「ザ・ファイナルヤビツ2011」開催

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ザ・ファイナル丸坂。耐えろ,Reynolds MV32T UL!!

ザ・ファイナル丸坂。耐えろ,Reynolds MV32T UL!!

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar

11月27日(日),今年も晴天の下,神奈川県西部の秦野市において,年に一度の「ザ・ファイナルヤビツ2011」が開催されました。

実行委員長のShiro氏による合図(Edge705のSTARTボタン押し)により,全長12kmの孤独な,そして今年最後の戦いの火ぶたが切って落とされました。

今年最後のヤビツタイムアタック

冒頭で「ザ・ファイナルヤビツ2011」とか言っていますが,なんのことはない,おいらにとって今年最後のヤビツタイムアタックなだけです(笑)。

今年は,11月上旬から左脚をスーパーカイロ(本ブログ内の紹介記事へこいつです!)で温め続けているおかげか,恐怖のガングリオンは未だに痛くなってはないのですが,生来の寒がり体質のため,12月に山からダウンヒルをするのは不可能なことが分かっているため,11月末をもって「ファイナル」としたところです。

帰り道。もう,富士山に雪が積もっています。寒いはずだよ・・・。

帰り道。もう,富士山に雪が積もっています。寒いはずだよ・・・。

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar

本ブログ内の紹介記事へザ・ファイナルヤビツ2010」は11月4日でしたから,昨年に比べてほぼ1ヶ月遅れの店じまいになります。



今年最後のタイムアタックの作戦は?

ずばり,

気合&根性。

これだけです(^^)v

過去のヤビツタイムアタックでは,毎回,新しいパーツや新しい作戦で望んでいたのですが,今回はさすがにネタ切れ(万策尽きた?)です。

ホイールはカーボンになっちゃったし,懸案だったクランクもDURA-ACEになりました。

本ブログ内の紹介記事へ3日前の湘南国際村タイムアタックでは,自己ベスト(って,1回しか計測したことないんだけど)に比べて40秒近くも遅いタイムをたたき出すなど,明らかに脚・体はダメダメ状態。

「ブツもダメ」「体もダメ」となれば,あとは,気合と根性でしょう(笑)

今回は「今年最後だし」という思いがありますから,これを原動力にして火事場のバカヂカラ的にがんばってみましょう。



今回は自走です

本当は,車で菜の花台展望台まで行き,フレッシュな脚で挑戦したいところですが,秋の観光シーズンで渋滞が予想されたので,自走で行くことにしました。

実は普通の日曜日に登るのは,ほとんど初ではないかと思われ,どれくらい道が混んでいるのか読めないというのが本音です。

相変わらず,タイムアタックをやる気が失せてしまうくらい,のどかな金目川CRを北上し,約40kmほど走って名古木交差点に到着です。

ということはヤビツまでのアプローチだけで往復で80km。

たった10kmの上りのタイムアタックのために,合計で100kmも走るのはいかがなものか,という気もしないではないですが・・・。

あらゆるヒルクライマーのやる気を萎えさせる金目川CR。正面の山が大山で,その左肩がヤビツ峠です。

あらゆるヒルクライマーのやる気を萎えさせる金目川CR。正面の山が大山で,その左肩がヤビツ峠です。

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar
ほんと,タイムアタックをやめて,のんびりサイクリングしたくなる風景。富士山がきれいだなぁ・・・。

ほんと,タイムアタックをやめて,のんびりサイクリングしたくなる風景。富士山がきれいだなぁ・・・。

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar




ザ・ファイナルヤビツ2011 スタート!!

ずっと自走してきたおかげで準備運動は十分できています(っていうか消耗してる?笑)。

名古木交差点で,いつもの写真を撮ったら,体が冷えないうちにEdge705のSTARTボタンを押してスタート!!

いつもの場所で,いつもの写真。「START」ボタンを押したら後戻りできない,一人旅にスタートです。

いつもの場所で,いつもの写真。「START」ボタンを押したら後戻りできない,一人旅にスタートです。

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar



序盤(名古木交差点~蓑毛)

快調です(^^)

スタートから30km/hくらいを維持し,豆腐屋さん前の激坂もダンシングで軽く登りきります。

本ブログ内の紹介記事へ5月11日に記録した自己ベスト(40分20秒)時のバーチャルトレーナーを,わずかながら(10m前後)リードしつつ軽快に走れました。

極端な運動不足のときは,この時点(序盤の大出力)で太腿が痛くなってくるのですが,3日前の国際村,今日の40kmウォームアップのおかげで,その心配は回避できました。

ひょっとすると,ひょっとするぞ!?

脚の調子はいいが,写真の調子は悪い(笑) どこにもピントが無い,なぞの写真。

脚の調子はいいが,写真の調子は悪い(笑) どこにもピントが無い,なぞの写真。

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar


中盤(蓑毛の激坂~○坂~菜の花台)

この日は,いつもの12-27Tを装着していたのですが,驚いたことに27Tは使わないまま(=24T)蓑毛の激坂区間を突破できました。

蓑毛の激坂区間は工事中でした。下りは気をつけないとネ!

蓑毛の激坂区間は工事中でした。下りは気をつけないとネ!

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar

さすがに,続く凸凹道(通称「○坂」)では反動でペースが落ちましたが,もともとがんばってもタイムが出る区間ではないので,シッティングで耐えてみせます。

○坂を越えると,何十回走っても覚えられない,似たようなカーブが連続する中盤区間に入ります。

ヤビツの中盤(○坂以降)は,何回走っても覚えられない・・・。。

ヤビツの中盤(○坂以降)は,何回走っても覚えられない・・・。。

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar

この区間では,左カーブで斜度が緩くなるので,直前からダンシングに切り替えて25km/h以上で走ってタイムを稼ぐのがおいらの作戦。

ところが,この日は運が悪く,カーブのたびにバスや乗用車が現れ,目いっぱいインコースを走ることになったり,ブレーキをかけざるを得ない場面もありました(上りなのに。悲!)

が,トータルでは,まだ自己ベストのバーチャルトレーナーより20mくらい前を走っていますから,うまくいけば夢の30分台が見えてくるはずです!! いや,はず「でした」・・・。


終盤(菜の花台~ゴール)

燃え尽きました。

いやぁ,いい感じに燃え尽きました(笑)

菜の花台には観光客がたくさん集まっていて,中には素敵な女子の姿もチラホラ(どこに,そういう余裕があるのか>自分)。

となれば,菜の花台前の大きな右カーブは全力で駆け抜けたくなるのが,おっさんロード乗りとしては自然です。そうでしょう?(そうか?)

コレは妻と行ったとき。あんまり格好良くない(笑)

コレは妻と行ったとき。あんまり格好良くない(笑)

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

で,数段ギアを重くしてダンシングして,びっくりするような速度で右コーナーを駆け抜けて・・・,までは良かったのですが,これで完全に燃え尽きました。

森師匠もおっしゃっていますが,ダンシング(=大出力)を長くやりすぎると決して回復できません。おいらは,いつも10秒未満になるようにしているのですが,無駄にがんばり続けすぎました。

このわずかな戦術ミス(?)のせいで,菜の花台から後のだらだらした上りは,本当にだらだらした走りになってしまいました。

菜の花台~ゴールは3kmちょいしかないのに,へこたれていると限りなく長く感じます。

菜の花台~ゴールは3kmちょいしかないのに,へこたれていると限りなく長く感じます。

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar

しかし,バーチャルトレーナーの野郎がすました顔で今日のおいらを抜き去った途端に,おいらの中の何かが目覚めました。

そうだ,素敵女子のためじゃない,自らに打ち克つためにペダルを回しているのだ!(かっこいい・・・,笑)


というわけで最後の力を振り絞ります。まさに気合&根性。

ヤビツの最終盤は道がぐんと細くなりますが,大きな右カーブのたびに斜度が緩くなります。

この区間で狂ったようにケイデンスを上げれば25km/hくらいは出せますし,割と長い時間,速度を維持することができますので,猛然とバーチャルトレーナーを追いかけました。


しかし,残念ながら距離はほとんど変わりませんでした・・・。

5月に自己ベストを出したときは,後ろから迫りくる本物のサイクリストから逃げるため,まさにこの区間で猛烈なスパートをかけていたのでした(ゴール時は30km/h,ケイデンス120rpm,心拍195bpm。すげぇ・・・)

やはり,バーチャルよりリアルな人間の方がモチベーションが上がるのでしょうか。

結局,最後までバーチャルトレーナーの背中を捕まえることができず,無念のゴールとなりました。


ザ・ファイナルヤビツ2011の結果

せめて自己ベスト更新,と思っていたのですが,残念ながらタイムは

40分26秒

ということで,自己ベストの6秒落ちでシーズンを終えることになりました。

あと6秒! いやいや,40分切りにはあと27秒か・・・。

あと6秒! いやいや,40分切りにはあと27秒か・・・。

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar

【本日の走行データ】
 タイム :40分26秒
 走行距離:11.78km
 平均心拍:179bpm
 最大心拍:186bpm
 平均ケイデンス:73rpm
 消費エネ:765kcal

本ブログ内の紹介記事へ前回の40分25秒に続き,シーズン3位の結果です。

よほどがんばりきったのでしょう,しばらくはぐったりして立ち上がれず,口の中は血の味がしました(なぜだろう?)

ちょっと,菜の花台付近での失策(笑)が悔やまれますが,まぁ,ここまで燃え尽きれば良しとしましょう。


地獄の下り&帰り道

峠の頂上で,かなり長時間休んだ後,いよいよ下りです。

多くのヒルクライム好きもそうでしょうけど,おいらにとって「下り」はまったく不要のおまけ。

怖いし,寒いし,いいことなしです。

一応,この日は(11月としては)暖かかったのですが,真夏でも「下りは寒いのぅ」と感じるおいらですから,予想通り,地獄の寒さでした。

秘儀! 「夏用グローブに100円ゴム手袋防寒」。防風性能100%なので,意外と効果あります。

秘儀! 「夏用グローブに100円ゴム手袋防寒」。防風性能100%なので,意外と効果あります。

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar

冒頭にも書きましたが,左脚ガングリオンの状態にかかわらず,やっぱり,11月いっぱいでファイナルとしたのが正解でした。

寒~い下りの後は,いつものドーナツを食べたりしながら,朝来た道を帰りました。

ザ・ファイナルドーナツ2011。腹が減っていたので2個食べました(計140円也)

ザ・ファイナルドーナツ2011。腹が減っていたので2個食べました(計140円也)

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar
ザ・ファイナル富士山2011。今年見た中では一番キレイ(^^)

ザ・ファイナル富士山2011。今年見た中では一番キレイ(^^)

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar



江ノ島付近を周遊中のNoguさんご一行に会えるかもということで,R134を30km/h巡航で走ったのですが,残念ながら,途中ですれ違ったようです(アホだよ~)。

片瀬海岸のウッドデッキ。Noguさんおらず・・・

片瀬海岸のウッドデッキ。Noguさんおらず・・・

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar

というわけで,自己ベスト更新にはいま一歩届きませんでしたが,選手たちが全力を出し切ったことで,十分に盛り上がった,ザ・ファイナルヤビツ2011。

次回は,実行委員長Shiro氏が,今年のヤビツアタック全10回を振り返る回想記事の予定です。

心なしか元気の無い595号。気にするな,悪いのはキミではない。乗り手の問題だ(笑)

心なしか元気の無い595号。気にするな,悪いのはキミではない。乗り手の問題だ(笑)

Sony DSC-TX10 + Carl Zeiss Vario-Tessar



■「ヤビツ峠」カテゴリー内の前後記事
2011年12月01日 | カテゴリ:  ヤビツ峠 | ID: 10198
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