D70のエライところ - 第2回:いろいろイジれるところ

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どうやってもうまく撮れない・・・。IXY Digital320は黒へのピント合わせが苦手でござる。
どうやってもうまく撮れない・・・。IXY Digital320は黒へのピント合わせが苦手でござる。
Canon IXY Digital320

D70のエライところシリーズの第2回。今回は「いろいろイジれるところ」です。

D70は非常に多くのカスタマイズ項目があり,どうやって数えるのかよく分かりませんが,カタログでは「25項目ものカスタマイズ項目」とうたわれています。

画質に関する各種パラメータの他,ボタンやダイヤル操作の変更,ISO自動コントロールなど,さまざまな設定可能項目があります。

これは「より便利に,自分のあったように変更する」ための機能ですが,実は,「飽きずにいろいろイジり続けられる機能」でもあるのです。

おいらがエライなぁ,と感じているカスタマイズ項目を列挙してみます。

画質パラメータ
ここでも紹介しましたが,画質調整はずいぶん多岐に渡ります。カラーモード(sRGBで2種類+Adobe RGB),彩度,コントラスト,輪郭強調,色相調整などが設定可能です。後発のD50では,コンデジからの移行してきた方を対象とするため,明るめ・高彩度・高コントラストに初期設定されているようですが,D70は,暗め・低彩度・低コントラストです。
いかついD70で,今ではこんな明るいスナップも撮れるようになりました。
いかついD70で,今ではこんな明るいスナップも撮れるようになりました。
Nikon D70 + VR24-120mm, f4.5+1/250s, +1/3EV

おいらもコンデジからの移行組ですから,最初は,あまりの地味な画質に驚きました。でも,いろいろイジったりしたおかげで,今ではこどもスナップも安心して撮れるようになりました。

ボタンの動作設定

これもいろいろと設定変更することができます。初期設定では「サブダイヤルで絞り,露出補正ボタン+メインダイヤルで露出補正」という設定になっています。おいらは小さなサブダイヤルを回すのは苦手なので,絞りはメインダイヤルでやっています。また,露出補正も頻繁に行うので,サブダイヤルだけで一発補正できるように設定しています。他にも,AFロック/AE-ロックボタンの動作も変更できるようです(が,まだやっておらず・・・)。ここら辺は,気に入らなかった場合は根性で慣れなければならないだけに,ユーザーの好みに変更できるのはとてもうれしい限りです。

感度自動コントロール

これも別記事で紹介しましたが,なかなかの機能です。デジカメはフィルムのISOに相当する感度を設定することができますが,高感度にするとノイズが増えてしまいます。そこで,D70は「最低限,維持して欲しいシャッター速度」を設定することができます。例えば,1/30sに設定しておくと,夕方,暗くなってきて1/30sが維持できなくなると,ようやく感度を上げ始めてくれるのです。望遠系のレンズを付けている時は1/250sとか,広角系の時は1/30sとか,石仏のように固まって撮影する自信があるのなら1/8sという具合に,状況に応じて最低シャッター速度を設定できるところが,D70のエライところであり,非常に便利な機能です。(しかし,,,「今,自動制御された感度はいくつになっているか,をファインダーで確認できない」という致命的欠陥も抱えてはいます・・・)

ファインダー内格子線

これは,一部のコンデジでもありますが,構図の確認用に表示される格子線のことです。D70では設定により,これを光学ファインダー内にスーパーインポーズ表示することができます。カメラを始めた頃は,意図せずに傾いてしまった写真が多く,この機能は重宝しました(よくよく調べたら,根本的にCCDが傾いていたという不具合を発見するきっかけにもなりましたが・・・)。また,日の丸構図とならないように気を配る時にも,3分割で表示される格子線はなかなか便利であったりします。

まぁ,現在,設定しているのはこんなもんかと思うのですが,他にも,「ブラケット撮影をする時の順番・コマ数・幅」や「フォーカスエリアが右端の時にさらに右を選ぶと,一周して左に行くか,右のまま止まるか」,「中央部重点測光の測光半径」,「撮影後のプレビューの表示秒数」,「縦撮影した画像をプレビュー時に回転するか否か」などなど・・・。「こんな設定,一生いじらないのでは?」と思われる項目も多々あるのですが,それは人それぞれ。

今や,Nikonも忘れているかもしれない,D70登場時のキャッチコピー「人のデジタル」がまさにこういうところに表れているのでしょう。

何はともあれ,一年経った今でも,たまに設定メニューを引っ張り出し,いろいろ変えてみては「ほっほー」と面白く遊べる,すばらしい機能でもあるのでした。

これにて,第2回目,おしまいであります。



■「D70」カテゴリー内の前後記事
2005年10月10日 | カテゴリ:  D70 | ID: 204
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