[ヒヤリハット]鵠沼海岸で水没 or レンズ大破未遂
危ない~! 保護フィルターがなかったら,レンズ本体に傷がついて,切腹するところでした・・・。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8このまえの日曜日の夕方。
いつものように海辺に出かけて夕日を撮ろうと,いつものように突堤の上に乗ろうとして,いつものように(ではないけど)海に落ちました・・・(涙)
危機一髪!(ってほどじゃないけど)
この日のおいらは,ほぼフル装備装備の荷物を背負っていました(デジタル一眼レフ,レンズ×2,三脚で約8kg)。
この状態で,高さ1mほどの突堤に,ヒョイってジャンプして乗ろうとしたのですが,予想外に荷物が重くて飛距離が伸びず,完全に両足が突堤上に乗り切れませんでした。
右足はなんとか乗ったのですが,左足はブラブラとぶら下がり,お腹を突堤の上に寄りかけている状態でした(悪ガキが,高い塀を乗り越えようとして,右足だけうまく越えた状態を想像してください)。
赤い矢印のように,砂浜からヒョイッと突堤に上ろうとしたんですが・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9すぐ足元は潮溜まり(深さ10~20cmほど)で,いつもなら長靴で入っていってから,突堤に上るのですが,この日はロードシューズで来てしまっていたので,この潮溜まりを飛び越えつつ突堤に飛び乗る,というD難度の技に挑んだのですが・・・。
明らかにアヤシイ格好をしたおっさん(黒タイツ+巨大リュック+カメラ)が突堤からずり落ちそうになっているのを,たまたますぐ横で遊んでいた親子に目撃されてしまいました。
親:「あ,あぶない!」
子:「がんばれ~,落ちる~」
ゲハッ,グッ,ムフッ・・・,ズルズル・・・ゴチン,ドボン。
子:「落ちた~♪」
親:「あ゛~あ・・・」
こんな状況でした・・・。
何が「ゴチン」したのか?
潮溜まりに落ちたといっても,左足だけ,すねまで濡れただけで大したことはありません(冷たい&砂が気持ち悪いけど)。
問題は,ずり落ちていく過程で僅かに聞こえた「ゴチン」という感触。
明らかにカメラをコンクリートの突堤にぶつけた音です。
このとき,手に持っていたのは,
- Nikon D600(デジタル一眼レフ)
- Nikkor 16-35mm F4G ED VR(超広角レンズ)
- GITZO 0541三脚(カーボン三脚)
という状況でした。
一体,どこをぶつけたのか,もう暗くなってきたから分からず。
心配で心配で,いつもならスーパー素晴らしい写真を撮れる(笑)のですが,こんな超適当な写真しか撮れませんでした。
ネッシー? いえ,サーファーです(^^;)
Nikon D600 + Nikkor VR 16-35mm F4家に帰って,カメラ・レンズ・三脚の傷を探したのですが,どうにも見つかりません。
翌朝,明るい中でもう一度詳細に点検してみて,ようやくぶつけた場所を発見!
おぉ~,危なかった~。レンズはセーフ!
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8ほっ,保護フィルターでした。
このレンズはまだローンが残っている(6回中5回も・・・)状態ですから,もしレンズ本体をぶつけて壊してしまったりしたら,泣くに泣けませんし,切腹モノです。
危ないところでした・・・。
ありがとう,Kenko PRO1D Protectフィルター!
過去にもたくさん・・・
過去を振り返ってみると,実にたくさんのカメラを落としています。
Nikon D70,Nikkor 35mm F2D (2005年10月22日)
装着していた金属製のフードがクラッシャブルに変形してくれて衝撃吸収。
カメラ・レンズ・フィルターは何も異常がありませんでした。
金属フィルターが,くにゃっと曲がってくれました。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8
Nikon D70,TAMRON 17-50mm F2.8 (2007年1月1日)
このときは,保護フィルターは全損になりましたが,幸い,レンズ・カメラに異常はありませんでした。
レンズ・カメラを守ってくれた保護フィルター,殉職 m(_ _)m
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8
SONY DSC-TX10 (2011年4月以降多数)
購入直後から,もう,そこらじゅうで落としまくっています。
防水・防塵・耐衝撃カメラなので,安心して,いつでもどこでも自由落下(^^;)
それでも,さすがは耐衝撃カメラ。今まで,どこも壊れたことはありません!(凹みまくってますが)
SONY DSC-RX100m2 (2014年3月18日)
自宅駐輪場でバイクに乗る直前,設定を色々イジっていたら,手からスルリと落ちました(またかよ②)。
RX100シリーズの特徴の一つである,レンズ周りのコントロールリングが回らなくなりました(涙)
レンズ外周部は「コントロールリング」といって,いろんな機能を割り当てられる操作部なんですが,イマイチ使いにくいので,あまり気にしていません。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dでも,このリング,ほとんど使っていなかったので,今のところ,特に困ってはいません。
このリングのおかげで,レンズを守ってくれたのかもしれません。
Nikon D600,16-35mm F4VR (2014年11月23日)
今回のですね。
保護フィルターが,文字通り,レンズを保護してくれました。
SONY AS-15 (2013年6月2日)
富士ヒルクライム終了後の下山で達成した,過去最高の落下パフォーマンス!!
その落下品質の高さ(?)は群を抜いていて,権威ある落下アワード全部門で1位を独占です。
衝撃的映像,素晴らしい落下クォリティー!
SONY アクションカム
部門 | 順位 | 成績 | 備考 |
---|---|---|---|
落下地点標高部門 | 第1位 | 海抜2300m | 富士五合目 |
落下速度部門 | 第1位 | 42km/h | 走行中の落下ですから |
落下後滑走距離部門 | 第1位 | 約100m | どこまでも転がっていきました・・・ |
落下被害部門 | 第1位 | レンズ全損 | 100mも転がれば傷だらけ・・・ |
落下映像部門 | 第1位 | 一部始終を動画撮影 | 普通,こんな動画撮れない(笑) |
ネタとしても一級品で,落下から回収までの一部始終を動画で収めることができた,唯一の落下事故です。
この落下クオリティーを越える事故とは当分は会えないでしょうし,会いたくもないです(笑)
それにしても,実に多数の落下事故を経験していますね(^^;)
これは,そのうち記事にしようと思っているのですが,どうも,おいらの心の奥底には「いい写真が撮れるならカメラなんて壊れてもいい」という恐ろしい本音が潜んでいるのも原因の一つかもしれません。
とはいえ,実際にぶっ壊れたら,修理や買換予算は無いし,そもそもいい写真が撮れていないという寂寥感のみが残りそうです・・・(涙)
今回も,レンズが無事だったから,こんなネタ書いていられるのです。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8良く考えたら,家族で加入している賠償保険の特約で「携行品損害補償」がありました。
次回,万が一,Nikno D600を落としてしまった際には,この保険を活用して,最新機種のNikon D4Sに買い換えることにしましょう(値段が3倍くらい違いますが・・・)
みなさんも,大切なカメラやバイクを落下させたりしないよう,気をつけましょうね!
おしまい。
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