大幅にパワーアップです!(^^)
待望の新型パソコン。またもVAIOになってしまいましたが・・・。
といっても,残念ながらヤビツタイムでも体力でもなく,パソコンですが(^^)
なんと6年ぶりに新パソコン乗り換えです。
今までのパソコン
ついこの前まで我が家で主力パソコンの位置を占めていたのは、6年前のSONYのテレパソ、VAIO type HX (VGC-HX62B7)です。
購入当時、すでに型落ち品を安く買ったので、スペックは低めでした。まさか6年も使うと思っていなかったのですが、意外と末永く使うことができました。
ここまで長く引っ張れた理由の一つは、このころの主力CPUであったPentium4の性能頭打ちです。動作クロックだけがどんどん引き上げられていきましたが、その手法での性能向上が飽和しつつあり(発熱&漏れ電流問題)、買い換えても期待するほど速くならないこと知っていたからです。
しかし、ほとんどの手持ちソフトは問題なく動いていたのですが、唯一、我がVAIO HX号では荷が重すぎたソフトがありました。それは、NikonのRAWファイル現像ソフト、Capture NX2です。
Capture NX2の遅さは尋常ではなく、VAIO HX号でRAWファイルを1枚ダブルクリックして開くまでには、長いと1分近くも待たされることもありました。
もちろん、画像編集やファイル保存でも同じようなペース(つまり、分オーダー)であり、印刷に至っては最初の1枚は5分くらい待たされることもありました。もはや、昭和の頃のワープロ専用機(「文豪」とか。懐~)を思い出す早さ、いや遅さでした。
ひとたび旅行に出かけると500枚くらいは普通に撮ってしまいますから、家に帰ってからの処理は気が遠くなるような時間がかかります。たいてい、旅行の最終日が近づくと気が重くなってきていました・・・。
新型PC登場!(またも型落ちだけど)
で、いよいよ新型PCを導入することに。
新型PCに求めていたのは下記の条件
- ノートPCであること
(家の中で一番いい場所で仕事をしたいから) - ディスプレーは横1900ドットクラス
(Capture NX2のパレットはデカく、このくらいないと狭いから) - メモリは絶対に4GB以上
(本当はまったく不要なんだけど、Capture NX2が2GB以上を要求するから) - いくら重くてもいい
(家から持ち歩かないから)
これだけです。
CPUの型番やクロックなんかは、どれにしたって大きな差はないでしょう。
どっちにしろ、深いパイプラインをめいっぱい使いきったときの瞬間最大風速ですから,様々なソフトを同時に使い、途切れ途切れに実行している環境では最高性能なんてほとんど意味がありません。
結局、CaptureNX2のためだけにスペックを決めて絞っていってみたのですが、そもそも、1900×1000ドットクラスのディスプレーをつけているノートPCは数えるほどしかなく、あまり悩むことなく、またもVAIOにしてしまいました。
選んだのは、今年の夏モデルのVAIO typte E。15.5インチの大型ノートパソコンです。これをソニースタイルでカスタマイズしてもらい、ディスプレーを1920×1080、光学ドライブをBlu-rayに取り替えてもらいました。
下から順に,VAIO type E,VAIO SR9/K,ポメラ。
で,どうでしょう?
ソニースタイルにカスタマイズを注文から1週間ほどでやってきたVAIO type E。
いつもながら,写真を撮りつつ開封し,初起動の儀を終えました(笑)
期待していた,処理能力向上と大画面はどんなもんでしょう?
開封の瞬間。もっとも心が躍るときである(笑)
起動の瞬間。2番目に心が躍る瞬間である(笑)
処理能力(性能)
ものすごく早くなりました。
Capture NX2を起動するのは10秒くらいですし,RAWファイル(NEF)を開くのは1~2秒しかかかりません。体感速度で10倍以上高速化しました(嬉)。
現在,我が家で稼動しているPC達の間で比較をしてみるとこんな感じです(げ,全部VAIOだ)。
我が家で現行稼動している3台のVAIOのベンチマーク結果
ノートのくせにデスクトップのHXより3倍以上も速い。グラフには載せてませんが,グラフィックは30倍以上速いです。
グラフには載せなかったのですが,グラフィック描画性能はtype HXに比べて30倍以上高速になっています。
ディスプレーを1900ドットに交換すると,CPUへの負担も大きいので,専用のGPU(ATIのRADEON HD5650)がついてきます。これが,描画性能の大幅向上に寄与しているものと思われます。
また,メモリが4GBあるのがCapture NX2の高速化に相当効いています。NX2はどういう設計なのか,死ぬほどメモリを浪費し,type HXのときは実メモリ(2GBに増設済み)を食い尽くして,ハードディスクのスラッシングが起こっていました。4GBあれば,実メモリ内で安定して稼動してくれるようで,NEFファイルを10枚開いてもぜんぜん速度低下しません♪
でっかい画面は?
でっかい画面(普通のA4ノートPCに比べて横が2倍近い)のおかげで,編集効率も格段に向上しました。
Capture NX2以外の場面でも,たとえば,左にエクスプローラー,右にメモ帳を開いてブログ記事を書くことができます。
ただ,あまりに解像度が高すぎるおかげで,文字が小さくなってしまい,長く見続けるにはちょっとしんどいです。職場では同じドット数で24インチのディスプレーを使っていますが,VAIO type Eは15インチですので,かなり圧縮された感じがします。
同じサイズの画像(横1000ドット)を表示させてもこの違い。
やむを得ず,Windows7のDPIスケーリング機能で,ちょっと文字を大きめにして表示してごまかしています。
また,HDMI出力がついているので,我が家の液晶テレビ(37インチ)につなぎ,大画面で写真編集なんかもやっています(本体とデュアル表示もできる♪)。
フォトポタ日記編集風景。ブラウザ2個を余裕で並べられます(^^)
おわり
以上,文字が小さすぎるという難点もありますが,明らかに写真編集効率が劇的に向上しました。
かといって,それが,写真の質の向上につながるわけではないのが少し寂しいですが,これからは,後処理のわずらわしさを気にせずにどんどん撮れるのが嬉しい限り。
ブログ更新速度ももう少し頻度が上がるかな!?
いや,記事を書くのはたいていPOMERAだから,あまり変わりません。今までどおり,週2~3回が限度ですので,気長にお待ちください~(^^)
おわり。
おまけ
高校2年生の時に初めて買ったPC9801M2から,今回のVAIO Eに至るまで,おぼろげな記憶をたどってみました。
(一応,パソコンだけピックアップ。無数に購入したポケコンやPDA類は除く・・・)
メーカー | 機種 | CPU | メモリ | HDD |
---|---|---|---|---|
NEC | PC9801M2 | i8086 @8MHz | 256 KB | なし |
EPSON | PC386M | i80386SX @16MHz | 1024 KB | なし |
Apple | Macintosh SE | MC68000 @8MHz | 4096 KB | 20 MB |
Apple | Macintosh Iisi | MC68030 @16MHz | 5 MB | 512 MB |
Apple | PowerBook 550C | MC68040 @33MHz | 36 MB | 240 MB |
PANASONIC | Let's Note N2T516J5 | MMX Pentium @166MHz | 32 MB | 2.1 GB |
SONY | VAIO SR9/K | Mobile PentiumIII @600MHz | 64 MB | 12 GB |
SONY | VAIO type HX (62B7) | Pentium4 @3.2GHz | 1 GB | 250 GB |
SONY | VAIO type E | Core i5-460M @2.53GHz | 4 GB | 500 GB |
ムーアの法則のとおり,ものすごい勢いで性能が向上していることがわかります。おまけに,最初に買ったPC9801M2は45万円もしたのに,今回のVAIO Eは10万円と,1/4以下のお値段です
消費者としては嬉しい限りですが,そろそろ,日本のメーカーが一生懸命作る製品ではなくなってきている気がして,少し寂しい気もします・・・。
おいらが今まで買ったPCたちの比較。もはや,縦軸は対数目盛りにしないと表示できない。
My First PC。高校2年のときに買ってもらいましたが,おかげで2年間新聞配達をやることに・・・。
- 【2010.11.23追記】
- あちこち誤植があったのを修正。PC9801m2は8MHzであり,5MHzへのスピードダウン切り替えができるのでした。また,Let'sNoteはSHARPではなく,Panasonicでした。
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