A fake stove
おいらは根っからの寒がりなので,暖房器具・防寒具の雑誌記事や広告を見ると,とりあえずは目を通してしまうという悲しい性を持っています(目下の関心事は,先日tamamaさんに教えてもらったmontbellの「ウェストウォーマー」)
そんな,あったかマニアのおいらですが,先日,ものすごいチラシ広告と出会ってしまいました。
ツマが見ていた通販のカタログに載っていたのですが,なにから何までが「疑似」で埋め尽くされた,謎のフェイクストーブ(?)です。
謎のストーブは,暖房器具では有名なデロンギ社の『暖炉型電気ファンヒーターSFA2040J』というストーブ。
簡単に言ってしまえば,昔ながらの電気ファンヒーターなのですが,驚くべきは,随所に盛り込まれた謎のギミック(?)の数々。
まず,一目見れば分かるように,全体のデザインが「暖炉」をイメージして作られています。というか,完全に暖炉です。暖炉から温風が出てくるのです!
でも,見れば見るほど疑問がわいてきます。「電気ファンヒーターなんだから煙突はいらないのでは?」と思うのですが,広告によると「疑似煙突が附属します」とのこと。
「じゃ,暖炉の中で燃えているのはなんなの?」と思うと,「疑似木炭や疑似石炭が標準附属。明るく光って暖かさを演出」と訴えます。
そう,このストーブは,疑似木炭や疑似石炭で明るさを演出し,疑似煙突や全体のデザインで暖炉をイメージさせる,夢のストーブなのです!!
で,肝心の温風はどこから出てくるかというと,暖炉の作りとは全く無関係に,ボディーの一番下のスリットから出てくるようです。
また,「疑似煙突は外せます」「疑似木炭や疑似石炭がなくても運転できます」「疑似炎は調光で暗くできるので寝室でも使えます」と,せっかくの数々のギミックを放棄する表現や,「疑似炎だけの運転も可能」という,ストーブ本来の使命を逸脱した表現も・・・(^^;)
世の中には,「せめて見た目だけでも」というニーズギャップを満たすための「フェイク」が色々あります。「暖炉が欲しいけど住宅事情から無理。でも,せめて見た目だけでも暖炉を味わいたい!」という人がどれだけ存在するのかは謎ですが,大手家電メーカーが自信を持って世に出しているくらいですから,それなりの市場ニーズはあるのでしょう。(本家イタリアではどうなんだろう・・・?)
まさかとは思いますが,寒がりのおいらとしては,送り出されてくるのが「疑似温風」でないことを祈るばかりです(^^)
ちなみに,我が家の主力暖房器具は,こんな感じ。今年の冬もこれで乗り切る予定です!
- 1F=床暖房
- エコキュートの温水と熱交換した不凍液を床に回しています。ミサワ「蔵のある家」のせいで,天井が3.3mもあるので,エアコンやストーブでは天井ばかりが暖まってしまいます。そこで床暖房の登場ですが,一般的にはお高いイメージがあるかと思います。んが,エコキュートは高効率のヒートポンプを格安の深夜電力で回してお湯を作るので,意外なほど経済的です(最初の1年は石油床暖房で目が飛び出ました)。冬になると,おいらとチビ達が床にゴロゴロ転がっているのは,我が家の風物詩です。
- 2F=オイルヒーター
- デロンギです(笑) 6畳の和室に家族全員で寝るのですが,機密性,いや気密性がかなり高い部屋なので,オイルヒーターで十分に暖まり,下手すると暑いくらいです。やけどもしないし,空気も汚さないし,寝室には理想的な暖房器具の一つです。朝,コレがないと起きられません。
- 洗面所=パネルヒーター
- Nikon D70 + SIGMA 10-20mm
着替えをしたりと薄着になることが多い洗面所が寒いとかなりしんどいので,つい先日購入しました。ツマの要望で「タオルを乾かせるヤツ」ということで,富士ホーローの『HL-400』を買ってみました。珍しく,おいらの「暖かくしたい」という意見と,ツマの「乾かしたい」という意見が両立できました(笑) 消費電力は400Wですが,オイルヒーター同様にCOP(成績係数)は1未満ですから,効率ではエアコン・エコキュート類にはまったく勝てませんが,洗面所のような狭いところでチロチロ暖めるには十分なパワーです。12月一杯,楽天で10倍ポイントキャンペーンをやっているので,寒がり or 濡れたタオルが嫌いな方はご一考をどうぞ~
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