SONYのハンドストラップ「STP-HS1AM」

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おや? 我がD90に見慣れないストラップが付いている。しかも,Nikonらしからぬデザイン(笑)

おや? 我がD90に見慣れないストラップが付いている。しかも,Nikonらしからぬデザイン(笑)

Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

本ブログ内の紹介記事へ先日の片瀬海岸ポタ記事で,「片手でデジ一眼を持てる秘密兵器」なるものを臭わせて(?)おりました。

それは,SONYのαシリーズ用のハンドストラップ「STP-HS1AM」です。使い始めて3週間のレポートをお届けします~♪

SONYアルファシリーズ用アクセサリ「STP-HS1AM」

SONYのアルファシリーズは,α330あたりから女性ユーザーを意識したモデル展開をしているらしく,ストラップやバッグなどのデザインがカジュアルな感じになってきました。(SONYサイトには,ちゃんと「外部サイトへカジュアルアクセサリー」というコーナーまで用意されています)

我がNikonもエントリーモデルではそんな雰囲気がかすかにしないでもないのですが,やっぱり基本は「男」や「報道」といったイメージが強く,ストラップは黒&極太な上に,“For Professional”という巨大文字が書かれた,男らしいものばかりです。

本ブログ内の紹介記事へおいらはNikon教の(不熱心な)信者なのですが,αシリーズのアクセサリの一つ,ハンドストラップ「STP-HS1AM」を購入してみました。

この落ち着いたカラー(ブラウン)がいい感じです(^^)

この落ち着いたカラー(ブラウン)がいい感じです(^^)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

おいらの下手写真を見るより,外部サイトへSONYのサイトを見た方が手っとり早いと思いますが,ビデオカメラのストラップと同じ物を一眼レフカメラにもつけられるというものです。

エツミやHAKUBAからも同じようなストラップは出ているのですが,SONYのは色がブラウンで気に入りました。



そもそも,何のためにつけるの?

写真で一番大事なのは,「ちゃんと写っていること」です。

当たり前のことなんですが,ちゃんとカメラを支えていないと,手ぶれを起こしてしまいますし,AFフレームから外れればピンぼけにもなります。

なので,まずはカメラをしっかりと構えることが大事です。右手でグリップを握り,左手でレンズを下から支え,おでこにファインダーを押しつけ,鼻を液晶モニターに押しつけます(で,汚しちゃいます・・・)。この4点支持をしっかりやって,ようやく安定した撮影ができます。

悪い例。お茶とガイドブック,ビデオカメラを持ちながら,デジ一眼で家族を撮るおいら (@首里城)

悪い例。お茶とガイドブック,ビデオカメラを持ちながら,デジ一眼で家族を撮るおいら (@首里城)

Canon IXY Digital320

ところが,おいらは握力がとっても弱く,屈強な成人男性(Nikonが想定しているような)に比べると,すぐに右手が疲れてしまう欠点があり,ハイキングやTDLなんかで一日中カメラを持っていると,午後の手ぶれ率は5割り増しになります・・・。

そこで,右手をサポートしてくれるハンドストラップを使ってみることにしたのです。



カメラへの取り付け方

STP-HS1AMのカメラの装着は,他メーカー製の同種商品と同じです。カメラ底部の三脚ねじ穴にアダプタをつけ,そのアダプタと元々のストラップ穴を通すようにして装着します。

三脚取り付けネジ穴に,アダプタを付けます。

三脚取り付けネジ穴に,アダプタを付けます。

Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D
で,上側のストラップ穴を通して完成。ビデオカメラのストラップと同じ感じです。

で,上側のストラップ穴を通して完成。ビデオカメラのストラップと同じ感じです。

Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

装着は簡単なように見えて意外と手こずりました。ストラップ自体が非常に短くて遊びが少ないうえ,結構堅かったりするので,長さ調節を含めて1時間ほどかけて,満足する位置に落ち着きました。



使い勝手はどうでしょう?

で,肝心の使い勝手の方はというと,予想以上に良好です!(^^)
どんな風に良好かといいますと・・・。



右手がすごく楽(^^)

ストラップの遊びを小さめにしておけば,ほとんど手を通すだけで安定して支えることができます。無理にグリップを強く握らなくても大丈夫です。

ただ,ライブビューでローアングル撮影をする場合などを考慮すると,少しは「遊び」を持たせておかないと,右手が不自然な形になってしまいしんどいので,少しは「遊び」を残しておいた方が良さそうです。



自転車で(ゆっくりなら)デジ一眼撮影ができる

ハンドストラップのおかげで,右手一つでカメラを持つこともできるようになるため,自転車に乗りながら写真を撮ることもできます。

もちろん,ロードで高速走行なんて絶対に無理ですが,チビ達とMTBで出かけたときなんかに,流し撮りをして遊ぶことができます。

おいらは砂の上を走っていますが,それでも安定して持ち続けられました♪

おいらは砂の上を走っていますが,それでも安定して持ち続けられました♪

Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

ネックストラップだけでやったことも多々ありますが,カメラを落としてしまいそうで大変でした。

ハンドストラップを付ければ,落とす心配はしなくてよくなるので,比較的簡単に撮ることができるようになります(^^)

が,転倒してしまったりすれば,間違いなくカメラ(+自分)も大破してしまいますので,あくまでも,超のんびりスピードで楽しむ程度です。



カメラを持ち運ぶときも楽

カメラを手に持って歩くとき,ふつうのストラップだと腕にグルグル巻きにしたりしなければならず,意外と不便だし機動性にかけたりします。

ハンドストラップを付けているときは,ハンドストラップを握ってぶら下げて歩けばいいので,かなり楽ですし,すぐに撮影体勢に入れます。



ネックストラップも付けられる

以上2つの利点は,どこのメーカーのハンドストラップにも共通のものですが,STP-HS1AMはもうひとひねりしてあります。

ハンドストラップは便利ではあるのですが,時には,ネックストラップで首から下げたり,たすき掛けにして歩きたいときもあり,ネックストラップが完全に不要というわけではありません。

が,ハンドストラップを取り付けるには,カメラのストラップ穴を一つ使ってしまうので,普通はネックストラップの方は諦めざるを得ません。

そこで,STP-HS1AMには,ネックストラップを取り付けるための小さな金具が付いているのです。

こういう,小さなアイディアがいかにもSONYらしいです。

こういう,小さなアイディアがいかにもSONYらしいです。

Nikon D70 + SIGMA 50mm MACRO F2.8

これによって,ネックストラップも取り付けることができ,「ネックもハンドも両方付けたい!」というわがままな貴殿(?)も大満足です。



困ったことは?

というわけで,なかなか便利に使っているハンドストラップですが,欠点もないわけではありません。



テーブルに置いたカメラが不安定

ハンドストラップを取り付けるために,カメラの底部にアダプタを装着する必要があるのですが,これが結構な厚さがあります。

このアダプタ,厚さがあるくせに横方向には小さい作りになっているため,カメラの底に小さな(しかし分厚い)出っ張りがくっついた状態になります。

となると,ストラップを付けた状態でカメラをテーブルに載せようとすると,とても不安定な状態になってしまいます。

ミカンにお辞儀(お詫び)するD90。すごく前のめりになります。

ミカンにお辞儀(お詫び)するD90。すごく前のめりになります。

Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

結構な重量がある一眼レフカメラが,消しゴムのような台に乗って立っている状態ですので,きわめて不安定です。

アダプタをこれ以上薄くするのは無理そうですので,本当はもっと横方向にもバカでかいといいのですが(オプションバッテリーユニットのように)。

なんとか改善したいなぁ・・・。



三脚に乗せるときに不安

STP-HS1AMのアダプタの止めネジには,さらにネジ穴が切ってあるため,ハンドストラップを付けた状態でも三脚に乗せることができます。

が,下から順番に,三脚・雲台・アダプタ・カメラ,と積み上げる形になるため,三脚本体からはかなり高くなります。

三脚の脚~雲台~アダプタ~カメラ。妙に積み上がっている感がある・・・。

三脚の脚~雲台~アダプタ~カメラ。妙に積み上がっている感がある・・・。

Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D

まぁ,おいらは望遠レンズを一本も持っていないので大丈夫ですが,200mmを越えるようなレンズを使う場合には,アダプタを外さないと,ブレブレ写真を量産してしまうかもしれません。



まとめ

以上,ハンドストラップを使い初めて約3週間の感想でした。

ホールディングが良くなるのはもちろん,置いてあるカメラを持ち上げるのも簡単になるし,持ち歩きも楽ちんです。

また,ブラウンというカメラアクセサリには珍しいカラーですが,使ってみるとなかなかいい感じです。Nikonなら,絶対に真っ黒で,極太で,Professionalなストラップに仕上げてしまうところですが,SONYアクセサリのセンスの良さがうれしいです。

これからも,Nikon信者を装いつつも,こそこそと他メーカーアクセサリにも浮気するかもしれません(笑)

おしまい。


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2009年12月13日 | カテゴリ:  アクセサリ | ID: 9682
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