新DURA-ACEへの遠き道のり(コンポ選定編)
おぉ,ついにヅラエースさまが!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dもう,薄々ばれていますが(笑),ついにLOOK号を10速度化してしまいました。
いや,正確には「STIを上位グレードに更新したら,自動的に10速になった」です。現状のTIAGRAのSTIがとても重たかったので,上位グレードのSTIに載せ変えたかったのです。
いや,さらに正確に言えば,「載せ変えしようとして,失敗しました」なのですが,それについてはまた次回・・・(泣)
LOOK号のハンドル周り
LOOK号は,ほぼすべての部分でRHC号のパーツを流用したため,世界的にも非常に珍しい,TIAGRA仕様のLOOK595となっていました。
RHC号の時はTIAGRAでもそんなに不便さは感じていなかったのですが,LOOK号に載せ変えるためにRHC号からハンドルを外したときに,衝撃の事実に気がついてしまいました。
それは,「ハンドル部分だけで1kg以上もある!」という事実です。
TIAGRAのSTIは500gもあるので,ステムを入れるとハンドル全体で1.1kgもありました。LOOK号のフレームは1kgしかないのに,ハンドルがそれより重いとは・・・(フォークなんて350gなのに!)
夢の7900系に!
TIAGRAの体重に驚き,ようやくSTIを上位グレードに載せ変えることにしたのですが,当初は6700系をねらっていました。
電車ではありません,新Ultegraのことです(関係ないですが,ご近所を走る小田急ロマンスカーは60000系です。小田急はやたらと数字がでかいのです)。
ところが,懇意の(?)大英帝国Wiggleでは,どんどん進む円高の影響もあって,7900系DURAが国内の6700系と同じ値段なのです!!
というわけで,載せ変え対象のSTIは7900系DURAにあっさり予定変更です(^^)
夢の7900系に決めたとは言え,結構無理をしてSTIを選んでいるため,購入部品は必要最小限にする必要があります。
パーツの交換範囲で悩む・・・
従来の7800系であれば,STIをTIAGRA→DURA-ACEの載せ変えた場合にはスプロケットとチェーンを「105以上」にすれば十分でした。
リアディレイラはSORAからDURA-ACEまで互換性がありますし,フロント系(ディレイラ,クランク)もどれでもOKでした。
一方,7900系では2枚のフロントギアの間隔を広めたことで,すべてのギアの組み合わせでチェーンが擦れなくなりました。また,これに伴って,トリム操作が不要になりました。
しかし,これはフロント駆動系をすべて(STI,ディレイラ,クランク)7900系で統一した場合の話。
シマノの公式見解では,フロントに関しては7900系以外の,つまり,Ultegra以下のコンポとは互換性が無いことになっています。
しかし,そんな簡単にフロントメカを全部載せ変えるのは無理であります。クランクはバカ高いし,ディレイラはついこの前新しくしたばっかりです(Ultegraだし・・・)。
LOOK号フレーム慎重に合わせ,Ultegraに換えたばかりのFD。ヅラにしておけば良かったよ・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dクランクのデザインは105が好きです(負け惜しみ?)
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8というわけで,毎度のことですが,シマノの言うことは無視して,多少は性能が落ちることを覚悟しつつ,フロントは現状のまま(クランク=105,FD=Ultegra)で行くことにしました。
そもそも,UltegraのFDだって,他グレードとは互換性が無いはずなのに,TIAGRAのSTI+105のクランク(しかも9速)で問題なく使えていたのですから,たぶん,大丈夫でしょう。たぶん・・・。
DURA-ACE化に向けて用意したコンポ達
結局,今回のアップグレードで用意したのは,STI,カセットスプロケット,チェーンの3点だけです。
STI (ST-7900)
カーボンレバーがとっても格好いいです(^^)
今回の載せ変えによる副次的効果として,シフトケーブルルートの変更があります。そう,7900系からは,カンパのようにシフトケーブルもハンドルバーに沿わせたルーティングになっています(これが,後に失敗の原因になるとも知らず・・・)
箱を開けると,ご神体が出てきました(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dおおおおぉ,黒いカーボンレバーがカッコイイ~!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
また,シフトユニットが従来のレバー側から,本体側に移動したことから,レバー上部のデザインがだいぶ変更になっています。
気になる重量ですが,もちろん,測ってみました。
TIAGRAの490gに対して368g(左右両方)。STIだけで140gの軽量化になります。嬉~
TIAGRAは490gだす。3年間,ごくろうさまでした・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dヅラは368gズラ。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
カセットスプロケット (CS-7900)
実は,RHC号の頃から,スプロケットだけはDURA-ACEでした。7700系の9速スプロケットを使っていたのです。
せっかく,アップグレードするのですから,今回も7900系のスプロケットにしました。
で,ちょっと悩んだのがギア構成。
12-27Tはとても便利(27Tは命綱です!)なのですが,コンパクトクランクと組み合わせると,平地を巡航する際に,「適切なギアの組み合わせが微妙に無い」という問題もあります。
数ある自転車パーツの中でも,スプロケットは一番美しい気がします(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dインナーで走るには軽すぎるし,アウターでは重すぎ。どちらで走っても,チェーンラインが斜めになってしまうのです。
そこで,11-27Tという組み合わせに目がいったのですが,残念ながら,Wiggleでは品切れ状態。
悩んだ末に出した,「11-27T」という回答だったのですが,売り切れじゃぁしょうがない。あっさりと,今までと同じ12-27Tにしました(笑)
で,気が向いたら,後日11Tを1枚だけ購入することにしました。
コンポ調達編のまとめ
結局,アップグレード後のLOOK号はこんなコンポ構成になります。完成車では1グレードにきれいに統一されていたり,RDだけ上位グレードを採用していることがありますが,LOOK号はグレードの坩堝です(笑) SORA以外,全部ある。
パーツ | グレード | 型式 |
---|---|---|
STIレバー | DURA-ACE | ST-7900 |
クランク | 105 | FC-5650 |
BB | Ultegra | BB-6700 |
FD | Ultegra | FD-6700 |
スプロケット | DURA-ACE | CS-7900 |
RD | 105 | RD-5600 |
チェーン | DURA-ACE | CN-7901 |
前ブレーキ | 105 | BR-5600 |
後ブレーキ | TIAGRA | BR-4500 |
さて,コンポ調達編はここまで。
次回は組み立て(そして失敗)編に続きます~(^^)
むほぉ~,DURA-ACEのロゴがカッコイイ~(^^)
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