最大出力16,383Wの男
トレーニングデータを見てみたら,驚きの「最高出力16383W」を発見! 成長したなぁ・・・
この前の日曜日夜,日課の3本ローラートレーニングをやり終えた後,Edge705のデータを見て驚きました。
森本先生の教えに従い,だいたい300Wくらいの出力になるように踏んでいたつもりだったのですが,驚きの16,383Wも出せていました!
これは,なによりも日々の練習の成果が出たものだと自負しているしだいであります(^^)
【おさらい】出力(W,ワット)とは?
自転車バカ(ストイックに坂を登ることに命を懸ける自転車乗りの愛称)の間では,「出力(W,ワット)」はごく普通の用語ですが,一般の方には,「なんで人間なのにワット?電子レンジ?」みたいな感じでしょう。
車やオートバイはエンジンの出力によって,タイヤを駆動して前進しています。こういうのは別ネ。
この出力の大きさは,ワット(W)で表示することができるのですが,あまりに小さい単位なので,普通は「馬力」で表示しています(ちなみに,100馬力のエンジンは約75,000Wです)。
同じように,自転車もライダーの出力によって前進していて,我ら素人自転車乗りの場合,きついヒルクライムで200~250Wくらいの出力が普通で,300Wだとかなり強い人だと思います(森本さんみたいな)。
まとめると,出力とは「ペダルを漕ぐ力」であり,かなりキツイヒルクライムでも,大体200~300Wがいいところ,と覚えておきましょう。
おいらがどれほどスゴいのか?
「自転車バカの出力=ペダルを漕ぐ力」ということが分かったとして,おいらの出力16,383Wがどれほどすごいのか,実例を持ち出して検証してみましょう。
【検証1】競輪選手と比べてみる
トップクラスの競輪選手(例:中野浩一選手)のゴールスプリント時の出力はものすごいものがあり,2,000Wくらいも出せるそうです。
しかし,おいらの場合は,さらにすごくて,その8倍以上も出せています。
つまり,中野浩一選手の8倍も速く走れるのです。たぶん,世界選手権スプリントも10連勝×8=80連勝ほどできると思われます。
競輪選手のゴールスプリントは70km/hくらい出ているそうですから,おいらは8倍の560km/hくらい,ほぼリニアーモーターカー並の速度が出せるのではないかと推測されます。
こんな感じ(笑)
最速581km/hだそうです。
【検証2】富士ヒルクライム2014に出場すると?
まもなくエントリーが始まる「富士ヒルクライム2014」。
おいらは,毎年,1km単位の勾配と通過タイムから平均出力を計算して検証しています(計算方法はこちらを参照♪)
Edge705で計る速度と高度変化から,推定パワー値を計算してプロットしています。
この結果をExcelのゴールシーク機能を使って,「16,383Wだと何分でゴールできるか?」を逆算してみました。
距離24km,標高差1202m,体重58kg,車重8kg(ドリンク込み)で計算したところ,今年の富士ヒルクライムは8分59秒でゴールできることが判明しました!
歴代の優勝記録を見ると,いまだに誰も60分を切れていないようですが,おいらは約9分,ブッチ切りの1位でゴールしております。たぶん,2位以下は1合目にも達していないと思われます。えっへん。
このときの平均速度は160.4km/hと意外に遅い(?)のですが,勾配と空気抵抗を考慮した計算のためと思われます。
それにしても,平均勾配5%の上り坂を,160km/hで走るのですから,キンタマキンタナも縮み上がるほどの爆走です。
ちなみに,同じ計算をヤビツ峠(11.8km,標高差630m)でやると,タイムは4分26秒(159.7km/h)。LEGONでも文句なしにブラックジャージを着させてもらえるタイムです。
あっ,証人が誰も付いてこれないからダメか・・・?(確か,LEGONでは2名の証人が「40分切り」を証明してブラックジャージ認定)
【検証3】ご家庭の電気に生かすと?
一般家庭の電力契約が何Aなのかイマイチ不明ですが,仮に「50A」だとすると,フル稼働で100V×50A=5,000Wです。
おいらの出力は16,383Wですから(言い切ってる・・・),我が家も含めて3軒分の電力を供給することができます! なんて,超エコなんでしょう!
家庭用の太陽光発電も流行っていますが,あちらは晴れた日中しか発電できないという,致命的な欠点があります。
こちらは,時間も天気も関係なく(むしろ雨の日が良い♪),ガンガンと3軒分の電気を発電し続けることができます。すごい~!
たった50Wの扇風機を使って16,383Wを作り出せるのですから,夢の発電方式です(扇風機だけなら330台も駆動できるし)。
まぁ,おいらの場合,ローラー台練習は長くて30分しか続かないという人間的問題と,そもそも発電するなら発電機が必要であり,そいつの発電効率を30%と仮定すれば,4900Wしか発電できないという物理的問題がありますが,野暮なことは言わないでおきましょう(笑)
そろそろ話を畳みましょう(^^;)
このままいくと,脳内妄想が無限に広がってしまい,大変なエネルギーの無駄になりそうなので,ここら辺で話を畳むことにしましょう。
よくよく考えたら,おいらの595号にはPowerTapのような,パワー計測機器は付いていません。なぜ,Edge705にパワーデータ(しかも巨大)が計測されたのか,そちらの方がものすごい謎です。
待てよ?
Edge705のセンサー類はすべて無線(ANT+方式)です。
ひょっとすると,ご近所に軽く16,000Wも出せる御同輩が住んでいて,そちらのデータが無線で飛んできて混信したのかもしれません。
あるある! きっとそうです。
耳を澄ましてその家を特定し,お手数ですが発電機を付けさしてもらって,我が家への電力供給をお願いしたいところです(もちろん,富士ヒルクライムでのアシストも頼みます)。
なぞだなぁ・・・。
まぁ,こんなネタでここまで引っ張る自分もどうかと思いますが,景気のいい話はここら辺までにして,現実の「250Wの自分」に戻ってトレーニング再開です。
おしまい(^^)
【おまけ】
本文中で,「日課のローラー台トレーニング・・・」「日々のトレーニング成果・・・」という表記がありますが,実際には週1or2回くらいです。
出力だけじゃなく,回数(頻度)までサバ読んでおりました。
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