2015年初の高速回転鍋

1件新しい記事(プロフェッショナルな方との語らい・・・) 1件古い記事(新年あけましておめでとうございます!(寒~))




半永久的に回り続ける鍋の蓋の動画。

先週末にShiro家で撮影された動画なのですが,これはいったい,どういうカラクリなんでしょうか・・・?

  1. コリオリの力(Coriolis force)
  2. 磁気浮上
  3. 量子スピン
  4. グリスが切れたBB

答えは・・・

全部違います~(当たり前です!)

Shiro家は北半球にあるので,コリオリの力は「反時計回り」ですし(そういう問題ではないけど),磁気浮上しても回転力は出ないし,量子スピンは言葉しか知らないし(笑),4.は論外でしょう(笑)

正解は,次の動画のとおり。

単に手で回しているだけです(^^)

それにしても,尋常じゃないくらい,それこそ,グリス切れ寸前のBBのように良く回りますよね。

この鍋は,ビタクラフトサイトへ米ビタクラフト社のものなんですが,同社の鍋独特の,ベイパーシール(Vapor Seal)という現象です。

同社の鍋(と蓋)は,非常に高精度に密着できる設計になっていて,加熱で蒸気が出てくると,鍋と蓋の間に薄い膜が形成され,蒸気や熱が逃げにくくなるようになっています。

旅館の朝食で出される(なぜ限定?)味噌汁茶碗の蓋が取れなくなることがあるかと思いますが,アレの超強力・高精度バージョンと思っていただければいいかと思います。

蒸気が逃げにくいので,最初から水を入れない「無水調理」ができたり,最低出力の弱火でも十分煮込めるなど,いろんな特徴があります。

ビタクラフトの「ベイパーシール」の説明。

ビタクラフトの「ベイパーシール」の説明。

それよりなにより,自転車乗りとしては,この「異常に軽く回る物体」に惹かれてしまうのでありました。

このときは,おいらが味噌汁を作っていたのですが,すぐに動画撮影なんかを始めてしまい,「まじめにやれい!」とツマに怒られてしまいました。

まったく,男のロマン(?)がわからん女には,困ったもんです(笑)

こういう技術って,回転体を支持する方式として実用化されたりしていないのかなぁ・・・?

蒸気タービンとかだと,ありそうですよね(^^)


■「くらし」カテゴリー内の前後記事
2015年01月17日 | カテゴリ:  くらし | ID: 11298
トラックバック: 0
http://garneau.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/7981