これまたすごい? FINISH LINEのROADセラミックルーブ
おいらは,FINISH LINEのKryTECHというチェーンオイルを使っています。ここでも紹介したのですが,サラサラとしたオイルで,チェーン表面にワックス膜を形成することで非常に汚れにくいのが特徴で,LGS SIX号の頃から気に入って使っています。
しかし,このKryTECH,潤滑力の持続性は少し弱く,大体,150kmくらい走ると「注油が必要かな?」という感じなってきます。
そこで,ちょっとお試しに,同じFINISH LINEのROADセラミックルーブ(楽天へ)というオイルを試してみることにしました。
気に入った点
- 潤滑性能が高く,変速がスムーズになる
- ウェットタイプの割には汚れにくい
イマイチな点
- 雨にはすごく弱い
- イノテック105の方が潤滑性,クリーンさともに優れている
ROADは,極小セラミック粒子が配合されたオイルだそうですが,それが何の効果があるのかは正直言って分かりません(笑)
しかし,FINISH LINEのうたい文句では,「ウェットタイプでありながら驚くほどクリーン」であり,「潤滑効果が長く持続」し,「チェーンと駆動系が見事にスムーズ」になるそうです。
これらが全部本当だとすると,まさに魔法のようなオイルですが,実際のところはどうなのでしょうか?
ボトルに書かれた注意書きを読むと,塗る前にまずはチェーンをキレイにしろ,とのことなので,チェーンを外して,キレイに洗浄。ついでに,スプロケまでバラしてお掃除お掃除。
その後,ROADを塗ってみました。が,いきなり驚きです。
ものすご~く,ドロ~っとしているのです。寒さのせいもあるのかもしれませんが,オイルというよりシャンプーやリンスのような粘度です。
ところが,塗って1分もしないうちに,さらさらとチェーンに溶け込んでいきます。また,それまでチャリチャリと音を立てて駆動していたチェーンから,全く音がしなくなります。
で,肝心の走行感ですが,もの凄い潤滑力です(!)
今までのKryTECHだって決して悪くはなかったのですが,変速する時には,やっぱりガチャガチャという感じはします。ところが,ROADにしたところ,チェーンが「ニュル~」という感じで次のギアに無音で移っていきます。
もともと,LGS RHC号はペダルを回す時も,フリーで空回りしている時もほとんど音がしないのですが,変速まで音がしなくなりました。もはや,全く音がしない自転車です(低速時のプリウスみたいなもんか?)
まだ使い始めて50kmくらいしか走っていないので,「持続性」についてのレポートはできませんが(これはまた後日),とりあえず「潤滑力」については,間違いなくROADの方が同社のKryTECHよりも,CrossCountryよりも上です。
いやぁ,同じようなお値段のオイルでも,ずいぶん違うもんだなぁ...。
※まだお試し段階ですが,潤滑性に限ってはKryTECHより数段上です。今までのおいらは,「KryTECH命!」という状態だったので,KryTECHの使用レポの方は,少し加筆しています。
- 【2008.08.22 追記】
- 普段の走行には,持続性も潤滑力もばっちりの「ROAD」ですが,雨にはめっぽう弱いことが分かりました。初めての雨中の長時間走行(豪雨を4時間)で,キレイさっぱり流出してしまいました。というわけで雨には要注意ですが,ここまでスゴイ雨に対応できるのは,CrossCountryくらいかもしれません......。
- 【2014.09.07 追記】
- 雨には弱いROADですが,新たに使い始めたイノテック105は雨天にもかなり強いことが分かりました。清潔さ・持続性・対雨天のいずれも,105の方が勝っています。
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