[第13回]パーツを交換してみよう!(その2)
やっぱり最初はバーテープから。 どう見てもバームクーヘンですが(^^)
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2Dおいらの自転車パーツ交換歴を振り返る,「パーツを交換してみよう!」の第2回目は,「ハンドル周り編」です。
バーテープの交換に始まり,次はステムを交換し,最後にはハンドルバーを丸ごと交換するという,多くのロード乗りと同じ思考・行動パターンでいじってきました(笑)
ハンドルバーテープ
世代 | メーカー | 型式 | 記事 |
---|---|---|---|
初代 | ルイガノ | ルイガノオリジナル | - |
2代目 | EASTON | コルクの白 | |
3代目 | OGK | CBT-3 | |
4代目 | プロファイルデザイン | コルクのゼブラ柄 | |
5代目 | OGK | CBT-6 | |
6代目 | LOOK | コルクの白 | - |
7代目 | OGK | CBT-3 |
バーテープは消耗品です。使っていると汚れてきますし,クッション性が失われたり,傷んできます。
ですので,心理的に罪悪感を感じることなく(笑),気軽に交換できるパーツです。
おいらは,ハンドル周りは「白」を基調にまとめたいと思っています。デフォルトの「黒」は重く見えてしまい,ロードバイクの軽快さとアンバランスな気がしてしまうのです。
珍しい,交換途中の写真。やっぱり,重い黒(左半分)より,白(右半分)の方が軽く見える!
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2Dそのため,最初はEASTONのコルクタイプの「白」にしたのですが,あっという間に汚れまくってしまいました。
そこで登場したのがOGKのCBT-3ですが,こいつが,まぁ,実に汚れません。まったく汚れません。驚異的に汚れません(しつこい?)
途中,プロファイルデザインのゼブラ柄にしたときはフレームと見た目が合わず,OGKのCBT-6は汚れすぎ,LOOK純正は分厚すぎ,どれもイマイチでした。
おいらの3年にわたるロード人生では,どうやら,バーテープに対してこういう嗜好があるようです。
- とにかく「白」じゃなきゃイヤ!
- あんまり掃除をしないので,汚れないヤツがいい
- クッション性は,まったくいらない
- グリップ性は,あってもなくてもいい
まとめ
バーテープは比較的お安い消耗品(1500円くらい)なので,色々試してみる価値はあります。
ただ,あまりに「クッション性能」を強調したものはどうかな?という気がします。
ロードバイクに慣れてくると,ハンドル・サドル・ペダルの3点支持ができるようになりますから,そんなにハンドルからの衝撃で苦しむことはなくなるはずです。
ハンドル周りに限らず,あまり「体に優しい」パーツに凝りすぎると,結局は「ママチャリ化」してしまったり,かえって全身疲労が増してしまう気がします。
ステム
世代 | メーカー | 型式 | 記事 |
---|---|---|---|
初代 | FSA | 110mm | - |
2代目 | PRO | PLT (80mm) | |
3代目 | POST MODERN | SMICA PRO OS (100mm) | |
4代目 | DEDA | ZERO 100SC (110mm) |
ステムは性能云々以前に,「適切な長さ」が命です。例によって,LGS RHC号はプロを真似して110mmがインストールされていましたが,最初に付いていた大型のドロップハンドルでは,あまりにハンドルが遠すぎました。
そこで,80mmにしたのですが,今度は近くなりすぎ,100mmでいったん落ち着き2年ほど乗り続けました。
しかし,今年3月にフレームをLOOKに交換すると,今度は100mmでは少し近い気がして,結局,110mmに戻ってきました。
この時,「今回の110mm化で最後!」と決めていたので,思い切って,おいらとしては贅沢なDeda ZEROにしました。
Dedaはグラフィックがすっきりしていて交換,いや,好感が持てます。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8まとめ
ステム一つでも,1000円から50000円くらいまでピンキリです。
しかし,一般の人にとっては長さ(と角度)だけが大事であり,製品グレードについてはまったく無関係だと思います。
こんな短いパイプをカーボンにしようが,スカンジウムにしようが,走りにはまっっっっったく影響がありません。
軽量化だってほとんどできません(もともと軽いんだもん)から,下手に強度が少ない製品より,がっちりしたものの方が安心できます。
雑誌等では書きにくいのでしょうが,それでも,「もっとも交換の効果を体感しにくいパーツ」と控えめながら,同じことが書かれていることがあります。
お安いパーツ交換で適切な長さを探り,最後に,気に入った勝負ブランド品にどか~んと交換するのがいいのかな?なんて思います。
(^^)
ハンドルバー
世代 | メーカー | 型式 | 記事 |
---|---|---|---|
初代 | FSA | アナトミック(420mm) | - |
2代目 | FSA | WING PRO31 COMPACT WHITE | |
3代目(うそ) | CHINELLI | ネオモルフェ欲しいな~ | - |
最近の完成車は一般人向けに,フロントはコンパクトクランク,リアは12-25Tなどの軽いギアが付いています。また,ハンドルバーもコンパクトなドロップが主流のようです。
しかし,おいらがLGS RHC号を購入した3年前は,クランクはノーマル(52-39T),リアは11-25Tであり,ハンドルバーはドロップがとてもでかいアナトミックハンドルでした。
アナトミック形状ですから,握るべき部分が限定されているのですが,その部分が自分に合っていなければアウトです。また,そもそもドロップが非常に大きいため,下ハンドルは遙か遠くでした。
最初に付いていたアナトミックハンドル。ドロップがデカイよ・・・。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8ほんの数年前までは,こんな風に,プロ向けの設計の機材が当たり前のように,入門車にまで装着されていました。
色々なスポーツで女性が増えてきていますが,これでは,女性どころか,一般的に欧米人よりも小柄な日本人では男ですら,ハードルが高すぎた(っていうか,ハンドルが遠すぎた)と思います。
というわけで,購入からしばらくは我慢してデカハンドルを使い続けていましたが,1年後にはコンパクトなFSAの丸ハンドルに交換することになりました。
交換後のコンパクトタイプは,こんなにドロップが小さい!
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8
幅
ご存じの通り,おいらは,かなりの痩せ型です。例によって,欧米人向けに作られている完成車のハンドルは,たいていが幅広すぎです。
FSAに交換したことで420mm→400mmに2cmほど幅が狭くなりましたが,とても握りやすくなりました。交換前は,「腕を広げて握っていた」のですが,自然な感じで「前へならえ」をした感じで握れるようになりました。
ドロップ
ドロップもかなりコンパクト化しましたが,これもとても自然です。それまでは,下ハンドルはほとんど握りませんでしたが(っていうか,握れないほど低い位置),交換後は,普通に手を伸ばせば握れるようになりました。
もともと,ヒルクライム好きなので,あんまり下ハンドルを握る機会はないのですが,それでも,向かい風が強い日には下ハンドルを握っています(^^)
トップ部分のフラットな造形
FSAに限らず,トップ部分がフラット(ウィング形状などとも呼んでいる)になっているハンドルをよく見かけますが,個人的には,よけいな造形だと思っています。
最初は,このウィング形状が格好良かったのですが,最近は普通の「丸パイプ」がいいな・・・。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8ヒルクライムをするときには,トップ部分を「握る」ことが多く,「乗せる」という使い方はあまり無いからです。逆に,太くなりすぎることで,トップ部分を強く握って引き付けることに障害になりかねません。
また,メーカーによっては,トップ部分を扁平加工したことで,「エアロ」を標榜している製品もありあすが,ぜっっっったいに効果ゼロだと思います! こんな細い棒(しかも一本だけ)を細くしたって,真後ろの人間の方が何倍も抵抗があります・・・。しかも,ただ扁平につぶしただけで,翼断面になっていない(=結局,後ろ側で空気が剥がれる)ので,本当に効果はゼロだと思います。
普通に,丸いパイプで十分だと思いますが,ロングツーリングでは握り方のバリエーションは多い方が良いし,見た目が格好よくなるのは確かなので,ここらへんはお好みでどうぞ(^^)
まとめ
最近の完成車は,コンパクトなハンドルバーが最初から付いていることが多いですから,意外と交換しなくてもいけてしまうかもしれません。
というわけで,昔の完成車なら文句なしに交換優先順位が高かったのですが,最近の車種であれば,「交換はお好みで」というところなのかな?
カーボンハンドルについては,使ったことがないので全く分からないのですが,重量面のメリットはほぼ無く,振動吸収の方で効果があるのでしょう。お値段と見合うのか,すこし疑問な気がしないでもないですが・・・。
でも,ネオモルフェほしいんだよなぁ・・・(ぼそっ)
おしまい。
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