工作少年の日々よ再び! TAMIYAの工作セット
小さい頃に,工作をしたことがあるというお父さんは多いことと思います。
その中でも,TAMIYAの模型や工作キットをいじったことがあるというお父さんも,なかなか多いのではないでしょうか。
実はおいらもその一人で,小学生の頃には「タンク工作キット」や「バギー工作キット」といった,モーターで動く木製の工作キットに夢中になっていました。
そして,時は流れて30年後。まったく同じキットが,我が家にやってきました!
きっかけは,5月にカハク(国立科学博物館のことを,ツウはこう呼ぶのであります)に行ったとき,帰りのおみやげコーナーで,ユウキチ君が買った「歩くティラノザウルス工作キット」。
数枚の木と電池ボックスやモーター,ギアボックスなどを組み合わせ,2足歩行する恐竜が作れるという工作キットです。小学生の頃のおいらは,ほとんど同じ構成の工作キットを作ったことがあり,懐かしさで目頭が熱くなりました(おーばー)
この工作キットのいいところは,木でできているところ,です。
最近の大型オモチャ屋さんなんかで売っているキットは,簡単にパチンパチンとはめるだけで作れるプラスチック製が主流です(大抵が「工具不要」です)。一方のTAMIYAの工作キットは,主体がカマボコイタのような木の板です。
なので,ネジで部品を固定するにも力(とコツ)が必要ですし,できあがりも,なぜかほのぼのした風情が漂います。また,なんせ木でできているが故に,完成してからも,削ってみたり,他の木を合体させてみたり,末永く遊び続けることができます。ティラノザウルスは,いつの間にか電池ボックスが外され,長さ5mくらいもあるケーブルで操縦するリモコンザウルスに生まれ変わっています。
そして,今回新たに,ユウキチ君とカズボン君にパパがプレゼントしたのが,「四輪駆動車工作キット」と「バギー工作基本キット」の2台の車キット。ここ1ヶ月ほど,異動に伴う送別会や歓迎会ばかりでお金を浪費してしまったパパが反省し,こっそりためていたへそくりで買ってあげたのでした(って,合計2000円ちょっとですが……)。
水曜日にネット通販(楽天の「ホビープラザ ビッグマン」)で注文し,家に到着したのが金曜日。二人とも大騒ぎして,作りたくてしょうがなかったようですが,なんとか堪えてもらって土曜日にみんなで一緒に作ることに。土曜日は早朝6時(!)から起きて宿題を片付け,おいらが朝練から帰ってきた8時には「早く作ろう!」と待っている状態。
もともと工作が大好きで手先が器用なユウキチ君は要所だけおしえてあげれば,ほとんど自力で作ることができました。一方のカズボンは工作が苦手なのですが,やっぱり楽しいらしく,「ちょっと小学2年生には難しかったかな?」というパパの心配も無用のものでした。とはいえ,モーターの配線やグリスの塗布(デュラエースグリス登場!)なんかはパパが手伝い,3時間ほどで完成。
できあがりは写真の通り。
一般的に売っているラジコンやゲームなんかに比べると,どうしようもないくらい原始的で素朴な物です。リモートコントロールできるわけでもないし,ライトも点かなければ,疑似のエンジンサウンドも出ません。でも,やっぱり自分の手で作った物は,誰かに買ってもらう完成品のオモチャとは全く別物。
高度なオモチャや電子機器が溢れている現代ですが,子ども達の頭の奥底には,やっぱり,こういう手作りのおもしろさを楽しめるDNAが隠されているのだと思います。
完成から2時間ほど,テレビもゲームもやらず,おやつもジュースも飲まないでひたすら二人で遊び続けていました。さらに,午後からは3人で図書館に出かけ,工作の本を探しては読んでいるところです(おいらは,勉強コーナーでこの記事を書いています)。
工作キットは,わずか1000円ほど。かなり高度な,リモコン操縦できるブルドーザーとかになっても2500円ほどで買うことができます。ゲームばかりで会話をしなかったり,「ポケモンバトリオ」に1時間も並んでいる(あれは疲れるのだ……)よりも,ずっと楽しさと経験を積むことができます。
全国の工作好きのお父さん,昔を思い出して,お子さんと工作をやってみましょう! ただ,くれぐれも,「あ~ダメダメ,オレに貸してみろ!」にならないように気を付けましょう。
(^^;)
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