[第3回]必須用品(その1)

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ツーリングに出かけるだけでこの荷物。まぁ,ゴチャゴチャといろいろあるなぁ...。
ツーリングに出かけるだけでこの荷物。まぁ,ゴチャゴチャといろいろあるなぁ...。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

スポーツバイクを始めるには,あまりに多くのブツ(工具やウェア,消耗品類など)を揃えなければならず,この趣味をスタートさせる際の「壁」の一つになっているのではないかと思います。

しかし,実際には「無くてはならない物」だけでなく,「あった方が便利な物」や「あった方がいいかも」や「いつかは俺も欲しい!」なんてモノまで,その必要度合いは千差万別です。

そこで,今回から数回に分けて,スポーツバイクを始めるに当たって,最低限揃えなければならない物を紹介していきたいと思います。

自転車

当たり前です。これが無ければ始まりません。でも,自転車については専門書や雑誌等で沢山紹介されているので,おいらごときが細かく触れるつもりはありません(し,2台しか持っていないのでよく分かりません...)

ただ,2年ほどやってみて気づかされたのは,「性能云々より自分が気に入っているかどうか」が大事だということ。

重いし,そもそも女性用フレームだけど,それでも好きなLGS SIX号。
重いし,そもそも女性用フレームだけど,それでも好きなLGS SIX号。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

正直言って,競技者を目指すのでなければ,ポタにしてもツーリングにしても,一日の大部分は「公道を直進する」です。であれば,正直言って,車体全体の重量も,フレームの剛性やしなり具合も,どんな自転車を買ったって,そんなに大差がない気がします。パーツグレードも同様かな?という気がしています。

TIAGRAだって,ちゃんと走れます♪(あ,この場合,「止まれます」か…)
TIAGRAだって,ちゃんと走れます♪(あ,この場合,「止まれます」か…)
RICOH Caplio GX100

特に重量に関しては,雑誌やカタログ等において,「数値で比較できる唯一の項目」といっていいので,この点にこだわる方は多いと思いますが,自重(=体重)を考えれば,グラム単位の軽量化はあまり最初からこだわる必要はないと思います。

買ってからは,「軽量化」という改造は趣味の一つとして確立されていて,おいらも大好きですが,それが性能や快適さに結びついているかというと,ほぼ「NO!」と言って大丈夫と思います。性能よりも軽くすること自体が楽しいのです(わはは) ですので,あまり最初からいい自転車(は軽いのです)を買っちゃうと,購入後の大きな楽しみの一つである「軽量化」ができなくなってしまいます。

15kgのLGS SIX号でも8kg台のLGS RHC号でも,簡単に100km以上走れますから,性能云々よりも,「自分が好きかどうか」で買って大丈夫だと思います。

それに,必ず(?),2台目,3台目と増えていきますから......(^^)


ヘルメット

これはもう,絶対に必ず,mustな必須の用品です(くどい?)。

過去,LGS RHC号で1回だけ,新しいヘルメットを買いにショップに行ったときだけ,ノーヘルで走ったことがありますが,なんだか,ものすごい引け目を感じて走った記憶があります。

ヘルメットの効用は実にいろいろあります。

自分の頭を守ってくれる
当たり前ですが,転倒や衝突したときの頭部への衝撃を減らしてくれます。ちなみに,2年間のスポーツバイク歴では,1回だけ,LGS SIX号で砂利道でこけたときに頭を守ってくれました。

よく「自己責任で」といいますが,この言葉を聞いたり使ったりするときに,ほんの少し違和感を感じます。自分の体への傷や衝撃は,自分以外の誰にも受け止めることはできず,必ず,自分がすべて引き受けます。事故の相手が交通法規を無視していようが,道路に穴が開いていて落車しようが,誰に瑕疵があっても痛い思いをするのは自分です。物が壊れたり,財産を失ったりするのとは異なり,改めて「自己責任で」と言うまでもなく,最初から自分の責任だと思うのです。

相手に迷惑をかけない

交通事故になった場合,自分が頭部を打って大怪我した場合よりも,ヘルメットをかぶっていて大して怪我しなかった場合の方が,ぶつかった相手に与える社会的な影響も小さくて済むと思います。相手が車の場合だけでなく,同じスポーツバイクやママチャリの場合も同じです。ヘルメットをかぶることには,相手にも優しいのです♪

周囲にやる気を示す

派手なウェアを着て,ヘルメットをかぶっている自転車乗りが車道を走っている場合,自動車の運転手からすると,「あ,自転車バカがいるよ。結構気合い入っているな。抜くの面倒くせぇなぁ...」と感じるのではないかと思います。この,「結構気合い入っているな」と思ってもらうことが大事です。たいていは,相当のスペースを取って追い抜いてくれることでしょう。

自分のやる気も盛り上げる

これは個人差があるかもしれませんが,おいらの場合,ポタでもツーリングでも,ヘルメットをかぶってストラップを「パチン」と嵌めると,「さぁ,走るか!」という気になります。自分自身に気合いを入れる,やる気を盛り上げるスイッチになっています(ビンディングを嵌めるときにもそう感じます)。

同業者(?)との一体感が得られる

別にノーヘルライダーが×というわけではないのですが,おいら個人は,ノーヘルの方にはあんまり挨拶をする気になりません。その代わり(?),ヘルメット着用のライダーとはたいていの場合,会釈をするか手を振って挨拶して走っています。バスの運転手みたいですが,意外と気持ちいいもんです(^^)

と,さまざまな効果や裏ドラが付いてくるヘルメット。では,どんなヘルメットが適しているのでしょう。

ショップに行くと,さまざまなデザインのヘルメットが並び,値段も3,000円から30,000円くらいまでかなりの幅があります。

おいらの場合,ヘルメットを選ぶ優先順位は,重量>値段>デザイン,です。今は「世界最軽量(本当はモストロの方が軽いけど)」のLIMAR PRO104(本ブログ内の紹介記事へ購入顛末はこちらをどうぞ~)ですが,その前に使っていたヘルメットは本当に重かった。100kmくらい走ると,首が痛くなり,顔を上げて走るのがしんどくなってきていました。PRO104は約200gしかないので,丸一日走っても,ヘルメットをかぶっていることを忘れてしまうくらいです。

自称,「世界最軽量」ヘルメットのLIMAR PRO104。でも,本当に軽くて楽ちん。良いメットですよ~♪
自称,「世界最軽量」ヘルメットのLIMAR PRO104。でも,本当に軽くて楽ちん。良いメットですよ~♪
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

値段の方は,頑張っても15,000円までかなぁ,と思います。正直言って,発泡スチロールをくりぬいただけのブツですから,これ以上のお値段は,どっか,製造や流通過程,マーケティング方針などに重大な誤りがあるような気がします。または,最初からプロレベルの競技者しか相手にしていないとか...。

最後にデザイン。極端に大きいとか,白っぽいヘルメットは,全体的に「キノコ頭」になりがちですから,この点だけを気を付ければ,あとは好みの問題かとおもいます。んが! ファッション全体に言えることですが,自分が思っているほどは,周囲の人は気にしていないのも,また真実。

おいらがPRO104に変えたとき,自分的にはとっても似合って格好良くなったつもりだったのですが,家族の誰一人としてヘルメットが変わったこと自体気が付いていません(涙) METなんてすごく格好いいんですが,たぶん,周りの印象はこんなもんなんだろうなぁ......。

というわけで,いつになく,主義主張が盛り込まれてやたらと長い記事になりましたが,自分の気に入った自転車で,是非,ヘルメットをかぶって,自転車生活をスタートしましょう!



【2008.11.03追記】

日曜日,いつものMARSHさんに出かけていったら,天井からPINARELLOのFP3が吊ってあり,目に入ってしまいました。あまりの格好良さにグラリと来ると同時に,30万オーバーのプライスタグにめまいがしてしまいました。自転車は自分が気に入っていれば十分,と言っていますが,格好いい自転車はもの凄く高いのも事実です。一度自分の自転車が気に入ったら,浮気しないように,自転車雑誌や自転車屋さんに行くときは要注意です(^^)



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2008年11月01日 | カテゴリ:  自転車入門シリーズ | ID: 1119
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