新春特別企画(?)My Point Of No Return.
これが,我がロードバイク人生のスタート。写真の撮り方も下手だな~(笑)
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8“Point Of No Return.” 直訳すれば「引き返せない地点」とか「帰還不能点」。
航空用語では「これ以後は,燃料の関係で出発地に引き返すことはできず,到着地を目指すしかない地点」のことを指します。
さて,自分のロードバイク人生はとっくにポイント・オブ・ノー・リターンを越えて,どっぷり漬かってしまっていますが(笑),一体,どの時点で越えてしまったのか,長くは無い6年のロードバイク人生を振り返ってみました。
年表でたどる,マイ・ポイント・オブ・ノー・リターン
おいらがロードバイク界の扉をたたいた(ま,普通に言えば「バイクを買った」)のは2007年の4月。
それからいろんなイベント(ブツを買ったり,いじったり,乗ったり,壊したり)を経験しているわけですが,それらの中でも,特に「後戻りできない度」を高めてくれたイベントを振り返ってみました。
年表中の「★」は「後戻りできない度」に与えたインパクトを示していて,★3つで最大値となっています。
日付 | 出来事 | インパクト | 備考 |
---|---|---|---|
2007年4月 | LGS RHC号でロードデビュー | ★ | このときなら,まだ引き返せた? |
2007年5月 | 湘南平初挑戦 | ★★★ | 何かのスイッチが入り,坂に目覚めてしまう |
2007年8月 | 心拍計登場 | ★★ | POLAR CS400で心拍計測を始める |
2007年8月 | 富士山一周 | ★★ | ほぼ手ぶら(&短パン)で100km走れたことに感動 |
2007年11月 | 冬用タイツ着用 | ★ | モジモジ君スタイルに違和感を感じなくなる |
2008年6月 | ビブニッカー着用 | ★★★ | これほど恥ずかしいウェアを気にせず着れるようになる |
2009年6月 | 富士ヒルクライム初参戦 | ★★ | 人生初ヒルクライムイベント |
2010年2月 | 595号登場 | ★★ | ついに最大パーツ,フレームを交換してしまう |
2010年5月 | ヤビツ初挑戦 | ★★★ | このときから,長い「40分切り」挑戦が始まる |
2012年7月 | 3本ローラー台登場 | ★★ | ついにこんな物までやり始めたか・・・ |
それでは,主なイベントについて振り返ってみましょう(^^)
【2007年4月】LGS RHC号でロードデビュー(インパクト:★)
意外なことですが,夢にまで見たロードバイク(ルイガノLGS RHC)を手に入れた割には,インパクトは小さいものでした。
なぜなら,ロードを買ったらすぐに100km先まで走り,1000mのアルプスを越えられるのかと思っていたのですが,現実はあまりに厳しかったからです。
でかいドロップハンドル,ノーマルクランク,硬いサドル・・・。なにもかも辛かったです(涙)
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8それまで乗っていたルックMTBのLGS SIX号のコンフォートさとは真逆で,ホリゾンタル550mmの大フレーム,ノーマルクランク,どでかいドロップハンドル,遥か遠いブレーキレバー,カチカチに固いサドルから構成されるLGS RHC号は,ロード初心者には地獄のような乗り物でした。
あまりに軽くて直進できないし,ギアは重いし,ブレーキは利かないし,ケツや腰は激痛。最高でも20km/h未満というありさま。
この時点なら,まだまだ余裕でノーマルな人生に引き返せたはずです。
★1個というより,むしろ,マイナス1個スタートだったかも(笑)
【2007年5月】湘南平初挑戦(インパクト:★★★)
LGS RHC号に跨ること1ヶ月,ようやくママチャリ程度には乗りこなせるようになってきました。
そんな,超ド初心者であったにも関わらず,おいらのロード史上初のヒルクライムとして,大磯の湘南平に挑んだのでした。
この激坂が,おいらの人生を変えた!?(笑) しかし,毎回,デジタル一眼レフ担いで走っていたのね・・・。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.81ヶ月前にはおっかなびっくり乗っていたのに,軽々と標高300mの湘南平に到着してしまったときの楽しさ(と苦しさ)は衝撃的でした。
この体験は,今のおいらの坂バカ,ヒルクライム命,ドM,という自転車趣味の方向性を示したものでした
同時に「ロード買って間違いじゃなかった♪」と確信できたイベントでした。
【2007年11月~09年4月】いろんなウェアを制覇(インパクト:★★★)
ロードバイク乗りなら,避けては通ることができない,自転車専用ウェア。
上半身だけならまだしも,下半身の,特にタイツ系はかなりの恥ずかしさを誇ります。
その恥ずかしさからなかなか手が出せず,ロード入門初期は普通の短パンで富士山一周とか,とんでもなく無謀な乗り方をしたりしていました(死にますよね・・・)。
2007年11月には冬用のタイツを導入しましたが,全体的に厚着で走る季節なので比較的目立たないですんでいました。
しかし,2008年6月には,ついに,禁断の「ビブニッカー」にまで手を出してしまいました。
あの,モジモジ君みたいな格好だけでも恥ずかしいのに,肩ヒモまで付いていて,初めて着用して鏡を見たときは「フレディー・マーキュリーかよ!」「ウ○コどうやるんだよ!」と自分突込みをしたものでした。
このヘンテコなタイツを着こなせるようになるとは・・・(^^)
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8が,人間とは恐ろしいもので,恥ずかしかったのは最初の1回だけで,あとは普通にご近所さんと挨拶するし,授業参観に着て行こうとして妻に怒られるまで気が付かないくらいに,成長(?)することができました。
我がロードバイク人生の中では,間違いなくトップ3に入る体験でした。
【2010年5月】ヤビツ挑戦開始(インパクト:★★★)
3ヶ月前に新調したLOOK,2ヶ月前に初めてお会いしたNoguさんと一緒に挑んだヤビツ峠タイムアタック。
この日から,おいらのロードバイク人生は,「ロングライド」「フォトポタ」「サイクリング」主体から,「ヒルクライム」っていうか,「ヤビツ」主体になっていきます。
いろんなパーツを交換し,ローラー台練習を重ね,出力分析をやり,ドーナツを食べ,もう,すべてをヤビツに捧げてきました(ちょい誇張あり)
記念すべき,ヤビツ初ゴール(記録は44分32秒)
RICOH GX100あの日から2年半。
すっかりと,ロードバイクバカ・ヒルクライムバカ,として完全体になり,もうノーマルな人生には引き返せなくなりました。
Noguさん,恨むよ・・・(笑)
最後に
以上,ロードバイクに,そして,ヒルクライムにのめり込んでいった,6年間を駆け足で振り返ってみました。
どんな趣味でも,「これ買ったら後に引けないなぁ」「ここまでやったら後戻りできないなぁ」という点があるような気がします。
最初から超高級機材を購入して,入門と同時に後戻りできない,背水の陣を引く人も結構いますし,おいらみた時間をかけてポイント・オブ・ノー・リターンを超えていく人もいます。
今,ロードバイクにのめり込みつつある人も,完全体の人も,ペダルを回せる体力がある限り,前だけを向いてひたすらにロードバイク人生にのめり込んでいこうではありませんか。
だって,ポイント・オブ・ノー・リターンを過ぎたら,あとは,ゴール地点を目指すしかないんですから(^^)
Have a good and long road bike life!!
現在の様子。あ~,まったく引き返せない(っていうか,引き返したくない♪)
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8(おまけ)
以前も,ポイント・オブ・ノー・リターンについてちょっとだけ考えたことがありました。
あの時は,「自転車以外に使えないものが貯まっていくと戻れなくなる」として,主にブツ,経済的な観点で考えていました。
今回は,どちらかというと,精神的な面で振り返ってみました。ちょっとだけ深いでしょ?(笑)
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