産みの親の愛? 今年のカブトムシ事情

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こちらは去年のカブト君。10月まで長生きし天寿を全うされていました。合掌・・・。

こちらは去年のカブト君。10月まで長生きし天寿を全うされていました。合掌・・・。

Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

今年も暑い夏がやってきました(まだ梅雨明けしていない地方もあるようですが・・・)

そして,我が家には2匹の小学生(♂)がいます。

夏,小学生と言えば,,,そう,カブトムシです!

今年は幼虫から育ててみました

話は昨年の秋にさかのぼります。

近所で行われた芋掘り大会の帰り道,付近の農家のおじさんからカブトムシの幼虫を2匹もらいました(1匹100円)

家に帰って飼育ケースに入れ,待つこと半年。数週間前から,2匹とも土にこもってサナギになる準備をしていました。

サナギになる前は,たまに土を変えたり,水をかけてやってあげるだけで,そんなに手間はかかっていませんでしたが,全部,長男坊(ユウキチくん)が一人で面倒見ていました。

幼虫がサナギになると,毎日,いや,毎食後と言っていいくらい,「もう成虫になったかも」と言っては蓋を開け,みんなに笑われたり,怒られていました。

そうして2週間くらいたったでしょうか,まず1匹目が成虫になって地面にでてきました。メスでした。

一匹目誕生! メスです(^^)

一匹目誕生! メスです(^^)

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

これを見つけたユウキチ君は大喜びするとともに,2匹目が出てこないことを心配し,またもや,毎食後に「もう1匹は出てきたかな?」とケースをのぞく日々が続きました。



2匹目登場! だけど・・・

で,1匹目が出てきてから1週間後の深夜,おいらが寝ようとして通りかかった飼育ケースから音が。そう,2匹目も出てきたのです!

が,2匹目もメス・・・

2匹目も無事成虫になりました。が,またもメス・・・。

2匹目も無事成虫になりました。が,またもメス・・・。

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

小学生にとって,カブトムシと言えば,立派なツノを持ったオスのことを指します。荷物を引っ張らせたり,オス同士で喧嘩させたり,といった楽しみがあります。

また,すでにメスが1匹いますから,2匹目がオスだったらツガイになって卵を残してくれるかもしれません。

なので,おいら&ツマは,「あ~あ,明日起きてきたらガッカリするぞ。『オスを買う!』とか騒ぐだろうなぁ・・・」とため息を付いていました。

ところが,翌朝起きてきて,いつものように飼育ケースを見たユウキチくんは,「やった~! 無事に成虫になってくれたよ! よかったよぉ・・・」と大喜び。出産に立ち会ったパパ状態です。

2匹目ももツノのない,丸っこいメスですが,手のひらに乗せたり,餌台に誘導したりして愛でていました。それからも,毎日餌をあげたり,土を変えたり,せっせせっせと世話を焼き続けています。

せっせと「土換え」をするチビ達。あ,カズボンはカブトムシで遊んでいるだけか?(^^)

せっせと「土換え」をするチビ達。あ,カズボンはカブトムシで遊んでいるだけか?(^^)

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

去年は実家付近の道路で拾ったカブトムシ(ごろごろいるのです)を3~4匹飼っていたのですが,ほとんと見向きもせず,たまに餌をあげるくらいで,全然大事にしていませんでした(気性が荒い連中だったようで,暴れ回って飼育ケースが汚れまくり,中が見えなかったのも原因ではありますが・・・。)

今年は,秋から半年間,産みの苦しみ(?)を味わったせいか,すっかり2匹の親として惜しみなく世話をしているようです。

デパートで外国産巨大カブトムシを買ったりするのもいいですが,純国産の,なんの変哲もないカブトムシを一から育ててみるのも,なかなかよい体験になりそうです。

子どもが大喜びする前日の晩,「あ~あ,メスだよ・・・」とがっかりしていた自分たちが恥ずかしいくらいです(笑)

この夏,カブトムシを飼うお子さんもたくさんおられると思いますが,もし,卵を見つけたら,大事に育てて来年に命をつなげる楽しさもおすすめですよ~♪



おまけ

とは言っても,オスがいないと卵ができないので,今年限りで終わってしまうのも少し寂しい・・・。

と思っていたある日,ふと見た飼育ケースに「オス」がいました(!)

ば~ん,オス登場! 相変わらず強運のカズボンが拾ってきた(笑)

ば~ん,オス登場! 相変わらず強運のカズボンが拾ってきた(笑)

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

犯人(?)はカズボン。本記事初登場ですが,今までなんの世話もしなかったくせに,学校帰りに,偶然オスのカブトムシを見つけて拾ってきたのです。

さすが,強運だけで生き延びてきた次男坊。またも,最小限の労力で最大の宝物をゲットです(笑)

夜になると,土の中から3匹のカブトムシが餌を食べに出てきます。そして,そのカブトムシたちを,2匹の子どもたち(オス)が楽しそうに眺める日々です。


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2009年08月02日 | カテゴリ:  くらし | ID: 2061
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