Micro pencils

1件新しい記事(Our Rainy Days) 1件古い記事(今日は何月だったかいのぅ?)
巨大なレゴ人形・・・,ではなく,鉛筆が小さいのです(^^)

巨大なレゴ人形・・・,ではなく,鉛筆が小さいのです(^^)

Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8

先日,ユウキチ君(小学3年生)の引き出しを開けたら,ものすご~~く小さな鉛筆達が出てきました。

一生懸命書いて,一生懸命削って,ため込んだマイクロ鉛筆達。なんだかかわいくなってしまってパチリ(親ばかだ・・・)

で,本人に聞くと,これで半年分のようです。

ユウキチ君は,鉛筆をこよなく愛し,普段から実に良く使っています(まぁ,小学生だから普通か・・・)。

落書きをしたり,なんかの設計図を書いたり,迷路を書いたり・・・。先日は急に長編冒険小説を書いていました。

どうやら,学校の宿題作文らしいのですが,原稿用紙20枚も書き続けて,「第8章 なぞのどうくつ」「第10章 たびだち」などと,超巨大作になっているようです。たぶん,おいらの長文大好きDNAが悪さをしているのだと思います。すまぬ,ユウキチ。宿題作文で20枚は多すぎるだろう・・。

小ささもさることながら,よくこれだけたくさん使える(=書く)もんだなぁ・・・。

小ささもさることながら,よくこれだけたくさん使える(=書く)もんだなぁ・・・。

Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8

普段,パソコンと100円万年筆ばかり使っているおいらは,鉛筆はおろか,シャープペンすらほとんど使いません。こんなに小さな鉛筆を見るのは本当に久しぶりで,何十年も前を想いだして懐かしくなってしまいました。

小さな鉛筆を使うためのアダプタ(?)とか使っていたなぁ。もう,あのころには戻れないんだなぁ・・・
(θ_θ)遠い目




【追伸(本文より長いけど)】
鉛筆といえば主原料(?)は「木」。

地球温暖化への関心が高まるにつれ,ますます「木」の二酸化炭素削減効果について注目が集まっているようです。

おいら達は,小中学校で「木は光合成を使って,大気中の二酸化炭素を吸って酸素を作ってくれる」と教わってきました。学校だけでなく,大人になってからも,色んな本や新聞,TVなんかがそう教えてくれました。

でも,もうちょっと詳しく,正しく教えた方が良いと思うのです。

木は二酸化炭素を酸素に変換しているわけではなく(当たり前デス),大気中の二酸化炭素を分解し,炭素を自分の「体」として固定化しているだけです。まぁ,超おおざっぱに言えば,大気中の炭素を材料に自分の体を作っているということです。

一時期,会社の研究所で森林の二酸化炭素の吸収量(シンク)について研究したことがありますが,学校で教えてくれるほど簡単なことではないことを知りました。

木は成長過程でじゃんじゃん二酸化炭素を吸って「体」を作ります。が,老化と共にその速度は遅くなります。また,普通の生き物ですから,呼吸もしていますので,二酸化炭素をはき出してもいます。

この収支を測ることは意外と難しく,色んな議論があります。が,実際には森林の土壌がかなりの二酸化炭素を固定化していることが明らかになってきました。当時のIPCC報告では,森林の二酸化炭素収支は「とんとん」としていましたが,今はどこまで研究がすすんでいるのでしょう?

タップリと炭素を蓄積した森を散策するチビ達。実家(ふくすま)にて。

タップリと炭素を蓄積した森を散策するチビ達。実家(ふくすま)にて。

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

小中学校では,「二酸化炭素を吸収」とか「酸素を作る」ではなく「二酸化炭素を蓄積」と教えて欲しいです。大気中の炭素を一定期間,体や土壌の形で蓄積してくれるのです。

また,生長した木を伐採して材木や家具なんかにした場合,通常はけっこう長く使い続けるでしょうから,その間,ずっと炭素は固定化されたままです。

意外なことですが,「地球温暖化防止のため,木材の使用を控えましょう!」というのは,精神論・道徳論はさておくとして,誤っています。特に熱帯雨林でこのようなことが言われることが多いのですが,熱帯の場合,成長しきった(炭素をたくさん固定してきた)木が倒れると,かなりの速さで分解されていきます。

倒れた木がバクテリアで分解されると,,,残念ながら二酸化炭素(やメタン)になって大気中に放出されてしまいます。あ~,待って~

RHC号唯一のカーボンパーツ。製造過程で大量のCO2を出していますが・・・。大事にしよう(^^)

RHC号唯一のカーボンパーツ。製造過程で大量のCO2を出していますが・・・。大事にしよう(^^)

Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

そこで,炭素でできたバイク,すなわちカーボンフレームのバイクに乗るのはどうでしょう? おいらだったら,フルカーボンのバイクなんて買った暁には,ひ孫の代まで愛用し続けますから,炭素の固定化には相当寄与できると思うんですが(^^)

あ~,やっぱり,カーボンバイク欲しいなぁ~
(こんだけ長~い「追伸」書いておいて,結局これかいな・・・)


■「くらし」カテゴリー内の前後記事
2009年02月26日 | カテゴリ:  くらし | ID: 1929
トラックバック: 0
http://garneau.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/1901