[第7回]いつ乗ろう?

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いくらなんでも,これは早起きしすぎな気がしますが・・・(@七里ヶ浜)
いくらなんでも,これは早起きしすぎな気がしますが・・・(@七里ヶ浜)
Nikon D70 + VR24-120mm

「自転車入門」カテゴリでは,スポーツバイクを始めるにあたって,ツマの口説き方から各種用品の購入まで,おもに「物を揃えること」を中心に紹介してきました。(このブログの「本ブログ内の紹介記事へ自転車をいじる」「本ブログ内の紹介記事へ自転車パーツ」カテゴリに相当)

今回はしばらくは,どうやって乗るか,について紹介していきたいと思います(同じく,「本ブログ内の紹介記事へ自転車に乗る」カテゴリに相当)。

まずは,「いつ自転車に乗るか」です。

スポーツバイク乗るという趣味は,10分や30分では済まず,最低でも1時間,長ければ丸1日かけて遊ぶことになります。早朝から夕方まで,100kmを越えるツーリングに出かけるとなると,本人の思いとは別に,家族から見れば,ゴルフに行っているお父さんと変わりありません。

なので,家族とスポーツバイクを両立するのは,勉強と部活に悩む中高生と同じく,中高年にとっては悩みの種の一つなのです・・・。

独身の人や(あ,彼女がいたらもっとダメか…),年に100回ゴルフに出かけてもOKな家であれば問題ないと思うのですが,おいらのように,いつでもパパにまとわりつく小学校低学年のチビ達がいたりすると,そうは簡単にいきません。いったい,おいらはいつ走ったらいいのでしょう・・・?


朝ポタ

おいらの,主力スポーツバイク時間帯です。年間走行距離3000kmの,ほとんどはこれです。

土日の早朝,5時か6時頃に飛び起き(なぜか苦にならない),鎌倉界隈を2~3時間,距離にして30~50kmくらい走り,朝食は何事もなかったように家族と一緒に食べます。

この人達(サーファー)も,朝が好きな人達です♪
この人達(サーファー)も,朝が好きな人達です♪
Nikon D70 + VR24-120mm

グルメを楽しんだり名所を訪れることはできませんが,そういう遠出をするときのために,日頃の練習と思って,毎週末に走り回っています。

冬の早朝には,いつも富士山を見ることができます(^^)
冬の早朝には,いつも富士山を見ることができます(^^)
Nikon D70 + VR24-120mm

それに,早朝の景色というのは,昼間よりもはるかにドラマチックであり,四季の変化に富んだ鎌倉界隈を,早朝の冷たい風を受けて走るのは気持ちがいいものです。

会社を休んででツーリング

前述のように,日頃の朝ポタで積んだ練習成果を発揮するのが,ロングツーリング。

ヤビツの山奥だって,バイクと自分の脚だけで行ける!
ヤビツの山奥だって,バイクと自分の脚だけで行ける!
RICOH Caplio GX100

「ロング」といっても,おいらの場合せいぜい100~150kmくらいですが,それでも丸一日かかってしまいます。土日にコレをやると,家族から総すかんを食らってしまうので,2ヶ月に一回くらい,会社を休んで朝から晩まで遠出をするのです(過去の記録は,「本ブログ内の紹介記事へ自転車ツーリング」カテゴリへどうぞ~)

平日なので,観光地も空いていますし,みんなが働いているときに,自分は遠く離れた田舎道をロードバイクで走るという,その距離感が好きです。このときばかりは,日頃のストレスは完全に忘れ,高ケイデンスで田舎道をすいすい~っと走ります。

根府川の名もなき桜並木。好きなだけ止まって桜を眺める。
根府川の名もなき桜並木。好きなだけ止まって桜を眺める。
RICOH Caplio GX100

ただ,逆に平日である故に,他のスポーツバイク乗りにほとんど出会わないのが少しサミシイかもです。例えば,湘南地区のロードバイク乗りの聖地,ヤビツ峠に登っても,誰一人いませんでした。


チビ達とサイクリング

我が家のチビ達は小学校低学年なので,あまり遠出はできませんが(二人ともルックMTBだし……),ご近所の飯田牧場や江ノ島水族館までサイクリングするのは,結構楽しかったりします。

いつもの,「より良いライディングフォームで」とか「より高いケイデンスで」という,ライディング技術のことはすべて忘れ,15km/hの超のんびりペースで,道ばたの公園で遊びながら目的地まで走ります。

境川CRで飯田牧場を目指す。やっぱり,チビ達とのポタはLGS SIX号です
境川CRで飯田牧場を目指す。やっぱり,チビ達とのポタはLGS SIX号です
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

以前はLGS RHC号で出かけていたのですが,ロードバイクの場合,高速で走ることだけを目的に作られているため,15km/hなんていう低速走行が続くと,非常に疲れます(直進が大変。ケツも痛い)。しかも,砂利道になるたび,パパだけ担いで走ることになります。

小学一年の頃のユウキチくん。片瀬海岸に到着~
小学一年の頃のユウキチくん。片瀬海岸に到着~
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

そこで,最近では,チビ達と出かけるときは,お手軽MTBのLGS SIX号で行くことにしています。これだったら,どんな悪路でも大丈夫だし,超のんびりペースだって疲れません。

やはり,自転車も適材適所が大事です。


それでも土日に行く!

まぁ,前述のたとえのように,休日にゴルフに行くのと同じではありますが,圧倒的に安くて済みます(実は先週,会社のつきあいでゴルフに行きました。あぁ,あのお金があったら,シートポスト交換できたのに……)

丸一日走ったって,食料以外お金がかかりませんから,昼飯を入れても1000~2000円くらいなもんでしょう。大人の男が,丸一日遊んで2000円という趣味は,そう無いような気がします(^^)


まとめ

以上が,おいらの場合の自転車と家庭の両立でした。

もちろん,家庭の事情によっては,「自転車を積んで家族で遠出し,現地でパパだけ走る」といった遊び方や,「往復30kmの自転車通勤」といった理想的な乗り方もあるでしょう。

ただ,スポーツバイクを始める前に,ある程度は「いつ乗る?」を考えておかないと,決して安くはないスポーツバイクが,車庫で眠ることになってしまいます(特に冬)。

今年の夏は,わざわざ実家に持っていって乗り回しました(^^)
今年の夏は,わざわざ実家に持っていって乗り回しました(^^)
RICOH Caplio GX100

もし,そうなってしまった場合は,遠慮なく,おいらにお安く譲ってください(^^)

どんなに時間が無くても,意地でも見つけて乗ります!


■「自転車入門シリーズ」カテゴリー内の前後記事
2008年11月27日 | カテゴリ:  自転車入門シリーズ | ID: 1152
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