LOOK号組立日記5 (細かいアクセサリ編)
ブレーキワイヤはトップチューブからこんな感じで出てきます。フレームと干渉しないのがありがたい(^^)
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8前回までに,コンポ取り付けとワイヤー張りが終わり,ほぼ完成状態となってきたLOOK号。
今回は,チェーン脱落防止の「チェーンフォールプロテクタ」や根菜類,いやサイコン類の取り付けです。
チェーンフォールプロテクタの取り付け
RHC号では日常茶飯事でした(涙)
RICOX Caplio GX100RHC号の時は,フロントディレイラの調整をさぼっていたせいもあり,割と良くチェーンが脱落していました(外側にも内側にも)。外はかけ直せばなんとかなりますが,内側に落っこちたときは,BBとギアの間に挟まってしまったり,フレームを傷つけてしまったりするのでやっかいです。
そこで,LOOK号にはリオグランデの『チェーンフォールプロテクタ』なる物品を購入しています。シートチューブにバンド式で取り付けて,インナーギアのあたりに張り出すことで,内側へのチェーン脱落を防止してくれるアイデア商品です。
しかし,対応できる最大サイズで34.9mmしかなく,カーボンフレームにありがちな太いチューブには,そのままでは取り付けることができません。
そこで,ネジ止めをあきらめ,サイクリストでの保有率100%と思われる,タイラップ&板ゴムで固定することにしました。非常~に安直なやり方ですが,割と安定した固定力で,がっちりと取り付けることができました。
こんな位置に取り付けます。チューブの直径が太すぎるので,タイラップで固定です。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8また,595はリアタイヤとシートチューブが近いので,シートチューブは少しくびれた形状をしています。そのため,「取り付けられないのでは?」という不安もあったのですが,写真の通り,595のシートチューブとタイヤはギリギリまで接近しているわけではなく,割と普通のスペースがあいています。むしろ,「くり抜かなくても良かったのでは?」というくらいの余裕がありますので,この手の物体も無難に取り付けることができました(^^)
LOOK号のシートチューブは,微妙~にくびれています。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8
フレーム保護
愛する自転車フレームはできれば傷一つ無く乗り続けたいと思うおいら。RHC号の時も,あちこちいろんな保護をしておりました。
そんな,「自転車命」な人が,いきなりのLOOK号ですから,できれば布団かなんかでカバーして走りたいくらいですが,そうもいかないので,走行に支障が無い範囲でフレーム保護をしてみました。
チェーンステイの保護
右側のチェーンステイは,チェーンが暴れてヒットすることで傷が付くことがあります。そこに油汚れが付くと取れなくなり,白いフレームでは目立ってしまいます。
そこで,RHC号でも使っていたBBBの『クリアスキン』を用意したのですが,多くのフレームがそうであるように,初期状態で薄いフィルムが貼られているので,それが傷むまでは,とりあえずそのままにしておくことにしました。おしまい(笑)
ただし,リアディレイラのワイヤが干渉する部分にはJagWireの『Tube Tops』,トップギアの時にチェーンが干渉する部分には『クリアスキン』を貼っておきました。
完成車ではこの部分を考慮していないのも見かけますが,絶対に傷が付くと思うんだけどなぁ・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dあと,ここもクリアスキンで保護。最近,あんまりトップギア使わないから不要か?(笑)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dヘッドチューブの保護
ヘッドチューブ周辺は,ブレーキやシフトワイヤが干渉することが多いので,なんらかの対策が必要です。
RHC号の時は,すべてのワイヤ(リアブレーキ,FD,RD)にTube Topsを装着し,さらにフレーム側には『クリアスキン』を貼っていました。
ところが,前回紹介したように,LOOK号ではシフトワイヤ(FD,RD)は内蔵式である上,出口の穴が微妙に外側に向いているおかげでフレームとワイヤが干渉しないようになっています(嬉!)
なので,シフトワイヤについては,無対策で大丈夫です。
残る,リアブレーキワイヤはフロント側で「遊び」を作っている部分で,ヘッドチューブ側面と干渉します。ですので,この部分にはフレーム側にクリアスキンを貼り,ワイヤにTube Topsを通しておきます。
ヘッドチューブとの干渉箇所だけ,ゴムチューブで保護。あぁ,こんなところに,RHC号の面影が!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dでも,よ~く見ると,Tube Topsではなくて,「LOUIS GARNEAU」のロゴマークが! そう,ここのカバーはRHC号で使っていたものです。
サイコンの取り付け(本体・センサー)
以前,こちらでも書きましたが,おいらはサイコンが大好き。ほぼ完成したように見えるLOOK号ですが,サイコンが付いていない状態では1mも走らせることができません(笑)。早いところ,サイコンを付けねば!
サイコンは何個つけよう?
これはRHC号の時。2個並べてご満悦(^^)
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8RHC号の時は,SIGMAとPOLARの2個のサイコンを搭載していました。
計測項目としてはPOLARがあれば十分なのですが,SIGMAの方がPOLARより何倍も更新速度が速いので,特にケイデン表示はいつもSIGMAを頼りにしていました。
SIGMAは有線式ですが,シフトワイヤに巻き付けることで,あまり目立つことなくケイデンスセンサからサイコンまで配線していました。しかし,LOOK号のシフトワイヤはフレーム内蔵なので,ケイデンセンサからサイコンまでの間,「巻き付ける相手」がいません。
まぁ,そもそも2個もサイコンを付けていること自体,好ましいことではありませんから,LOOK号のサイコンはPOLAR1台で始めることにしました。
完成♪ サイコンホルダーはお手製の木製ショートバージョン。バーテープ巻きはかなり失敗しています・・・(涙)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dセンサの取り付け
フロントのスピードセンサは簡単に取り付けられました。といっても,LOOK号のフォーク,HSC6はべらぼうに太いエアロ形状をしているため,RHC号の時に比べてかなり長いタイラップを必要としました。
一方のケイデンセンサはかなり苦戦しました。
もともと,POLARではダウンチューブに斜めに取り付けることを推奨しているようです。
POLAR社推奨の取り付け位置。イヤじゃ~(笑)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
が,いかにも空力的に悪そうですし,なにより格好悪いです。なので,RHC号の時はチェーンステーにぶら下げる形で取り付けていました。
しかし,LOOK号のチェーンステイはRHC号とは違って,かなり複雑な扁平形状をしています(ちなみに,左右非対称でもあります)。30分くらい悩んだのですが,どうやっても,左クランクとのクリアランスを確保した上で適切な固定力を得られる場所が見つけられませんでした。
RHC号と同じように,チェーンステイにぶら下げたいんだけど・・・
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dそこで,次善の策として,シートチューブに斜めに取り付けることにしました。先に居座っていた『チェーンフォールプロテクタ』のすぐ上の場所に斜めに取り付けです。
結局,この位置に落ち着きました。思い出したら,実はRHC号と同じでした・・・(笑)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2Dこれで,固定力十分,クリアランスも適正,という状態になりました。ローラー台で回して,ちゃんと計測できていることを確認して満足しましたが,こちらの記事を見てびっくり。
ありゃ? RHC号もこの位置に変更していたのね・・・。2週間前にバラしたばっかりなのに,もう,忘れてしまっていました。
あぁ,なんとも無駄な(でも楽しい♪)30分の検討時間でした。
次回の予定
今回で,基本的な組み上げ作業は完了です。
あとは,サドルやハンドル位置を調整して,セッティングをRHC号に合わせてあげれば走り出すことができます。
サドルはISP絡みが初体験なので,ちょっと手こずりましたが・・・。
- ■「LOOK」カテゴリー内の前後記事
-
- 1件新しい記事:LOOK号組立日記6 (最終調整編)
- 1件古い記事 :LOOK号組立日記4 (ブレーキ・シフトワイヤ張り編)