安静時心拍数を求めよう!(ついでに最大も)

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これは2009年のFHCのときのデータ。スタート前から150bpm。全然安静じゃない(笑)

これは2009年のFHCのときのデータ。スタート前から150bpm。全然安静じゃない(笑)

POLAR CS400データより

多くのロード乗りの方はPOLARやEdge,Cateye,SIGMAなどの心拍計測機能付きサイコンを装着し,日々,鍛錬にいそしんでいることかと思います。

トレーニングにおいては,

(最大心拍数-安静時心拍数)×運動強度(%)+安静時心拍数

というカルボーネンの計算式で,目標とする心拍数を設定したりします。

ところで,「安静時心拍数」って,どんな風にして求めていますでしょうか・・・?

安静時心拍数を測る難しさ

安静時心拍数は,文字通り,「安静にしているときの心拍数」です。

トレーニング関係の本を読むと,朝起きた時点での心拍数を測ればいいとされています。

しかし,少なくともおいらの場合,自転車に乗る日の朝に起きたら,すでにワクワクしていて心拍数が高くなりかけているので,ちっとも「安静時」になりません(笑)

また,朝起きてすぐに,凍り付くように冷たい(オーバー?)心拍計ベルトを胸に装着したら,たぶん,心臓発作を起こして0bpmになってしまいます・・・。

なんとも,難しいものです(?)



寝ている間に解決!

そこで,心拍計(もちろん,心拍計測ベルトの方ね)をつけっぱなしで寝てみることにしました。

多くの心拍計サイコンがそうであるように,Edge705はメモリーにログを残すことができます。

8時間程度の睡眠時間であれば,余裕で記録に残すことができます。

で,心拍計測をしっぱなしで寝てみた結果は,ごらんのとおり。

11時前に寝て,5時に起きて朝ポタしたときのデータ。変動しすぎ?

11時前に寝て,5時に起きて朝ポタしたときのデータ。変動しすぎ?

Edge705から作成

別に,悪夢をみたり,無呼吸になったりしているわけではないのですが,結構,いやかなり,上下動しているのに驚かされました。

なんか,インターバルトレーニングでもしている夢を見ていたのでしょうか(笑)

この日の,寝ている間の最大心拍は28bpmで,最小心拍は84bpm,平均は51bpmでした。

それにしても,28bpmというのは,すごいですよね。

もう,「エンスト寸前」という気がします。2秒に1拍,まさに,スリープモードという感じです(笑)




その日の体調によって大きく異なるみたいですが,おいらの場合,健康&イベント等が無い,ふつうの日の安静時心拍は,50bpm前後であることが判明しました。

めでたし,めでたし。

これで,日々の(全然やってないけど)ローラー台練習でも心拍管理をきちんとやることができそうです。

あ,そうそう,6日のヤビツアタックでは,運動強度99%でがんばろう!(^^)


【おまけ】最大心拍の求め方

こちらは,とても簡単です。

雑誌等では「220-年齢」なんていう簡易計算が載っていますが,あんなものを信じてはいけません。

最大心拍を簡単に測る方法は,ずばり,



近所の激坂を上ってみる

だけです(笑)

たったこれだけ(?)の作業で,かなり正確に自身の最大心拍を求めることができます。

おいらの場合,FHCやヤビツの実績から,190bpmであることが分かっています。

これは,4月のヤビツアタックのときの心拍グラフ。調子がいいときは,スタート直後から180~190bpmを維持し続けられます。駄目なときは,後半にへたれていきます・・・。

これは,4月のヤビツアタックのときの心拍グラフ。調子がいいときは,スタート直後から180~190bpmを維持し続けられます。駄目なときは,後半にへたれていきます・・・。

Edge705から作成



先述の,「220-年齢」よりも10bpmほど上にいます。そもそも,「220-年齢」じゃ,スタート直後の豆腐屋さんで事切れています(笑)

というわけで,ご近所の激坂を全力で(できれば10分以上)上れば,簡単に測定できるはずです。

測定は簡単,回復は大変ですが・・・(^^;)


■「練習」カテゴリー内の前後記事
2011年05月03日 | カテゴリ:  練習 | ID: 10028
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