村山利男『ヒルクライムトレーニングの極意』

1件新しい記事(2014年4~6月の読書記録) 1件古い記事(BicycleNavi 2015年1月号 「僕たちのロードマン!」)

久しぶりの自転車関係本,しかも,ヒルクライムトレーニングの本。

富士ヒルまで2週間しかないんだから,いくらなんでも間に合わないんじゃない?」という気もしますが,題名から想像される内容とはちょっと違った面白い本。

あまり中身を見ないでダメ もとで買ったのですが,とても楽しく共感できる,「おじさん・おばさんになっても続けられる自転車トレーニング本」でした。

あと2週間しかないですが,少し,自信が出てきた(^^)

村山利男『ヒルクライムトレーニングの極意』

自転車業界,特に,ヒルクライムが好きな人で「村山利男」の名前を知らない人はいないでしょう。

念のために,そのものすごい戦歴を書き記すとこんなところです。

  • デュアスロン全日本チャンピオン(1995年)
  • 乗鞍ヒルクライム6連覇(1998~2003年)
  • 富士ヒルクライム優勝(2005年)
  • ツール・ド・草津優勝(第3,4,5,6,8回大会)

なんて感じで,他にもいろんな大会で優勝しまくっていた,ヒルクライムをやるオジサンたちにとっては憧れの人です。

また,フルタイムワーカーな上に今年で56歳になられるのですが,昨年の富士ヒルクライム(=55歳)でも1時間1分で6位に入っています。

おいらより,ちょうど10歳年上で,ちょうど30分速い感じです(涙)

そんな村山さんが書かれたヒルクライムトレーニングの本ということで,手にとって見た次第です。

ちょっと意外な(?)内容でした(^^)

「ヒルクライマー」という言葉には,どこか,俗世間のしがらみや欲望からはかけ離れ,ひたすら山を登ることだけに打ち込む,ストイックな仙人というイメージがあります。

おいらは俗世間の欲望にまみれ放題なので話にならないのですが(笑),本書を読んでみると,村山さんも仙人からは程遠い生活を送っているようなんです。

一番ビックリしたのは,とにかく酒が好き(新潟在住だし)なようで,猛烈に飲むそうです。

しかし,にそれでは選手としてマズイということで,月~木までは「休肝日」としていて,チューハイ4本に抑えているそうなんですが,全然,抑えてないじゃん!(笑)

クライマーなら,極限まで体重を落としてウェイトレシオを改善したりすると思うのですが,食事もモノスゴクとられるようで,毎晩の晩酌の後に2合も食べているとか,もう(^^)

でも,村山さんの場合,トップヒルクライマーといっても,普通の会社員ですから一年中自転車だけをやっているわけではなく,こうすることによって,「長く,楽しく,自転車を続けている」という感じです。

おいらも,50を過ぎてもここを登りたい・・・(^^)

おいらも,50を過ぎてもここを登りたい・・・(^^)

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

一応,トレーニングメニューなども載ってはいるのですが,それらは本書のスパイスであって,メインは「50歳を過ぎても楽しく,選手として自転車を続けられる極意」ではないかと思います。(逆に,ガチなトレーニング本を期待して買ってしまうと,後悔するかもしれません)

その意味では,以前紹介した,こちらの本(→)にも近いところがありそうです。

現役のプロ選手であれば,生活の全てを練習に注ぐことができるし,機材だって最高のものを選ぶでしょう(いや,プロはプロで本当に厳しいんでしょうけど。特に日本は・・・)

でも,村山さんにしても,森本さんにしても,「サラリーマンなのに速い」というのが,おいら達おじさんが憧れる姿なのかもしれません。

おいらも,

  • 「ガングリオンなのに速い!」
  • 「ローン持ちなのに速い!」
  • 「妻子持ちなのに速い!」

なんて言われてみたいものです。

しかし,いくらなんでも富士ヒル2週間前は遅すぎたな。

来年の富士ヒル(もう?)は, 本書を読んで,もっと一生懸命頑張ろう(^^)


■「本」カテゴリー内の前後記事
■ネットで詳細情報を探す
ヒルクライムトレーニングの極意

2015年06月01日 | カテゴリ:  | ID: 11416
トラックバック: 0
http://garneau.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/8099