Shiro家3代目デジタル一眼,SONY NEX-5N(気に入っている点)
なんか,いつもこのサボテンを撮っているような・・・(笑)
SONY NEX-5N + E18-55mmShiro家3代目デジタル一眼,SONY NEX-5N紹介の第2回目は,使用3ヶ月時点での気に入っている点の紹介です。
まぁ,喜び勇んで購入しているので,話は50%くらい差し引いて読むくらいの気持ちでお願いします(^^)
購入後3ヶ月の使い方
3ヶ月の撮影枚数は2,000枚ほどで,主にこんな用途で使ってきました。
- ご近所ポタ(早朝,夕方)
- ちょっと遠出(城ヶ島,吾妻山公園)
- 家族お出かけ(TDS,こどもの国など)
- 会社帰り夜景散歩(みなとみらい,中華街など)
旅行や本気の遠出ツーリング,運動会や学芸会などではまだ使っていないので,そこらへんは未知数です(AF性能がイマイチですので,たぶん運動会はダメだと思いますが・・・)
また,使用レンズは
- SONY E16mm F2.8
- SONY E18-55mm F3.5-5.6
- SONY E30mm F3.5 MACRO
- Nikkor 35mm F2D
- SIGMA 50mm F2.8 MACRO
SONYは2本のキットレンズにマクロ1本,NikkorとSIGMAはマウントアダプター経由で強引に装着しています(もちろん,MF&開放測光)
以下,気に入っている順に紹介します。
【その1】高感度撮影がべらぼうに強い!
NEX-5NのISO感度設定は100~25600の範囲で設定でき,「ISO AUTO」の状態では100~3200の間で自動調整してくれます。
がんばれ,Exmor APS HD COMSセンサー!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D最近でこそ,フルサイズデジタル一眼レフ(Nikon D4やCanon 1Dとか)の登場で,ISOが10000以上も珍しくなくなりましたが,よく考えるとものすごいことです。
おいらがフィルムカメラ(CONTAX 167MT)にリバーサルフィルムを入れて撮っていたころは,ISO64が普通でした。ネガフィルムだって,普段はISO200,気軽なスナップ用でも400がいいところでした。
Shiro家初代デジタル一眼Nikon D70はISO800だとノイズが目立ち始めましたし,多くのコンデジはISO400がいいところでしょう。
それが,25600って・・・。
ISO100で1秒シャッター(絶対にブレる)の暗さのときでも,ISO25600ならば1/500秒になりますから,被写体ブレも含め,まずブレることの無いシャッター速度になります。
ノイズ量をどこまで我慢できるかという主観的なモノサシになってしまいますが,おいらの感覚ではISO3200まではノイズは気にならず,Nikon D90に比べて2段ほど高感度で撮ることができます(=シャッター速度は4倍,ということです)。
夜間撮影能力を試してみたくて,会社帰りに横浜・中華街やみなとみらい付近を歩くことがありますが,三脚無しでこんな風に写真が撮れることに,ただただ驚くばかりです。
夜8時に手持ち撮影。すごかですたい。
SONY NEX-5N + E30mm,ISO=6400Nikkor 35mmをマウントアダプターで装着。ボケがキレイです(^^)
SONY NEX-5N + Nikkor 35mm F2D,ISO=3200中華街で飲んだとき。ほぼ昼間のスナップ感覚。
SONY NEX-5N + E16mm,ISO=3200
【その2】ちゃんとボケる
「ちゃんとボケる」とは,写真をやらない人が聞いたらすごく変な表現ですが,被写体の背景がきれいにボケることを指します(^^)
NEX-5Nは,Shiro家のほかのデジタル一眼レフ(Nikon D70,D90)と同じAPS-Cサイズの撮像素子なので,レンズが同じなら,同じボケが得られます。
下に,デジタル一眼レフ(D90),コンデジ(RICOH GX100,SONY DSC-TX10),スマホ(INFOBAR A01)との比較を並べてみました。写真サイズが小さいですが,背後の「伊豆シャボテン公園」の札で見比べるとボケの違いが分かるかと思います(^^)
NEX-5N + Nikkor 35mm F2D | NEX-5N + SIGMA 50mm MACRO F2.8 |
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D | Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8 |
RICOH GX100 | SONY DSC-TX10 |
INFOBAR A01 | NEX-5N + E30mm |
コンデジやスマホとは背景のボケ量が全く違います。こんな小さなカメラで,大きなデジタル一眼レフと同じボケ写真が撮れるのは本当にうれしい限りです(^^)
撮像素子のサイズは,超大雑把に言って,
35mmフルサイズ>>APS-C>フォーサーズ>>コンデジ
となっています。
フォーサーズ(PENやLUMIX)とAPS-Cの差はそんなに大きくなく,それらから大きく離れた天の上に(笑)フルサイズ様が居るそうです。いつかは欲しいのぅ・・・。
【その2】ちゃんと動画撮影できる!
今まで,運動会や旅行などのイベントでは,8年ほど前に買ったCanonのデジタルビデオ(DV),IXY DV2を使っていました。
とても使いやすいビデオで,当時としてはびっくりするくらい高画質だったのですが,今目線で見ると画像サイズは4:3のSD画質だし,コマ数も30iしかありません。
これに対し,NEX-5Nはフルハイビジョン,60pの動画撮影ができます。コンデジや去年までのNEX-5でも60iで記録できますが,センサー出力は30fpsなのでカクカク感は30iと同じ。5Nになってセンサー出力も60fpsになりました。
また,撮像素子がデカイおかげで暗い室内でもきれいに撮れますし,絞りを開放すれば背景はきれいにボケてくれます。
以下に,NEX-5NとIXY DV2,ついでに,「世界初のデジタル一眼動画」と騒がれたのNikon D90との比較を載せてみました。
項目 | NEX-5N | Nikon D90 | Canon IXY DV2 |
---|---|---|---|
記録サイズ | 1920 x 1080 | 1280 x 720 | 720 x 480 |
フレームレート | 60p / 60i / 24p | 24p | 30i |
音声 | ステレオ | モノラル | ステレオ |
形式 | AVCHD / MP4 | AVI | miniDV |
撮影中のAF | ○ | × | ○ |
実際に卒業式で1時間近く撮影をしてみたのですが,もう,DVでは2度と撮る気が起きないくらい,きれいに撮ることができました(^^)
まぁ,動画撮影中には写真を撮ることができないのが難点。もう一台買うか・・・?(笑)
【その3】そこそこ面白いピクチャーイフェクト
OLYMPUS PEN(元祖はE30)以来,多くのカメラにイフェクト系の機能が追加されましたが,NEX-5Nも例外ではなく,実に多くのイフェクトが装備されています。
NEX-5Nで使えるイフェクトは,下記の11種類。
- トイカメラ: 周辺が暗くなり,しょぼいオモチャカメラ的な写真
- ポップカラー: 限界まで彩度が高める
- ポスタリゼーション: ポップカラーのさらにうわて,原色のみ
- レトロフォト: セピア色の古ぼけた写真風
- ソフトハイキー: 淡く明るい,カメラ女子的写真
- パートカラー: 指定色以外はモノクロ化
- ハイコントラストモノクロ: 硬いトーンのモノクロ
- ソフトフォーカス: 霧で曇ったような写真
- 絵画調HDR: 油絵のような写真(3枚連写合成)
- リッチトーンモノクロ: 階調豊かなモノクロ(3枚連写合成)
- ミニチュア: 各社マスト(?)のジオラマ風写真
各フィルタにはオプション設定(強弱,色指定など)があって,非常に多くのイフェクト設定が出来ます。
こういう「特殊効果」は最初の数回は面白いものの,すぐに飽きてしまうものですが,最初の一週間でいろいろ試してみた結果,今でもよく使うのは,「トイカメラ」「リッチトーンモノクロ」の2種類です(「ソフトハイキー」もたまに使います)。
トイカメラ
トイカメライフェクトは,名前のとおりオモチャカメラを再現するため,周辺光量を落とし,シャープさをゆるゆるにして,さらに彩度も低下させます。
まぁ,より明るく,よりシャープに,より高彩度にと目指してきた現代カメラに真っ向から対抗する,先祖がえりの機能です(笑)
「そんな,へぼい写真どうするの?」と思うのですが,不思議なことに,撮ってみると不思議な味があります。
一般的には,公園のオブジェなど,街角スナップなどに適していると思うのですが,意外と風景でも使えます。
氷川丸。出来上がりは,撮ってみるまで分からない(笑)
SONY NEX-5N + E18-55mmリッチトーンモノクロ
デジカメで綺麗なモノクロ写真を撮るのは意外と難しく,フォトショップで「彩度=最低」としただけでは,味気の無い平たい写真ができ上がります。
リッチトーンモノクロイフェクトは,高速で連写した3枚の写真(たぶん,適正露出・アンダー・オーバー)を合成して,階調豊かな1枚のモノクロ写真を合成してくれるモードです。
他のイフェクト機能は,ほぼ全部遊び,という感じですが,このリッチトーンモノクロだけはマジメに格好いいモノクロ写真を撮るための機能だと思います。
ま,そんな,自動機能で美しいモノクロのトーンが再現できるわけが無いのですが,それでも,単純なモノクロモードよりはマシな,階調豊かなモノクロができるので気に入っています。
輝度差があってもHDRで踏ん張ってくれます。
SONY NEX-5N + E18-55mmおわりに
ま,いろいろありますが,決して真面目なカメラではありません(笑)
超ローアングルで撮ってみたり,フィルターで遊んでみたり,いろいろ遊んでみて気に入った写真が撮れたら儲けもの,みたいな感じで撮るのがおススメのカメラです。
また,本文(?)には書き忘れましたが,「ポケットに入るデジタル一眼」ですから,ちょっとした近所散歩にも持ち歩けるのが最大のメリットかもしれません。
全般的に,お気軽感が高いカメラですが,実はこのことが大きな欠点にもつながります。これについては,次回に紹介予定です~。
買った人は100%試すであろう,ミニチュアモード。
SONY NEX-5N + E18-55mm可動式LCDのおかげで,大好きな動物の「鼻写真」が撮れます(^^)
SONY NEX-5N + E18-55mmむふぅ~♪
SONY NEX-5N + E18-55mmホームは続くよどこまでも。
SONY NEX-5N + E18-55mmハイコントラストモノクロ。ラフな感じ。
SONY NEX-5N + E18-55mmソフトハイキー in 学校。
SONY NEX-5N + E18-55mm菜の花をハイキーで。
SONY NEX-5N + E18-55mmもちろん,フォトポタでも活躍中(^^)
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