USBを長~~~く伸ばそう! (USBリピータケーブル)
この小さなテーブルで作業するには,床に座らないといけないのです・・・。
Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.86月末に左脚を負傷してから,非常に困ったことがあります。
それは,床に座れないのです。
正座はもちろん,あぐら,体育座り,女座り,姉御座り,ぺったんこ座り・・・,古今東西のあらゆる手法を用いても,左脚が痛くて床に座ることができません。
幸い,我が家はフローリングなので,普通にテーブルに座ればこと足りるのですが,フォトポタ日記の画像処理担当PCであるVAIO Eは設置場所が悪く,操作するには床に座らなければならないのです。
困ったなぁ・・・。
USBで縛られたノートPC,VAIO E
フォトポタ日記の画像処理担当であるVAIO Eですが,それ以外に「地デジを録画する」という,おいらにとって非常に重要な任務を持っています。
リビングの液晶テレビでも録画はできるのですが,家族に内緒のムフフな番組(=自転車関係全般,あまちゃん他)は自分のVAIO Eで録画するので,いつも壁の近くの地デジアンテナケーブル付近に設置しておく必要があります。
作業をやるときだけ地デジチューナーを外してダイニングテーブルに持っていけばいいのですが,録画はおいらが指定したキーワード(自転車,旅,大喜利など)でガンガン不定期に行われるので,常にチューナーをつないでおく必要があります。
さらに悪いことに,先日のSSD化によって本体内のHDDは200GBしかないので,莫大な量の画像・動画を保存するため,外付けのHDDをUSB経由で5~6台もつないでいます。
要するに,VAIO Eは地デジチューナーとHDD接続のために「USBに縛り付けられている」状態になっていて,TV横に置いた小さなテーブルから移動することができないのです・・・。
VAIO Eを縛るモノたち。HDD5~6台,地デジチューナーなどなど。ぐちゃぐちゃだ・・・。
Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8
USBケーブルを延長しよう!
脚の痛みは徐々に直ってきたのですが,正座やあぐら(や他の座り方全般)はまったくできない状態が続いているので,このままではフォトポタ日記の更新が滞る恐れが現実味を帯びてきました(おーばー?)
USBに捕らわれたVAIO Eを解放し,ダイニングテーブルでイスに座って作業できるよう,色々と試行錯誤してみました。
【改善策1】USBケーブルを延長して使う
家にあったUSBケーブル(2m)と,新たに延長用ケーブル(2m)を継ぎ足して,4mのUSBケーブルにしてみました。
しかし,ハードディスクは無事に認識・動作してくれたのですが,地デジチューナーの動作がとても不安定になりました。
もともとトラブルが多いチューナー(I/Oデータ,GV-MVP/GZ3)ですが,4mのケーブルにしたら,スリープから立ち上がったときは確実に認識してくれなくなってしまいました・・・。
スリープから録画できないんじゃ,一年中電源入れっぱなしにしなきゃならないじゃん。
単純に4m延長しただけでは駄目でした・・・。
【改善策2】USBデバイスサーバーを検討
知名度は低いと思いますが,各社から「USBデバイスサーバー」なる機器が販売されています。
これは,ネットワーク(有線,無線)を経由してUSB機器をつなぐことができる装置です。「根元がネットワークになったUSBハブ」みたいなイメージです。
まさにコレですよ!
これなら,HDDやチューナーは部屋の片隅にデバイスサーバーと一緒に置いといて,PCはどこへでも持ち歩けます(^^)
が,I/OデータのHPを穴があく(?)まで良く見たところ,重大な問題があることが判明!
デバイスサーバー経由で地デジチューナーを接続した場合,PCがスリープから立ち上がったときは,チューナーは認識できないとのこと。
アホか! 【改善策1】と同じじゃん!!
もっとでかい文字で書いてくれよ > I/Oデータ。
Amazonの買い物カゴにまで入れてしまい,危うく「レジに進む」ボタンを押してしまうところでしたよ・・・。セーフ。
【改善策3】USBリピータケーブルを使う
【改善策1】では単なる延長ケーブルを使いましたが,そもそも,USB2.0の規格では「延長」は認められていません。
これは,ケーブルが長くなると,ノイズや抵抗などで波形が劣化してしまうという単純な理由のようです。
しかし,たとえ規格上で認められてなくても,ニーズがあれば強引に解決してしまうのが,各種周辺機器メーカーのすばらしいところ(^^)
こういうニーズ(USBをすごく延長したい)に応えるためには,各社から「USBリピータケーブル」なるものが販売されています。
「リピータ」とは,物理層における中継装置。電気的に劣化した波形を整えて,次の区間に送る装置の総称です。
製品にもよりますが,1本で5m程度の長さになっていて,こいつを何本も継ぎ足せば,USB規格の「最長5m」を大幅に上回る,数十メートルのUSBケーブルを作ることも可能になっています。
今度こそ大丈夫そうです。
慎重に,(一番安い)USBリピータケーブルを購入です!
USB2.0用の5mリピータケーブル。数珠繋ぎで20mまでいけます!
Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8
使ってみました,USBリピータケーブル
購入したのは,BUFFALOが出している,5mのUSBリピータケーブル(ヨドバシカメラで1500円でした)。
普通の延長ケーブルと違うのは,末端に電気信号を整えるための装置,リピータが付いているところ。
PCから見れば,ケーブル+ハブというように認識されます。
で,実際にリピータケーブルを使って接続してみました。
VAIO E
↓
リピータケーブル(5m)
↓
USBハブ(5ポート,セルフパワー)
↓
各種USB機器(地デジチューナ,HDD×4台)
片端に付いているのがリピータ。
Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8HDMIも5mにしたので,快適(^^)
Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8大枚(か?)をはたいて購入した,海のものとも山のものとも分からないリピータケーブル。
恐る恐るUSB機器(HDD,地デジチューナー)を接続したら,まずは無事に認識。
続いて,VAIO Eをスリープに移行させて,しばらくして再起動させると・・・,まったく問題なし!ちゃんと認識されています(^^)
部屋の片隅に固め置きした各種USB機器から,延々とUSBケーブルを引っ張り,ダイニングテーブルの上で,優雅にフォトポタ日記の画像処理に専念することができます。
ついでに,HDMIも5mのケーブルを用意しましたので,録画番組を液晶TVで見ることもできます。
1ヶ月も悩んじゃったけど,最初からコレにすればよかったよ・・・。
ただ,HDDの実効転送速度は大分低くなった気がします。5mも離れた先でのHDD同士でのデータコピーでは目に見えて遅くなっている感じがします。
まぁ,今のところ重大な問題ではありませんが,この辺は,後日,ディスクベンチマークで測ってみたいと思います。
相変わらず,人柱的挑戦が多いですが,「うぉ~,USBケーブルを猛烈に延長したいぜ!」という方には参考になればと思います。
おしまい(^^)
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