台までの中盤(ラップ5~8)
今振り返ると,この区間でサボってしまったんだなぁ・・・。
心肺は比較的余裕があったのですが右脚の頑張りが利かず,1kmあたり5~10秒ずつ自己ベストよりも遅く,この4kmだけで,20秒も遅れてしまいました。
比較的勾配が緩い中盤でサボってしまいました・・・。
SONY DSC-TX10「いかんなぁ,伸びないなぁ」なんて呑気に構えているうちに,右ハンドルに付けたSPYミラーに,小さくo-don君の姿を発見!!
まさかとびっくりしましたが,なんと,o-don君が追いついてきてしまっているのです!!
余裕で数百mは差があると思っていたのに~。途中,バスでも乗りやがったか!?
菜の花台以降(ラップ9~10)
ミラーの中のo-don君はだんだん大きくなってきます(身長183cmもあるし)。
しかし,こういうシチュエーションこそがモチベーションを上げてタイム向上に結びつくのです。自己ベストのときも,他の人に追走されて全速力で逃げているうちに好タイムでゴールできたのでした。
というわけで,ラップ8の後半あたりから死力を尽くしてo-don君から逃げるようにペースを上げて走りました。
ラップ9もラップ10も自己ベストを上回るラップタイムで走り,特にラップ10は207Wをマークするほどの全力疾走。もう,右脚はまったく力が出ないので,右腕で押し下げてやりながらまさに全筋力総動員で走りました。
が,そんな限界状態のおいらをo-don君はあっさりと抜き去っていってしまいました。しかも,「写真を撮ってるなんて余裕あるじゃんか~」とか言いながら。
ぬほ~,o-don君の巨体が抜いていく~。分かった!そのG4,電動アシストだろ!
SONY DSC-TX10そういうあんたも余裕じゃんか~
轢いて,いや,引いていってくれよ~(笑)
燃え尽きの終盤(ラップ11,12)
長距離,持久系のスポーツはメンタル面が非常に重要です。
前走者に対して「もうだめだ追いつけない」と思うか,「まだまだ追いつける」と思うかでは全然走りが変わってきます。
マラソンでは後続に見えなくなるように,コーナーを曲がったら急に加速して自分の背中を見えなくしてやるのが効果的らしいです。
で,今回はどうだったかというと,菜の花台の展望台から先は霧が濃くなってきていて,ほんの10m先が見えない状態になっていました。
o-don君がおいらを無情にも抜いていったら,なんと,濃霧ですぐに消えてしまいました。
あなたはもう居ない。残されたのは僕一人・・・(淋し)
SONY DSC-TX10この時点で,「あ~,もう無理」という感じになってしまい,ラップ11はラップ10に比べて25Wもパワーダウンしてしまいました。
ラップ11,12は中盤以降ではもっとも勾配が緩い区間でタイムの稼ぎどころなのに,どんどん遅れてしまいました。
o-don君,抜くならこの区間で真後ろについてくれれば,相当にタイムが上がったのに~(笑)
というわけで,すっかりパワーダウンした状態での霧中ゴールとなりました。
さて二人の結果は!?
GWで2回目,今シーズンで3回目のヤビツアタックのタイムは,
ゴール! って,誰もいないじゃん。さっきまで雨だったしね・・・。
SONY DSC-TX1040分47秒
でした。
ま,一応,今シーズンではベスト,過去20回中4位の成績です。
しかし,自己ベストには27秒も届かないし,40分切りにはあと50秒ほど縮める必要があります。まだまだですなぁ~。
さて,最も気になる,ヤビツ初挑戦のo-don君のタイムは,
げは~っ,驚異の36分台! あんた,何者やねん?
SONY DSC-TX1036分40秒
なんじゃ~,このものすごいタイムは!!!
いきなり,36分台ってあんた。デイリーヤマザキあたりから計測開始したんじゃ・・・?(笑)
単純に,おいらより10%以上速いわけですから,たまげてしまいます。
いや~すごい。おめでとう! おいらが引いてあげたおかげだよ!(違うけど)
反省&今後
o-don君は別格なので後回しにして,おいらの反省と今後の展望を。
今回の課題としては,中盤のやる気無さブリが顕著です。
前回のヤビツアタックから導入している簡易パワー分析をしてみると,こんな感じ。
6~8と11ラップを何とかしてほしい・・・。
最終盤は燃え尽き現象でしょうがないとして(これも問題だけど),中盤のサボりっぷりが痛いですね。
しかし,中1日,筋肉痛で望んだ割には比較的好タイムでゴールできたことは明るい材料。
今回はサドル位置をいつもより1cmも前にしたのですが,これもとてもいい感じで作用してくれました。
いつも,終盤で腰が痛くなってきてフォームがグダグダになるのですが,その現象は皆無でした。やっぱり,ヒルクライムではある程度前乗りにした方がよさそうです。
次回も,この調子で頑張れば,なんとか,あと1分くらいは縮められるかもしれません(^^)
万歳三唱(いや,一唱です)
SONY DSC-TX10
さて,o-don君。
なんと月間1000km走っているとの事。
そのおかげで,1年で15kgも減量したそうで,「1kg=10万円」と言われる自転車業界(?)では150万円分の軽量化をしたことになります(笑)
愛車G4号を並べるo-donくん。しかし,でかいよ・・・
SONY DSC-TX10おいらが固定ローラーで30分がいいところなのに,3本ローラーで1時間も乗っているそうで,練習に対する真摯さが比較になりません。
比較になりません,といっているけど,やっぱり比較したくなるので,パワー比較をしてみました。
げは~,すげぇパワー。菜の花台(8ラップ)以降,ぐんぐん伸びていってる~
ひえ~,約300W! なんじゃ,そのパワーは・・・。
体重の差(おいら58kg,o-donくん64kg)はあるとしても,ものすごいなぁ。
蓑毛の激坂では大量消費していますが,その後の出力は比較的安定しています。
おいらがラップ10をピークに一気に燃え尽きているのとは対照的です。
いやはや,すごいものを見せていただきました。
激戦の後のLOOK号。これを洗うのか・・・。
SONY DSC-TX10o-don君は来月の富士ヒルクライム(FHC)にも初挑戦します。
おいらはFHCは3回目の挑戦ですから大先輩になります。
ここはひとつ,大先輩の背中を見ながら成長するがよい。わっはっは・・・は。(どっかで見たような書きっぷりだ。笑)
おしまい。
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