FHC2014参戦記1(前日~当時朝)
さぁ,今年もやってきました,北麓公園!(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9ポカポカ日記のShiroです←けっこう気に入っている(笑)
既報の通り,富士ヒルクライム(FHC)は快晴に恵まれ,無事に上って下ってくることができました。
タイム・順位はかなり切ないものがありましたので,そこにはほとんど触れず(笑),5回目となるFHC参戦の様子を紹介していきます~。
意外と不作だったポカ
昨年のFHC2013におけるポカは,25km走行パンク,黄金スプロケット,カメラ落下大破,会場荷物忘れなどなど空前の大漁・大豊作でした(うれしくないけど)。
しかし,大会参加も5回目ともなるとさすがに慣れてきて,今年は大きなポカは無かったと自負しております。
一応,フォトポタ研究所では各種ポカを,以下の3つのグレードで分類しています。
- 重大ポカ(ヘビポカ)
- 普通ポカ(チューポカ)
- 軽微ポカ(カルポカ)
今大会で発生し,研究所で把握できているポカは発生順に以下の通りです。
ポカタイトル | グレード |
---|---|
申告タイム問題 | ヘビポカ |
前日練習やりすぎ | チューポカ |
計測チップ取り付け | カルポカ |
ローラー台アップ | チューポカ |
オフコース! | ヘビポカ |
アクションカム不具合 | カルポカ |
アイス食べすぎて腹壊し | 通常状態 (むしろ軽量化) |
不作と言っているわりには多いし(笑),タイトルだけでは良く分からないポカもありますが,おいおい紹介していく予定です。
前日エントリーの様子
昨年同様,昼には会場入りしました。
去年は「絶対に何か買う!」という変な気合(?)が入っていて,黄金スプロケットを掴まされるという,超ヘビポカをしてしまいました。
その反省に基づき,今年のおいらは「何も買わない,何も足さない」という,サントリー山崎のような心境で臨みました。
Noguさん達と,ぞろぞろ各ブースを見て回るときも,財布には1000円くらいしか入れていないし,ビビッとくるアイテムを見つけても,「何も買わない,何も足さない・・・」と念じ続けました(笑)
色即是空,色即是空・・・。
SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZAまた,今年のFHCは参加人数が増えた(6000→6500)の影響か,スタート地点や選手待機エリアが大幅変更になったほか,会場預り荷物が実質的に廃止(6時締め切り!)など,もう,「別の大会か?」というくらい変わっていました。
なので,翌朝に困らないよう,案内図(今年は配られなくなった)を見ながら,集合場所などを確認しておきました。
何をとち狂ったか,おいらは3000番台。招待選手・女子に続いて,男子の実質1枠です・・・。
SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
前日なのに猛練習
今回,何も買うわけでもないのに急いで会場入りしたのは,
- FFWD F4R type Rのブレーキ号泣を直したい
- Edgeのバーチャルトレーナーの扱いに慣れておきたい
という2つの理由からです。
F4R type Rブレーキ号泣問題解決!
F4Rには,スイスストップのFLASH PROという,「効きは良いけど,磨耗が早い」という性格のブレーキシューが付いてきますが,「ブレーキが激しく泣く」という問題があります。
この泣きはものすごくて,「体重70kgのおばちゃんが,15%の勾配をママチャリに乗ってフルブレーキで下ってくる時の音」に酷似していると,目撃者が語るほどです。
この問題の解消に向け,会場脇の坂道で何度もセッティングを変えて試してみた結果,シューのトーインを付けないと解消されるということが判明しました。
坂を上ったり下ったり,ず~っとブレーキ調整。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9普通,ブレーキシューの泣きを解消するには,リムの回転方向に対して「ハ」の字になるように,少しだけトーインを付けてあげるのが定石だと,ずっと思ってきました。
が,FLASH PROの場合,トーインを付けるとおばちゃんが号泣し,平行にするとウソのように静かになってしまうという,全く逆の振る舞いなのです。
理由や原理は全然分からないのですが,スバルライン全線24kmにわたって,号泣しながら下ってくる事態は避けられました。ほっ・・・。
バーチャルトレーナー猛練習
Edge705のバッテリー老朽化にともない,4月から,こっそりとEdge810Jに切り替えていたのですが,こいつの「コース」機能がイマイチ良く分かりません。
Edge705と同様,事前に登録した走行記録(コースデータ)に基づき,バーチャルな自分がペースメーカーとなって走ってくれる機能です。
例えば,FHC2012の記録(81分)を登録すれば,そのペースでトレーナーが走ってくれるので,それよりも少しだけ速く走れば自己ベストが更新できますし,コースの勾配も表示されるので,ヒルクライムレースにはアリガタイ機能です。
が,どうも,Edge810Jのコース機能は,そのスタートの仕方が良く分かりません。
コースデータを選択して,「開始」とやるとコース機能が開始されるのですが,タイム計測は別にスタートボタンを押す必要があります。
また,コース機能を開始した時点で,スタート地点(タイム計測地点)より手前にいる場合(普通そうだと思います),スタート地点までナビゲーションまでしてくれ,スタート地点になると「開始地点におるけど,どないしまひょ?」みたいなことを標準語で聞いてきます。
色んなダイアログが出てくるし,それとは別にスタートボタンは押さなければならないし,良く分からんのです・・・。
というわけで,「会場を出たところ~信号を曲がる~計測地点~料金所」までの区間を,合計6回練習しました。
簡単に「6回」と書きましたが,計測地点~料金所までは7%勾配が続く,結構な急勾配。
この坂を全力で6回も上る必要があったのか,はなはだ謎です・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9本来はEdgeの操作練習なので,一生懸命走る必要はないし,そもそも坂を登りきる必要は全く無いのですが,どういうわけか,全力で上りきる無駄作業を6回もやってしまい,脚がパンパンになってしまいました。
前日夕方に,こんなに猛練習して大丈夫なのだろうか・・・?
ちゃんと,こういうカルポカも忘れません(笑)
SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA前日夜は珍しく早めにスリープ
夕食は,みなさん参集して山中湖畔のファミレスに向かい,カーボローディング(というか大食い)。
ヒルクライムが好きなくらいですから,みなさん痩せ型なのですが,共通して皆さん良く食べる・・・。
普通に大盛りだし,「定食の後にデザートでグラタン」のような食べっぷり。
みんなで食べまくるFHC前夜。みんな痩型なんですけどね・・・(^^;)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9おいらは,ミートソーススパゲティとピザという苦手な油っこいものを食べてしまい,翌朝の軽量化につながることになります・・・。
また,Noguさんはここら辺から猛烈に体調が悪化していくのですが,その様子はこちらをご覧ください(Noguログ)
大会当日の朝
去年までの大会では,車で会場に向かう途中からお腹が痛くなり,長~いトイレ行列に並んで「計量化」に励むことになっていました。
しかし,今年は前夜のコッテリ晩御飯,日中に4個も食べたアイスのおかげで,すっかりおなかの調子が狂い,朝3時半に起きたところからずっとトイレにこもりきり。
まぁ,さっぱりと軽量化した状態で朝4時半にホテルを出られたので,会場ではトイレに並ぶ必要がなくなりました。人間万事塞翁が馬です(笑)
美しい逆さ富士! 今回,D600+大口径ズームレンズで撮った唯一の写真・・・。
Nikon D600 + Nikkor VR 24-120mm
3本ローラーで格好良くウォームアップ!
去年に続き,今年もウォームアップ用に3本ローラーを持ってきました。
一緒に駐車場入りしたキューマルさんが軽量化の行列に並んだので,おいらは3本ローラーでアップに入ります。
右端に見えるのが,いつもの3本ローラー(Eliteのアリオン)
Panasonic LUMIX GM1 + G VARIO 12-32mm F3.5-5.6が! 決戦ホイール(MV32T・F4R)に超高圧(今回は14気圧)タイヤで3本ローラーをやるのは初めて。
マイカーに左手をつきながら3本ローラーに乗って漕ぎ始めるのですが,も~~~のすごく不安定で,左右にブレまくります。
フロント変速がインナーになっているので,シフトアップしたいのですが,怖くて左手が(車から)離せません。
辺りには準備を進める女性ライダーの姿もチラホラあり,ここで下手にブッ転んではイケメンライダーとしては大幅減点間違いなし。
そこで,「いけね,ちょっと忘れ物が」という風体を装って,一度ローラー台から降りて,無意味に車の周りを1周走りながらフロントをアウターに持ち上げます。
でもって,またローラー台に乗るのですが,まだまだ不安定。
いつも使っている重戦車ホイールなら慣性がでかいので,10km/h・40rpmくらいまで落として走れるのですが,この日は40km/hまで回しても不安定で,なかなか左手を離して離陸する勇気が出ません。
しかし,いつまでも左手を車に置いて片手運転やっているのなら,何のための3本ローラーなのか意味不明ですし,女性ライダー達の視線が気になります。
そこで,リアもトップに入れて,60km/hくらいまでブン回してみて,ようやく左手を離して自立運転ができるようになりました。
しかし,視線を少しでもずらすと,前輪が暴れ放題になって脱輪しそうになるので,真っ直ぐ前を向いて,ひたすらに超高速運転を続けます。
内心,怖くてしょうがのですが,周囲の人から見れば,「脇目もふらずにブン回す,ストイックなライダー」に見えていることでしょう。ムフッ♪
ブン回すこと10分ほど(疲れて限界)でウォームアップ終了。
さぞ,周囲の女性ライダーの方々は憧れの視線を送ってきているだろうと思ったのですが・・・,
げっ,誰もいない! 俺っていったい・・・。
SONY DSC-TX10脱輪が怖くて真正面しか見れていなかったのですが,いつの間にか,周囲からは誰もいなくなっていました(涙)
この日はバカみたいに暑くてたまらん天気。「そもそもウォームアップって必要だったのか?」という根源的な疑問を抱きつつも,キューマルさんと記念写真を撮って出発です。
その直前,過去2大会で,なんの打ち合わせもお話もしていないのに偶然遭遇してきたayumiさんと,またも遭遇。
ayumiさんの方から声をかけてきてくれたのですが,毎年,良く気が付いてくれるなぁ~と驚いてしまいました。
こんな写真を(一生懸命)撮っているところで,ayumiさんに見つかってしまった(^^;)
SONY DSC-TX10が,スタート前から無駄に汗だくになりつつ,自転車写真を撮り続けている「余裕があるのか無いのか分からない変な人」となれば,たぶん,おいらしかいないのでしょう(笑)
ひとしきりお話してから,検討を誓い合って,いよいよ会場へGOです!
(つづく)
さぁ,みんな集まってきたよ~(^^)
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