[第5回]必須用品(その3)
2回に渡ってお届けしてきました,スポーツバイク必須用品紹介。自転車本体やヘルメットなどの超必須用品,ポンプ,工具,レーパンなどの準必須用品を紹介してきました。
3回目となる今回は最終回になりますが,必須度合いはだいぶ下がり,「あった方がいいなぁ」程度の用品を紹介していきます。
サイクルコンピュータ(サイコン)
人によっては優先順位が低い場合もありますが,おいらの場合,絶対にmustです(英語変…)。「どんな遠くまで走れたか」が分かるのはすごく楽しく,まして初心者の頃であれば,もっと楽しく感じられると思います。
子供の頃の,前ハブに付けた歯車で回していたスピードメーター(憧れでした…)と違い,現代のサイコンはマグネットセンサーによって計測するため,ほとんど負荷にならない上,速度の他に,距離や平均速度なんかも計れます。
色んな機能があるのですが,特にオススメしたいのは「ケイデンス」計測,すなわち,脚の回転数を測る機能です。普通,走行速度はある程度体感できますが,初心者の頃は,脚の回転数は自分の感覚ではまず分からないと思います。効率よく走るには毎分80~90回転くらいがいいそうですが,その情報を本で勉強して知っていたおいらは,実際に計測したら70回転足らずで大ショックでした。是非,ケイデンス計測機能が付いたサイコンをお選び下さい~。
ちなみに,おいらは,速度,距離,ケイデンスの他,心拍数,温度,高度,斜度,消費エネルギーなんかが分かる,超てんこ盛りサイコン(POLAR CS400です)を使っています。
メンテナンス用スタンド
スポーツバイクにはスタンドがありません。理由は「いらないから」「格好悪いから」「重いから」など色々ありますが,とにかく付いていません。乗っている間は気になりませんし,駐輪するときも,立てかけたり,いっそ倒しておけばいいので問題ありません。<・p>
ただ,室内保管する際にはちゃんと自立しいて欲しいので,スタンドがあった方がいいです。また,リアディレイラの調整などでタイヤを浮かせたいときもありますので,この点でも買っておいた方がよいでしょう。
おいらは,リアタイヤを両側から挟んで立てるヤツと,リアのフレームをちょいと引っかけて持ち上げるヤツの2種類を買いましたが,圧倒的に後者の方が便利でオススメです。お値段も1,000円くらいだった気がします。
鍵(ロック)
残念ながら,自転車は盗難が多いようです。なので,昼食や休憩で自転車を離れるときには,鍵をかけておく必要があります。
鍵には,細いワイヤー錠から超ごっつい鍵まで色んなレベルがありますが,おいらは,LGS SIX号もLGS RHC号も,細いワイヤー錠です。
ロードバイクの場合,普通の人が気軽に乗れる乗り物ではないので,「ちょいとそこまで」と盗む輩は手を出しにくいと思います(サドルはバカ高いし,ペダルはヘンテコだし,ハンドルは果てしなく遠い…)しかし,一般的にロードバイクは高価でありますから,本当にロードバイクそのものが欲しい輩もいるでしょう。でも,そうなると,どんな鍵を付けても持って行かれてしまう気がするのです。
やっぱり,自転車を盗まれないようにするには,鍵だけではなく,「目が届かないところに置かない」に限ると思います。鍵は,抑止力程度の効果しかないと認識した方がいいと思います。なので,まぁ,1000円くらいの細く,軽いワイヤー錠が便利だと思い,2年ほど愛用しています。
サドルバッグ
多くのスポーツバイクのサドルの下には,小さな小さなバッグが付けられています。そして,中には,携帯工具・チューブなどの応急修理セットが入っているはずです。
おいらは,どういうわけか,このサドルバッグが好きで,今までに4種類ほど買っています(OSTRICH→Cannondale→Cannondale→TOPEAK)。んが,ごくごく最近になって,「ひょっとして,サドルバッグ付けてない方がかっこよくないか?」ということに気が付きました。
どうせ,バッグは小型で,入るモノの量はたかがしれていますので,全部まとめてウェストバッグに入れてしまってもたいして嵩張りません。なので,今週末くらいは,我がロードバイク人生初(おーばー),サドルバッグ無しで走ってみようかと思っています。
輪行袋
これは,ひょっとすると,必須用品でいいかもしれません。
コレさえあれば,どんな遠くにだって行くことができます。いつだって,どんなに疲れたって,「電車で帰って来られる」というのは大きな安心感です。
おいらが使っているのは,OSTRICHの超軽量タイプで,丸めるとボトルケージに収めることができ,持ち運びで嵩張りません。ただ,フレームに傷を付けないための,フレーム保護用カバー類が意外と嵩張ってしまうので,現在,ゴムシートやフェルト地などで,コンパクトなカバーを自作中です。
また,輪行袋は,室内保管時に子供にいじられるのを防ぎ,こっそり交換したパーツがツマにバレるのも防止してくれる効果があります。
サイクリングウェア
いまだに持ってないません(涙) 本当は,背中にポッケのある,かっこいいウェアが欲しいのですが,レーパンと同じく,自転車専用になってしまう割にはべらぼうに高いので,二の足を踏み続けてはや2年が経過しています。
ロードバイクの場合はかなりの高速走行なので,ばたつかなかったり,通気性が良かったり,色んなメリットがありそうなので,そのうち,ルイガノのを買おうかなぁ,と思ってはいます。
おしまい
以上,3回に渡ってお届けしてきた,必須用品紹介。ようやくこれでおしまいです。
スポーツバイクを始めるにあたって,とりあえず必要なモノだけをリストアップしたつもりですが,それでも,べらぼうな量になりました。
これ以外にも,パーツのパワーアップや特殊工具なんかを買いだしたら,ぐんぐん用品は増えていくことでしょう。
気が滅入ってしまうかもしれません(逆にウキウキしちゃうかも?)が,一度始めてしまえば,ランニングコストはおそろしく低い趣味ですので,思い切ってスタートしてしまいましょう~!!
(って,11月に言うセリフじゃないな…)
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