D70のえらくないところ - 第3回:こまごましたところ

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35mmF2Dと。最近,ほとんどズームレンズを使ってないな・・・
35mmF2Dと。最近,ほとんどズームレンズを使ってないな・・・
Canon IXY Digital320

2回にわたってお伝えしてきた,D70のえらくないところシリーズ。 あんまり気に入らないところが無く,ネタ切れになってきたので,今回が最終回です(^^)。

ファインダー&モニター以外は,特に大きな問題はなく,今回紹介するのはその中でも,もっともどっちでも良い点ではあります・・・。

被写界深度プレビューボタン
一眼レフカメラには,必ずと言ってもいいくらい付いているのが,この「被写界深度プレビューボタン」。一眼レフは,撮影用レンズそのものを通した光を見ることができ,ある意味ではWYSIWYG(What You See Is What You Get; 見ているものがそのまま得られる)です。しかし,完全なWYSIWYGではありません。普段は絞り機構を開放にして測光しているため,被写界深度の確認が出来ないからです。簡単に言っちゃえば「背景のボケ具合がわからん」なのですが,チビ達のスナップがメインのおいらにとって,背景のボケ具合はとっても大事。それを可能にするのが被写界深度プレビューボタンであり,一時的に測光をやめて,絞りを働かせて背景のボケ具合を確認するボタンです。
このボタンを左手で押すのは,ほとんど無理でござるよ・・・
このボタンを左手で押すのは,ほとんど無理でござるよ・・・
Canon IXY Digital320

「はぁ,良かった,良かった」と思いたいところなんですが,D70のボタンには致命的な欠陥があります。それは,写真の通り,どうしようもなく押しにくい!のです。D2XやD200では,もっと上の方に付いていて押しやすいのですが,本当は,PENTAX *istDシリーズのように電源ボタンと兼用なのがもっとうれしいなぁ。

AF-SとAF-Cの切り替え

D70には色んなAFモードがあります。おいらもよく分かってないのですが「至近端優先ダイナミックAF]等,動きのよく分からんものも含めて,5~6種類あると思います。ただし,基本的には普通の一眼レフと同様,ワンショット(AF-S)とコンティニュアス(AF-C)の2つのモードに分けられます。運動会とかでは,整列している時や組みたいそうではAF-S,かけっこではAF-Cと切り替えて撮影します。もちろん,AF-Cには動体予測機能もあるので,近づいてくるチビ達を撮ってもキッチリとピントが合います。しか~し,ここにも小さな問題があり,AF-SとAF-Cの切り替えスイッチが無いのです。D100やD200ではあるので,単純にコストダウンのようですが,あったら便利だなぁ,と思いつつ,メニューからAFモードの切り替えを選んでいる毎日です。まぁ,Kissのように勝手にAF-SとAF-Cが切り替わっちゃうよりはいいですけど・・・

2秒セルフタイマー

遠い昔,低速シャッターでもぶれない秘技を父親から伝授されました。それが「2秒セルフタイマー撮影」です。夕暮れ時など,十分なシャッター速度を確保できない時,脇を締めてぶれないように撮影しなければならないのですが,どうしても指でシャッターを押す時に揺れやすくなってしまいます。そこで,セルフタイマーをセットし,構図を決めてシャッターを押したら,後はがっちりとカメラを握り続けるだけです。これだけで,相当の低速シャッターに耐えることができます。まぁ,別に2秒の必要はないのですが,あまり長いと疲れちゃうので,数秒が適当です。D70は,2,5,10,20秒,2秒リモコン,瞬時リモコン,と6種類もの撮影が可能です。ところが,リモコンの2モードを除く,2~20秒のセルフタイマーは,1枚撮影すると解除されてしまうのです! したがって,夕暮れ時にたくさん写したい時には,セルフタイマーセット,撮影,セルフタイマーセット,撮影,,,を繰り返さなければならないのです。まぁ,いざっていう時にセルフタイマーになっていてチャンスを逃すよりはいいのですが,痛し痒しですなぁ・・・

とまぁ,細かいところでは,こんな不満もあります。まぁ,どれも操作系の奴ばかりで,基本的な撮影にはなんも困ってはいません。

3回にわたってお伝えしてきた,えらくないところシリーズですが,先日登場したD200では,み~んな改善されちゃっているみたいではあります。うらやましいなぁ,とは思いつつも,重量が300gも増えちゃうと,ちょいとスナップ撮影には無理かなぁと思って(思いこませて),見て見ぬフリをしている今日このごろです。

それにしても,1年以上も前に,よくこのスペックを実現できたなぁ,と思います。当時,ほとんどのガンデジが起動に5秒くらいかかっていたのに,いきなりの0.2秒。これだけでもすごいと思います。当時としては異常にハイスペックで登場してくれたおかげで,未だに,ほとんど不満もなく使えております。

Nikonの新機種開発間隔の長さに感謝しつつ,まだまだD70でがんばっていきましょう。


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2005年11月08日 | カテゴリ:  D70 | ID: 218
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