即金よりチキン (I want chicken than cash.)
毎年,クリスマスは「チキン」と決まっているShiro家。10年以上続いています・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D自転車に乗っていると,自分よりも年上なのに,自分よりもはるかに速い人によく出会います。ヤビツアタックなんかでは,たくさんの年上の人にあっさりと抜かれていきます。
今中大介氏や片山右京氏みたいな「凄い人」たちならまだしも,自転車趣味をしている人には,とても速い「普通の年上の人」がたくさんいる気がします。
他のスポーツで,40や50歳を過ぎても,まだ若い人たちより速い&強いなんてことは珍しいのではないでしょうか?
何でこんなことがおきるのでしょう・・・?(自分が遅すぎるだけか?)
歳をとると筋肉が落ちる。でもどこの筋肉が?
歳をとると筋肉が落ちてくるのは普通のことで,誰でも知っていることだと思います。
でも,「どの筋肉が落ちてくるのか」については,あんまり知られていないのではないでしょうか?
これは2011年の遅筋,いや,チキン。真っ黒焦げじゃ~(涙)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dロードバイクを趣味としている人なら,筋肉には「速筋」と「遅筋」の2種類があることはご存知かと思います。
反応速度が速いけど持続時間が短い速筋と,逆に,反応は鈍いけど持続時間が長い遅筋。
実際には,それぞれ,TYPE1とか2aとか細かく細分化されているようですが,大くくりではこの2種類に分けられます。
2006年。本当に毎年,遅筋チキンが必ず登場。
そして,最近,初めて知ったのですが,加齢とともに減少していくのは主に速筋のほうであり,遅筋の減少速度は比較的ゆっくりしているそうです。
そう,歳をとると「速筋は少なくなるけど,遅筋はまだたっぷりある」という状態になるそうです。
もちろん,ヒルクライムやロングライドなどで重要なのは速筋ではなくて遅筋。
だから,年長者の方でも,若造たちに負けないでガンガン(というよりスイスイ)上っていく方がおられるのですねぇ,なっとく(もちろん,長年の鍛錬もあるのだと思います)。
まだまだチャンスはある!
ここ数年の自分のデータを見ていると,最大心拍数は少しずつ小さくなってきています。
自転車をやり始めたころ(37歳)は軽く200bpmが出ていたのに,最近ではFHC本番でも最大で190bpm出なくなってきました。
大会 | FHC2013 | FHC2012 | FHC2011 | FHC2009 |
---|---|---|---|---|
年齢(歳) | 44 | 43 | 42 | 40 |
最大心拍(bpm) | 186 | 186 | 190 | 190 |
よく言う,「最大心拍数=220-年齢」よりは上回っているものの,少しずつ歳をとってきている実感があります。
しかし,前述のとおり,筋組成面では遅筋はまだまだ残っているはず!
ちょっと細すぎるよなぁ。もう少し筋力付けたい・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dスプリンターのカベンディッシュの走りは無理ですが,クライマーのパンターニやコンタドール,ロドリゲスの走りならできるかもしれません(できないよ,笑)。
加齢を悲観することなく,これからも,
チキンをキチンと育てていこう!
と決意したところです(結局,この親父ギャグが言いたかっただけか・・・)。
おしまい(^^)
【おまけ1】
スポーツ全般(特に持久スポーツ)に関するQ&A形式で,「ウォームアップの効果はどれくらい持つか」「筋肉痛があるときはトレーニングをやめるべきか」「当日朝は何を食べるべきか」など,楽しく役に立つQ&Aが載っていて役に立つ本です。
書店では新版が出ているようです。買っちゃおうかな?
【おまけ2】
タイトルの「即金よりもチキン」は,「そっきんよりちきん」をATOKで変換したら一発で出てきて笑ってしまったので,そのまま採用したものです。 すばらしい,親父ギャグセンスを持ったATOKに感謝です。
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