サイクルチャレンジカップ藤沢参戦記(その2:レース動画編)

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今回はアクションカムを車載して動画を撮ってみました(^^)

今回はアクションカムを車載して動画を撮ってみました(^^)

SONY アクションカム

先日,リザルトだけを速報でお知らせしていた,外部サイトへサイクルチャレンジカップ藤沢(CCCF)参戦記。

今回は,実際の走行の様子を車載カメラによる動画を交えて紹介します。

CCCF用の595装備

今回は,直前まで天気が雨か晴れかで揺れたため,ホイールをアルミ(SHAMAL)にするかカーボン(MV32T & F4R)にするかで悩みました。

加速・減速が多いし,一部ですが斜度10%の勾配もありますから,できればカーボンホイールで行きたいのですが,雨中での使用経験が無いし,落車して壊しても悲しいので,雨ならアルミホイールで行こうと考えていました。

直前の土曜日になって,大会当日(日曜日)は晴れそうだということが分かったので,カーボンホイールで行くことに決定。

タイヤは,ヒルクライムではないので超軽量タイヤではなく,先月から使っていて好調の,Vittoria CORSA CX3です。

本日の装備。カーボンホイールに12-27T(見えないけど)。リアに見えるのは着脱式フェンダーです。

本日の装備。カーボンホイールに12-27T(見えないけど)。リアに見えるのは着脱式フェンダーです。

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

また,たぶんとても重要なことなんでしょうけど,うっかりと,リアのスプロケについては完全に検討し忘れていて,いつもF4Rに付いている,12-27T(10速)のままで臨んでしまいました。

平地レースで「27T」ってどうなのよ?という問題もありますが,これがこれで,意外と役に立ったりしました(^^)


大会会場へのアプローチ

前泊までする富士ヒルと違い,CCCFは家から6kmとご近所開催なので,普通に家から自走です。

前夜の雨が路面に残っていたので,泥除け(TOPEAK DeFender,後日紹介予定)をつけて,大会会場に向かいます。

会場では,「チームOB」のチームメイトNoguさんのほか,「チームAB」のpanpanさん,蜻蛉さん,まえくみさんと合流(OBやABは血液型由来です・・・♪)

ゼッケンやアンクルバンドの付け方で悩んだりしながらも,選手交代エリアに移動してピットを確保。

いよいよ,第一走者であるおいらと,チームABの蜻蛉さんはスタートラインに向かいます。

選手交代エリア。1車線つぶして進入路を作り,歩道上がピットになっています。

選手交代エリア。1車線つぶして進入路を作り,歩道上がピットになっています。

SONY DSC-TX10
スタート地点。心配された天気は,快晴に!(^^)

スタート地点。心配された天気は,快晴に!(^^)

SONY DSC-TX10


いよいよスタート!

選手交代を伴う耐久レースでは,1選手による周回を「スティント」,スティント中の周回を「ラップ」と呼ぶようなので,以下,この2つの用語で説明します。

前夜のチームOB作戦会議では,1周3719mの周回コースを3周走るごとに選手交代する作戦です。その他,特に作戦は無く,強いて言えば「一生懸命走る」くらいです(^^)



第1スティント(パレードラン+3周)

スタート地点である慶応大学構内を出発し,本コースに出てからの最初の1周はパレードラン。

・・・のはずが,ものすごく速いんです。

平地だと40km/hも出ていて,
「こんなに速いパレード,誰か見てるのか?」
と思わせるほど。

あっという間にパレードランが終わって,耐久レースがスタート。

今だから告白しますが(笑),実は2名以上の集団走行は初体験なので,密集状態で走るのはまだ怖くて,かなり距離を置いて走っていました。

また,朝まで降っていた雨で路面が濡れている箇所もあり,慎重に,特にダウンヒル後のコーナーでは後方を確認しつつ,最徐行で走っていました。

そんなことをしていたので,集団から大幅に遅れることに。

まだレースは始まったばかりで集団はバラけていませんから,付近に一緒に走ってくれる選手はおらず,みちのく一人旅状態。寂しかったとです・・・。

まぁ,ツールも第1ステージは個人タイムトライアルだし(笑)




第2スティント(3周)

Noguさんと選手交代して,だいたい20分ほど休憩(1周7分×3周)。

その間,仲間の写真なんかを撮ったりして休憩していたので,脚はリフレッシュ!

集団走行の感覚もつかめてきたので,第1スティントとは比較にならないくらい速いラップを刻めました。

平地でも最高45km/hくらいで飛ばせますから,第1スティントでは8分半もかかっていたのに,第2スティントでは6分半で走れちゃう。

人生初体験の集団パワー,すごいです!



第3スティント(3周)

この辺になると,すっかりレースに慣れてきました。

大集団に入れないときも,2~3人で小さな集団を作って後ろについたり,交代して先頭を引いたり(!),ちょっとレースっぽくなってきました。

また,開催直前まで本気で恐れまくっていた,4箇所のコーナー(90度,90度,120度,90度)についても,40km/h近い速度で走り抜けることができるようになってきました。

実際に走ってみると,意外と「コーナー」がおいらには都合がいいようで,軽量ホイールの影響もあってか,コーナーが終わってからの加速がよく,多少集団から遅れてもコーナーの立ち上がりで追いつく,というパターンができてきました。


第4スティント

ここまで,30km以上走っている(3.7km×9周)のでさすがに脚に疲れが出てきます。

第3スティントまでは,ちょっとの遅れは猛ダッシュで集団に追いつけたのですが,第4では,一度離されるとなかなか追いつけなくなってきました。

特に,前方集団と100mくらい離れるているような,中途半端な距離では判断が難しかったです。

全力,45km/h×10秒で走って追いつければいいですが,それでも追いつけなければ,ただ無駄に脚を消耗するだけで,結局は遅れてやってくる後方集団に飲み込まれます。手元(足元?)に残るのは,膨大な量の乳酸だけです・・・。

快速に乗ろうとしてホームまで猛ダッシュするも間に合わず,次の鈍行列車を待つというのに似ています。

この辺の見極めも重要なんでしょうね(^^;)

周回コースには,長さ100m,斜度10%ほどの勾配区間があります。

第1スティントではなんとも無かったのですが,最終になると,かなりきつくなってきました。

しか~し,おいらには無敵の27Tがあります。

この,平地レースでは常識外れにデカイギアは,このために付けてきたのですよ!(偶然ですが・・・)

結局,27Tのおかげで,アウターで上りきることができ,フロント変速の手間も省けますし,脚を疲労から守ってくれました(もちろん,速度は遅いのだけど)。

ピットインしたときには,制限時間(3時間)が迫ってきていたので,ここでおいらの役目は終わり,あとはNoguさんが走ってそのままゴールとなりました。

結果は,前回お伝えの通り,80チーム中20位と,まずまずの順位を得ることができました。お疲れさまでした~(^^)

燃え尽きた~

まとめ

うまく集団に乗れた周回は6分30秒前後なのに,一人旅になると8分近くもかかってしまいました。

地力となる脚力はとても大事でしょうけど,「うまく集団走行して脚を残しておく」ということが,ものすごく大事なんですね。

上にも書きましたが,前の集団と距離があるとき,「前の集団を追いかける or 後ろの集団を待つ」の選択はとても難しいです。自分の脚力の見極めも重要ですね。

ヒルクライムでは,他人と一緒に走るのは,ペースメーカー・モチベーション維持としては役に立ちますが,あまり風除けにはなりません(ものすごく速い人は別なんでしょうけど)。

平地レースには,ヒルクライムにはない戦略が必要であり,また,そこが面白さの一つだと実感できました。

でも,ヒルクライムのときもそうですが,心拍はだいたい180bpm前後で推移していて,高値安定していました(^^;)

ピット前を激走(?)中のおいら。一応,下ハンドル&ダンシングで加速ちゅう。

ピット前を激走(?)中のおいら。一応,下ハンドル&ダンシングで加速ちゅう。

Nikon D600 + TAMRON 70-300mm

また,今回,楽しく参戦できたのは,チームで,みんなで走れたこと。

自チームのNoguさんはもちろん,一緒に参加したチームABの3人とも協力し合って,選手交代時のアンクルバンド着脱(2名だけだったら,すごく大変! まえくみさんTHX!)や,ピット前通過時の応援,写真撮影など,一人では味わえない楽しさを知ることができました。

普段の,「ひとり」「ヒルクライム」とは正反対の,「みんな」「平地」という場所にも自転車の楽しさが残っていたことに気が付かせてもらい,感謝,感謝です。

「実走編」はこれで終わり,次回,最終回は自分と運営側の反省点についてまとめて,終わる予定です。

それでは~

【本日の走行データ】
 周回数:13
 走行距離:45.48km
 走行時間:1時間28分
 平均速度:30.9km/h
 最高速度:60.4km/h
 平均心拍:172bpm
 最大心拍:193bpm
 平均ケイデンス:93rpm
 消費エネルギー:1061kcal


■「CCCF」カテゴリー内の前後記事
2014年11月08日 | カテゴリ:  CCCF | ID: 11229
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