「超ローアングルで魚眼」の面白さ
火曜日,久しぶりに早朝フォトポタに出かけました。
といっても6時出発なので,そんなに早いわけではない(早いときはこのくらいですから)のですが,先週は7時だったので1時間ほど改善されています。
「フォトポタ」って言うくらいですから,走ることより,写真を撮ることに相当気合を入れていったのですが・・・。
レベル7まで行ったら戻れない
以前,こちらで紹介したことがありますが,自転車で出かける際の「写真への気合の入り度合い」によって,レベル1~レベル6の装備を使い分けています。
今回は,表のレベル6よりもさらに上の装備を持って行ってしまいました。
大雑把に言えば,デジイチ,ミラーレス,コンデジ,長靴,三脚,595号ですが,細かく書くと下の表のような装備を持っていきました。
そういえば,宮部みゆきの小説に「レベル7まで行ったら戻れない」というコピーがあったなぁ(ドラマ化もされた『レベル7』です)。
分類 | 製品名 | メーカー | 備考 |
---|---|---|---|
デジイチ | Nikon | D600 | フルサイズ,約800g |
ミラーレス | SONY | NEX-5N | APSサイズ |
コンデジ | SONY | RX100m2 | 1インチ |
レンズ | Nikon | AF-S Nikkor 24-70mm F2.8G ED | 約900g |
レンズ | TAMRON | SP70-300mm F4-5.6 Di VC | 約800g |
レンズ | SONY | E16mm F2.8 | |
レンズ | SONY | 魚眼コンバーター | E16mmに装着 |
フィルタ | KENKO | C-PLフィルター | 24-70mm用 |
フィルタ | KENKO | ND16フィルター | 24-70mm用 |
三脚 | GITZO | GT0541 + ボール雲台 | 約1300g |
リモートコード | Nikon | リモートコード | Nikon純正 |
長靴 | 不明 | ザ・長靴 | クソ重い・・・ |
これに加え,NEX-5N,魚眼レンズを入れて出発! 自分でもバカだと思っています・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9なんと,総重量は8.6kgにもなり,自転車本体より重たくなっています(笑) (平常時?の595号は7kgです)
これだけの荷物があるのだったらママチャリ(LGS TR-2)の前カゴに入れて走るべきのような気もしますが,これら全部(さらに,スマホ・ガラケー,ジェル飲料,財布,タオル,ウィンドブレーカーなども)を全部ひとつのリュックに押し込んで,担いで走りました。
カメラ3台も持っていくあたり,富士ヒルクライム遠征時に自転車関係全財産を積んでしまう,あの優柔不断さが垣間見られます(笑)
まぁ,これだけ気合が入っているのだから,さぞかしすごい写真が撮れたんでしょう・・・(笑)
結局,500gのミラーレスだけ活躍!
7kgの自転車に,8.6kgの荷物を背負って走るという倒錯ブリを発揮しつつ,朝の6時に江ノ島を望む鵠沼海岸に到着。
すぐに足元を長靴に履き替え,三脚を組み立て,巨大なデジイチ(約1.6kg)を持って砂浜に走ります。
が,どうも,イマイチ迫力が無いというか,フツ~の写真しか撮れません・・・。
なんか普通で,面白くないなぁ・・・。
Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8本当は,日の出前に到着して,夜明け前の青い空,静寂さ,動き出すサーファー達の格好良さを撮りたいところですが,ど~にも寝不足で早起きできないので,日の出が遅くなる冬を待つしかありません。
太陽が出きってからの写真は,なんだかイマイチで,徐々にモチベーションがダウン・・・。
しかし,ここに来て,念のため予備に持ってきていたミラーレス,NEX-5Nが大活躍!
先日の城ヶ島ライドのときもそうでしたが,NEX-5Nには手軽に「魚眼レンズ」を楽しむことができる,レンズコンバーターがあります。
「E16mm」という,なんの変哲も無い(その代わり欠点はたくさんある)広角レンズに,魚眼コンバーターというものを装着すると,お手軽な魚眼レンズに生まれ変わります。
左から,NEX-5N本体,E16mmレンズ,魚眼コンバータ。3つ合わせても480g。
Nikon D600 + Nikkor 24-70mm F2.8魚眼レンズにするだけで,ものすごい広さ(自分の足が写っちゃう)と,強烈な歪みによるインパクトがありますが,NEX-5Nの場合,さらにもう一ひねりできます。
NEX-5Nは液晶画面が可動式ですから,コレを活用して,水面ギリギリまでカメラを近づけた超ローアングル写真をとることができます。
この二つ,魚眼&超ローアングルを試してみたのが,これらの写真。
典型的な「魚眼な写り」。下に向けると丸く写るんです。
SONY NEX-5N + E16mm, 魚眼コンバータローアングルにするとこんな感じ。波が迫ってくる~
SONY NEX-5N + E16mm, 魚眼コンバータ誰かの置き忘れかな?
SONY NEX-5N + E16mm, 魚眼コンバータどば~ん!
SONY NEX-5N + E16mm, 魚眼コンバータサーファーまでは2mくらい。魚眼は近づかないと撮れないのです。
SONY NEX-5N + E16mm, 魚眼コンバータなんだか,ものすごく迫力になりました(^^)
魚眼(に限らず広角レンズ全般)は対象物に近づかないと撮れないので,長靴の利点を生かしてどんどん海に入っていって撮ったのですが,自分でビックリ。
魚眼レンズはクセがありすぎて使いにくいレンズですが,「超ローアングル魚眼」はすごく楽しくて,クセになりそうです(^^)
人より大きいピザとか(笑) もう,まじめに撮る気が起こらなくなってくるのが欠点?
SONY NEX-5N + E16mm, 魚眼コンバータしかし,全部で8.6kgもの巨大荷物を背負っていったのに,結局,500gにも満たないミラーレスでしか撮らないとはいったい。三脚も使ってないし・・・。
こうなってくると,「デジイチ用にも魚眼が欲しい!」となってくるのですが,そうは問屋がおろしません。
NEXの魚眼コンバータは1万円ちょいですが,デジイチ用の魚眼レンズは普通10万円以上します。
こんなに使いにくい,クセだらけのレンズに10万円も投資したら絶対に失敗する自信がありますので,やっぱり,NEXで魚眼遊びをするのが正しそうです。
10万円も出したら,もう2セット(NEX-5N,E16mm,魚眼コンバータ)くらい買えてしまいますし・・・。
おしまい。
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