究極のドライオイル,イノテック(innotech)105 -中間報告
約100kmほど走行した後の,スプロケ。綺麗~!(^^)
Nikon D600 + Nikkor 50mm F1.4D膨大な手間(とツマに怒られるリスク)を犯しながら,ようやく施工完了した,イノテック(innotech)105オイル。
「授業で楽をするために,徹夜で予習しておく」みたいな感じがしないでもないですが,苦労して塗った後の使用感を紹介してみます~!
寿命と言われる300~400km走行を待っていると,数ヶ月先になってしまう貧脚ライダーなので,とりあえず紹介しちゃいます!
イノテック105の中間報告
- まだ100kmしか走ってないので暫定評価
- 駆動音は静か
- 変速性能も問題なし
- 噂通り,キレイそのもの
- 導入作業は大変だけど,その後はいい感じ(^^)
施工直後の状況
イノテック105には,洗浄成分と潤滑成分の2種類が入っているそうです。
チェーンにドバっと塗布すると,まずは洗浄成分の働きで,古い105オイルと汚れを落としてくれます。
その状態で1日放置すると,洗浄成分が揮発して,ドライなオイル成分の皮膜が形成されるという仕組みのようです。
うまく施工完了した場合は,「手で触ってもベトつかない」という状態になるそうですが,今回は日の当たらない倉庫で乾燥させたため,完全に乾ききる一歩手前という感じで,チェーンに触ると少しオイル分が着いてきました。
それでも,普通のオイルに比べたら,「こんなに乾いていて大丈夫か!?」というレベルです。
施工直後の様子。手で触っても,ツルツルで汚れません。
SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZAうまく乾いたスプロケやチェーンリングの方は完全にツルツルで,「オイルの膜」というよりも,PTFE(テフロン)などによるコーティング処理みたいな感じです。
使用状況レポート(100kmだけど)
冒頭に書いたとおり,わずか100kmほどしか走っていませんが,その様子をまとめます。
まず,使用条件は以下の通りです。
項目 | 説明 |
---|---|
走行場所 | 海辺・ヤビツ峠 |
走行距離 | 約100km |
期間 | 3週間 |
スプロケ | ヅラ |
天候 | 全部晴れ |
ライダー | 45歳,男性,58kg ローン&妻子持ち |
3週間で100kmしか乗っていないという悲しさはさておき,海&山を100km走った後の様子は以下の通りです。
走行フィーリング
とってもいいです!(^^)
直前までは,フィニッシュライン(FINISHLINE)の「セラミック・ワックス・ルブ」を使っていたのですが,これは,汚れこそつきにくいものの,潤滑性能が低く,塗った直後でもチェーンから音が聞こえてきていました。
一方,イノテック105は潤滑性能はとても良く,室内のローラー台(=静かな環境)でやっても,駆動音はとても低く抑えられています。
実走行においても,かなり好感触。
この間,ヤビツヒルクライムを1回やっているのですが,ギアチェンジがとてもスムーズに行えました。
つい半月前に走った富士ヒルクライムは,フィニッシュラインを使っていたのですが,そのときに比べて,駆動もギアチェンジも格段に滑らかになっています。
これなら,シルバーリングも夢じゃなかったかも!(いや,夢想だよ・・・)
汚れ度合い
イノテック105の最大の魅力である,汚れにくさはどうでしょう?
100km走行後のチェーンはこんな感じです。
プレート側面は非常にキレイ。
Panasonic LUMIX GM1 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8良く見ると,少し汚れ始めている?
Panasonic LUMIX GM1 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8内部(ローラー)は少し汚れています。成分が乾ききっていなかったか?
Panasonic LUMIX GM1 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8側面(プレート)はツルピカなのですが,内部から染み出してきたのか,ローラーは施工直後より僅かにウェットで汚れていました。
これは,おそらく乾燥不足によるものだと思われますが,それでも,特に汚れが目立つという状況ではありませんでした。
染み出たオイルは不要ですから,ウェスで拭き取ってしまったところピカピカに戻り,翌日にはようやくツルツルの乾燥状態になっていました(^^)
またキレイな状態に(^^) これでしばらくは大丈夫そう。
Panasonic LUMIX GM1 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8
一方,スプロケの方は完全にドライ。
こんなにツルツルで大丈夫なのか!?
Panasonic LUMIX GM1 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8「錆びちゃうんじゃないの?」と心配になるくらい,ドライです。
もちろん,汚れは全くなしで,表面は105でコーティングされてツルツルです。
海辺を走ると砂が入り込んだりするのですが,くっ付くことなく,ドライに拒み続けてくれたみたいです。
汚れにくさの点についても,フィニッシュラインに比べれば,明らかに勝っています。
中間答申
まだ,たった100kmしか走ってないので,耐久性や本当の汚れにくさは分からないのですが,施工の面倒くささを除けば,潤滑性能・クリーン性能ともに良いオイルと思っています。
最初の手間はでかいけど,キレイなチェーンっていいなぁ~(^^)
Panasonic LUMIX GM1 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8次回,塗りなおし時期は,8月末頃になるかと思います。
そのときには,今回未評価だった,耐久性や長期の汚れにくさ,トータルのコスパなども紹介してみたいと思います。
月あたり,もっと走れれば早く評価できるんですけどね・・・(涙)
(つづく)
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