FHC2014参戦記4(大会運営編)

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あれ? 去年までこんなのあったっけ? 毎年少しずつ改善していくFHCです。

あれ? 去年までこんなのあったっけ? 毎年少しずつ改善していくFHCです。

SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA

3回に分けてお伝えしてきたFHC2014参戦記。

最終回となる今回は,計5回参加したプチ常連さん的に大会全体を振り返ってみたいと思います。

会場預かり荷物の実質的廃止

今大会で一番ビックリしたのが,「会場預かり荷物」の実質的な廃止です。

FHCでは,下山用品(おもに防寒装備)を当日朝に集荷し,5合目まで運んでくれる「下山荷物サービス」があります。

5合目に集まった下山荷物。毎年,よくうまく運営できているもんです・・・(感心)

5合目に集まった下山荷物。毎年,よくうまく運営できているもんです・・・(感心)

SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA

「あります」というか,寒いときにはコレが無いと絶対に下山できませんから,大会に必須の仕組みです。

この「下山荷物サービス」とは別に,スタート会場内で荷物を預かり,大会終了時に返してもらえるという「会場預かり荷物」というサービスがあります。

まぁ,要するにクロークなんです。あまり知られてなくて,毎年,比較的すいています。

まぁ,要するにクロークなんです。あまり知られてなくて,毎年,比較的すいています。

SONY DSC-TX10

要するにクロークなのですが,実はとても重要なサービス。

今大会のように超快晴ならいいのですが,FHC2012のように雨や寒いときは,選手集合(6時)からスタート(7時半ごろ)まで,防寒着や雨具が無ければ凍えてしまいます。

雨のFHC2012。こんな状況で1時間半もジャージ姿じゃ待てないっす・・・。

雨のFHC2012。こんな状況で1時間半もジャージ姿じゃ待てないっす・・・。

SONY DSC-TX10

その一方で,レースがスタートすれば防寒着や雨具は不要ですから,置いていかなければなりません。

だから,「会場預かり荷物」サービスがものすごく大事なのです。

このサービスを知らない人たちは,防寒着や雨具をスタートエリアに(盗まれないことを祈りつつ)置いていったり,沿道に捨てていったりしていたものです。

今までこのサービスに締め切り時間は無かったと思うのですが,FHC2014では,なんと「6時」に締め切られることになりました。

ものすご~く改悪です。

クソ寒い大会になったら非難Go!Go!になること間違いなしです。

FHC2015では,会場預かり荷物の締め切り時間を廃止するべきです!



会場レイアウトの変更

年々,参加者が増加するFHC。

昨年までは,北麓公園の駐車場に全員集合してスタートだったのですが,各スタート枠の指定エリアに入りきれない人たちが沢山居て,後方でずっと立ってスタートを待つ姿がありました(FHC2013のときの自分)。

その対策もあって,「自分のスタート直前まで会場に行かない」という戦法もありましたし,その方が楽でした。

今年は,選手集合・スタートは公園本体(トラックフィールド)に変更になったことで,とても快適な広い空間になりました。

今年は広いトラックフィールドに自転車を並べ,選手は自由に歩きまわれたので楽でした(^^)

今年は広いトラックフィールドに自転車を並べ,選手は自由に歩きまわれたので楽でした(^^)

SONY DSC-TX10

自転車は全員がトラックに横たわらせてもまだ余裕があり,選手はその外側でゴロゴロしていることができましたし,会場内を自由に歩き回ることもできました。

スタート枠が後方だと公園外に集合みたいで状況は分からないのですが,少なくとも公園内に入れた前方枠はとても快適でした(クソ暑かったけど・・・)。

去年まではこんな感じ。面的に広がっていて,なにがなんだか・・・。

去年まではこんな感じ。面的に広がっていて,なにがなんだか・・・。

SONY DSC-TX10



記念品(?)について

FHC2013の時は第10回大会を記念して,参加賞のホイールバッグが配られました。

正直,そんなに出来のいいバッグではありませんでしたが,数あっても困らない物なので,練習ホイールの収納や車載用として使い続けています。

今年はこういうのは無いだろう,と思っていたのですが,第11回を記念してか(?),全員にサイクリングベストが配られました。

しかし,このベスト,あちこちに「Funride」のロゴは描かれているものの,「富士ヒルクライム」に関するロゴやイラストなどは描かれていません。

おそらく,Funride誌が主催する各種イベントで使いまわすためだと思われますが,大会参加の記念にもならないベストを,大会参加費用の一部を使って作って配るのはどうかなぁ?という気がします。

不要な人は,その分,10000円という高額な参加費用を少しでも下げてもらいたいところです。


エグゼクティブ・クラスってどうなんだろう?

今年,新設されたのが「エグゼクティブ・スタート」という方式。

参加費+2000円を払うことで,当日,快適にスタートを切ることができる様々な特典を受けることができます。具体的には,

  • タイム順のスタート位置とは別に,エグゼクティブ専用のくつろぎエリアがある
  • くつろぎエリアには専用のトイレや無料ドリンクが用意されている
  • 大会会場内の駐車場が指定される
  • 専用ゼッケンとなり,余白に好きな図柄・写真を入れることができる

といったものです。

非エグゼクティブなおいらはノーマルスタート(だったか?)でしたが,仲間のShigeさんがエグゼクティブだったので,実際にエグゼクティブ・スタートエリアまで行って,様子を偵察してきました。
(Shigeさんは0歳のお子さんも来る予定で家族愛から選んだようですが,天気が良すぎて大変なので結局は来られませんでした)

【エグゼクティブ・トイレ】
おいらがエグゼクティブを選ぶとしたら,いの一番に専用トイレに駆け込むところですが,人数が少ない分,トイレも少ししか設置していなくて,結局は長い列ができていました。ひょっとして,超清潔なウォッシュレットで音楽も流れるなどの高級トイレだったのかもしれませんが・・・(違うと思う)
【無料ドリンク】
スタート前に,自分が飲みなれないドリンクをどんどん飲む気にはなれず,おいらが訪れたときは,会場でも飲んでいる人は見かけませんでした。無料ガリガリ君なら食べるんだけど・・・。
【大会会場内の駐車場】
おいらは会場から4km弱の県営北麓公園駐車場が指定されましたが,ちょうどいい距離・勾配でウォームアップになります。なので,あんまり,会場内の駐車場に魅力は感じられませんでした。やはり,家族連れ向きかな?
【専用ゼッケン】
これは少し良いかも? Shigeさんはもちろん娘さん(0歳)の超カワイイ写真が入っていました。おいらなら,「法定速度順守車」「酒POWER」「8都県市適合車」などの,後続者が腰砕けになるようなオヤジネタを書き込んでおきたいところです。

総じて,家族連れの方など会場でゆっくりしたい人にはアリなのかもしれませんが,どの特典もイマイチ感が漂い,「俺様はエグゼクティブだぜ!」という優越感は,TDL/TDSのファストパスより低そうな感じ。

エグゼクティブ・スタートエリアにある自転車ラック。まぁ,便利といえば便利か・・・?

エグゼクティブ・スタートエリアにある自転車ラック。まぁ,便利といえば便利か・・・?

SONY DSC-TX10

来年は,是非,+20000円くらいのスーパー・エグゼクティブクラスを設置し,非エグゼクティブな庶民をぶっちぎってしまうくらいのスーパーサービスを展開してもらいたいところです。

【エグゼクティブ・アシスト】
主催者派遣のアシスト(早いくせに太っている)が5合目まで鬼引きしてくれる。選手の脚力が足りないときは専用列車の編成もあり。
【エグゼクティブ・山岳スプリット】
山岳スプリット賞が,極楽浄土区間(ほぼ平坦)に設定されている
【エグゼクティブ・ゴール】
専用のゴール地点が,最後の急勾配の直前にある
【エグゼクティブ・マッサー】
専属のマッサーが,桁違いにタイム向上するためのいろんなゴニョゴニョ・・をしてくれる。
【エグゼクティブ・ニュートラルサービス】
ホイールトラブル時,ニュートラルカーから(MAVICなのに)Lightweightやハイペロンなどに交換してもらえる。フレーム・メカ系トラブルの際は満充電のPASやビビもあり。
【エグゼクティブ・うやむやサービス】
上記のサービスを全部やってもタイムがイマイチな時は,外部サイトへこういうゴールにしてくれたり,外部サイトへこんなことが起きたりして,成績不振をうやむやにしてくれる。



来年のFHC2015に向けて

なんだか,最後の方は大喜利のようになってしまいましたが(笑),ここ数年のFHCは,エントリー代の高騰を除けば,全体としてはうまく運営できているのでは?という気がします。
(雨&雪&5合目工事中だったFHC2012は大変でしたが・・・)


ただ,繰り返しですが,悪天候も考えれば「会場預かり荷物」は是非復活してもらいたいなぁ・・・。

個人的には,イマイチ不発な成績に終わりましたが,我がFFWD F4Rに貼ってある「R」のデカールは,Reynolds,RequiemのRであるとともに,Revenge(リベンジ)のRでもあります。

「R」のマークは,Revenge(リベンジ)のマーク。また来るぜ!!

「R」のマークは,Revenge(リベンジ)のマーク。また来るぜ!!

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

来年のFHC2015は,今度こそ1時間20分を切って,ついでに1時間15分も切って,シルバーでリベンジできるよう頑張ろう!

早くしないと,自分がシルバー世代になっちゃうよ(なりかけている?)

以上,計4回にわたってお届けしてきたFHC2014参戦記,これにて千秋楽です。

1年後,また会場で,5合目で,笑顔でお会いしましょう!

ご成長ご清聴,ありがとうございました!
m(_ _)m

スタート直前の様子。来年も,またこのドキドキを!(^^)

スタート直前の様子。来年も,またこのドキドキを!(^^)

SONY DSC-TX10

■「2014年」カテゴリー内の前後記事
2014年06月11日 | カテゴリ:  2014年 | ID: 11069
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