「ヤビツ40分切り」の時期を科学的に検証する

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初めてのタイムアタックはNoguさんと一緒でした(44分32秒)

初めてのタイムアタックはNoguさんと一緒でした(44分32秒)

RICOH GX100

ヤビツ峠に通い始めたのは,2010年5月,Noguさんに連れて行ってもらった時から。

それから4年,合計35回ものタイムアタックを重ねています。

いったい,いつになったら,目標である「40分を切る!」は達成できるのでしょうか・・・?

実は先週もこっそりとタイムアタックに行っていて,例によって40分は切れない結果を見ているうちに,ふと疑問に思ったもので(笑)

どれくらい近づいているのか?

おいらは,ヤビツに限らず,過去に自転車で走った記録を,どんなに短い距離・時間でもかまわず記録に残しています。

それによると,過去4年のヤビツタイムアタック記録は以下の通りです。

2010~2012年にかけて自己ベストを更新しましたが,その後伸び悩みちゅう・・・。

2010~2012年にかけて自己ベストを更新しましたが,その後伸び悩みちゅう・・・。



挑戦を始めた当初は45分を超えるような遅タイムでしたが,すぐにタイムが向上し始めたため「ひょっとして簡単にクリアできるのでは?」と勘違いしてしまい,当面の目標を「40分」と定めたのでした。

最初の年は41分59秒までしかタイムを縮められませんでしたが,翌2011年5月には40分20秒,2012年には40分12秒まで近づくことができ,目標達成は秒読みかと思われました。

しかし,2013,2014年は自己ベストを更新できないまま今に至っています。

どれくらい,「40分」まで近づいているのかを見るために,上のグラフを,成績順にソートしてみたのが以下のグラフです。

赤い線(40分)まで,あとほんの少しなのに~!!

赤い線(40分)まで,あとほんの少しなのに~!!



どうでしょう? 40分のところに越え難いラインが存在しています。

限りなく近づいていくのに,決して越えることのできない線。

中学校で習った,反比例グラフに出てくる「漸近線」です。

ほんと,あともうちょっとなんですよねぇ・・・。

たった0.5%(=12秒÷40分12秒×100%)速く走ればいいだけなんですけど・・・。



目標達成時期を科学的(?)に分析してみた




【手順1】おいらの成長を示す魔法の数式を得る

過去のタイムアタックの成績分布は,1つ目のグラフの通りです。

グラフを遠~くから見ると,「浮き沈みはしているけど,全体としてはなんとなく進歩している」様子が,うっすらと見えませんか?

えっ,見えない?

しょうがない,ビルゲイツさま謹製の表計算ソフト,Excelの近似曲線機能を使って,その「進歩している様子」を示してみましょう。

手順は以下の通りです。

  1. グラフ種別を折れ線グラフに変更する
  2. グラフの線をクリックして,「近似曲線の追加」を選択
  3. 多項式近似を選択。次数は適当(今回は「3」)

こうやって描いたのが下のグラフ。

おいらの成長ブリが近似曲線(黒線)で示されています。うそくさ~(笑)

おいらの成長ブリが近似曲線(黒線)で示されています。うそくさ~(笑)



青いのが実績値で,黒い太い線が近似曲線。

どうでしょう? 多少の浮き沈みはあるものの,平均的にタイム向上していっているのが一目瞭然でしょう(そうか?)。

このままだと,過去の実績値を近似曲線で表したに過ぎませんが,以下の作業をすることで,なんと将来の推移まで予測できてしまいます。

  1. 近似曲線の書式設定から「グラフに数式を表示する」を選択
  2. 数式表示の書式設定の「表示形式」で「数値」を選択し,有効桁数を20桁くらいに拡張

こうすることで,上記の近似曲線の正確な式,すなわち,おいらの成長を表す魔法の数式を得ることができます。

この操作の結果,挑戦回数によるタイムの変化は以下のようになりました。

「タイム=
 -0.00000025166772457788×挑戦回数^3
 +0.00001630345138472340×挑戦回数^2
 -0.00032215822818227800×挑戦回数
 +0.03132554536965810000」



【手順2】将来のタイムを予想する!

上で求めた数式について,36回目以上(=将来)の値をプロットすれば,近い将来の自分のタイム推移が分かります。

んで,描いてみたのが以下のグラフ。

42回目の挑戦で,悲願の「40分」を達成する(らしい・・・)

42回目の挑戦で,悲願の「40分」を達成する(らしい・・・)



結果は,通算42回目のタイムアタックで39秒45秒を記録し,悲願の40分切りを達成できることが科学的に(笑)証明されました。

すでに36回の挑戦まで済ませてありますから,あと6回のアタックで目標達成です。

検証過程に一切の不確定要素や意図的な改ざんもありませんから,Natureも太鼓判を押してくれるでしょう。もし間違えているとしたら,責任は全部ゲイツにあります(笑)

にしても,36回目以降のタイム向上が尋常じゃないペースで,このまま10回くらい挑戦すると,20分台も夢ではないのではないかと,自分の才能の素晴らしさに今更ながら驚かされます。

いやぁ,未来は明るい。

・・・

以上,タイムが完全に頭打ちになりつつある,中年オヤジの脳内山岳王妄想でした。

秋だな,秋。


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2014年07月02日 | カテゴリ:  ヤビツ峠 | ID: 11091
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