D70のえらくないところ - 第2回:「撮影モード切替スイッチ」って一体・・・
D70のウリの一つに「ピクチャーイメージプログラム」があります。
一般的な,P(プログラムAE),A(絞り優先AE),S(シャッター優先AE),M(マニュアル)の各露出モードの他に,コンデジでおなじみの「風景」「ポートレート」「夜景」「スポーツ」などのピクチャーイメージプログラムが付いているようです。
「ようです」と,人ごとのような言い方ですが,理由は「まったく使ったことがない」からです。
今では,なんと,Canon EOS 1D Mark II Nにまで搭載されてしまった機能ではありますが,ガンデジを買う人でピクチャーイメージプログラムを使う人って,どれだけいるんでしょう?
D70のピクチャーイメージプログラムは,「風景」「ポートレート」「クローズアップ」「スポーツ」「夜景」「夜景ポートレート」の6モード。
それぞれのモードでは,
- AFモード(ワンショット,コンティニュアス,至近端ダイナミック等)
- 画質パラメータ(カラーモード,彩度,コントラスト,輪郭強調等)
- スピードライト発光モード
- それぞれに適したプログラムAE(絞り込み or 開放)
などがプリセットされた値にセットされます。
しかし,常時,絞り優先AE&RAW形式で撮っているおいらにとって,画質パラメータは後でいくらでも調整できるので意味が無く,ピクチャーイメージプログラムは「AFとスピードライトのモード変更」機能に成り下がってしまっています。
そして,ガンデジを使うほとんどの人は,このピクチャーイメージプログラムは使っていないような気がします。
約100万円もする1D MarkII Nを持つ人がピクチャーイメージプログラムを使っているのは,ポルシェを買ってオートマで走っているようなショボさを感じてしまいます・・・。
とはいえ,奥さまが気軽に幼稚園持っていって撮りたい時なんかには,「ポートレート」に設定しておけばとりあえず大失敗はないので便利ではあります。
一般ウケするためには,ダイレクトプリント機能やピクチャーイメージプログラム機能など,ほとんど使われないようなものまで入れなきゃならないんだろうなぁ,と思いつつも「あんだけでかいモードダイヤル付けられるなら,AF-CとAF-Sの切り替えスイッチくらい付けて欲しかったなぁ」と思っております・・・
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