Why do you ride on your bike(s) ?

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チビ達も自転車大好き。健康のため? 環境のため? 違うだろうなぁ……。
チビ達も自転車大好き。健康のため? 環境のため? 違うだろうなぁ……。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

なぜあたなは自転車に乗るのですか,と聞かれたらなんて答えよう。

「そこに自転車があるからだ」という禅問答のような(?)答えもあるもしれませんが,もう少しまじめに考えてみるとどうなんでしょう……?

健康のために乗る?

これは,自信を持って「No!」と言えます。

自転車が趣味なんです,と言うと,「健康にいいですもんねぇ」「体のことを考えて偉いですねぇ」「ご家族も安心ですよね」なんて褒められることが往々にしてあります。

しかし,おいらの場合は,全然健康にいいとは思っていません。

おいらの健康上の悩み(というほどじゃないんだけど)は,低体重,低血圧,本ブログ内の紹介記事へ低脂肪,の3T(?)なのですが,どれも自転車に乗ることによって改善されたとは思えませんし,たぶん,今後も治ることはないような気がします。

自転車をやり始めて2年以上経ちますが,相変わらず,年に何回かは風邪をひいて会社を休みますし,本ブログ内の紹介記事へ走りすぎで脚が痛くなったりもしています。

慣れてくれば,それなりに乗り心地も改善されますが……。
慣れてくれば,それなりに乗り心地も改善されますが……。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

そもそもロードバイクは,きつい前傾姿勢(腰痛),一直線に前を見る(首の痛み,肩の痛み),固いサドル(痔?)など,あんまり体に優しいとは思えませんし,落車や交通事故など,下手したら命を失うリスクまで犯して公道を走っています。とてもじゃないけど,「ご家族も安心」できません。

なので,巷の自転車ブームとは真っ向から対抗するようですが,おいらの場合,「健康のために乗っている」はまったくの不正解です。


環境のために乗る?

これでも×です。全然論外です。

よく自動車とエネルギー効率云々で比較して,自転車の環境面での有利性を説いている記事を見かけますが,「じゃぁ,環境のために乗っているのか」となると,これもちょっと違います。

仮においらがメッセンジャーであれば,仕事としてやらなければならない書類の運搬を,より少ないエネルギーで運べる自転車を使っていることは,大いに環境面で有利な気がします。

が,おいらは普通のサラリーマンであり,休日に乗る自転車は完全に「遊び」です。

家で一日ゴロゴロ寝てれば基礎代謝だけで済むのに,本ブログ内の紹介記事へわざわざ富士山まで出かけて5000kcal近くも無駄遣いしているのですから,とても「環境のために乗っている」とは胸を張って言えたもんではありません。

土砂降りの中,無駄に5000kcalも使って富士山チャレンジする。環境に(体にも)優しいとは言えない……。
土砂降りの中,無駄に5000kcalも使って富士山チャレンジする。環境に(体にも)優しいとは言えない……。
RICOH Caplio GX100 +

パンクすればチューブを捨てるし(本ブログ内の紹介記事へシューズに貼ることもあるけど),日常的なメンテナンスでケミカル類もそれなりに消費します。

まぁ,強いて言えば,ツマに頼まれてご近所のスーパーに醤油や牛乳を買いに行くとか,そういうときは,LGS SIX号で行くことで,ほんの少し環境に貢献できているのかもしれませんけど……。


じゃ,なんのために乗っているの?

健康のためでもない,環境のためでもない,じゃぁ,おいらは何で自転車に乗っているのか。いよいよ,この問題の核心です(おーばー)。

それは,ずばり,「自転車に乗るために乗っている」です。

「はぁ?」と思われる方もおられるかもしれませんが,おいらの場合,この表現が一番正確に表していると思います。

自転車に乗ること自体がおもしろく,大好きなので,自転車に乗っているのです。健康や環境もあるかもしれませんが,それらは小さな小さなおまけです。

好きじゃなきゃ,こんな激坂登りません(^^)
好きじゃなきゃ,こんな激坂登りません(^^)
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

でも,よくよく考えると,おいらに限らず,他の人だって,他の趣味だってこんなもんではないでしょうか。

ゴルフをやる人みんなが「健康のため」にやっているとは思えませんし,釣りをやる人みんなが「晩ご飯のため」にやっているとは思えません。多くの人は,趣味そのものが楽しくてやっているのではないかな,と思います。

自転車を始めるときに,奥様方を口説くには「健康のため」「環境のため」「交通費節約のため」と色々理由をでっち上げる(^^;)必要がありますが,本音は「自転車に乗りたいんだよ!」なんじゃないのかなぁ。

ただ,複数の趣味が合体し,「自転車で美味しい物を食べに行く」や「自転車で素晴らしい景色を見に行く」などもあると思います。この場合は,自転車には多少,「手段」としての側面もあるのかもしれません。

おいらの場合も,最初は写真を撮りに行くための手段としての自転車だったのですが,今では完全に逆。自転車で遠くに行くための自転車です。行った先でいい景色があれば写真にも納める,といった感じです。


じゃ,なんで自転車に乗るのが楽しいの?

これは,十人十色,千差万別,さまざまな宗派(?)に別れると思います。

平らな道をどこまでも行きたい人,やまを登りたい人,下りたい人,ゆっくりポタしたい人,自らの限界に挑戦したい人……。

おいらの場合は,LGS SIX号に乗っているときは,普段見慣れない景色を写真を撮りながら走れるのが好きです。

そして,LGS RHC号に乗っているときは,普段の自分では考えられないくらい遠くまで行けるところが好きです。

朝飯前に立石まで。往復およそ50kmだって自転車なら平気です。
朝飯前に立石まで。往復およそ50kmだって自転車なら平気です。
RICOH Caplio GX100 +

毎週末の早朝に必ず乗っていますが,わずか2時間ほどで40km以上走ることができます。これは,普段の自分(=徒歩)ではあり得ない距離であり,自転車という魔法の道具と自分の脚だけで,とんでもなく遠くまで小旅行?できてしまうことが,純粋に好きです。

さらに,休日を使ってのツーリングともなれば100km以上も走れますから,本当に驚いてしまいます。

自分の脚だけで,こんな遠くまで行くことができます(湯河原付近。家から約60km)
自分の脚だけで,こんな遠くまで行くことができます(湯河原付近。家から約60km)
RICOH Caplio GX100 +

おいらは過去にフルマラソンを数回完走したのですが,タイムはひどい(6時間とか…)し,その後一週間はガタガタで歩けませんでした。でも,自転車だったらそんなことはありません。

早朝に50km走ったって,普通に家族と朝食ですし,150km走った翌日も普通に会社に行っています。

初めての遠出,城ヶ島。一日で100kmも走れることを知った日。
初めての遠出,城ヶ島。一日で100kmも走れることを知った日。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

この,普段のダメダメ自分との驚異的なまでの差が大好きです。ドラえもんに,足が速くなる,疲れなくなる魔法の道具をもらったようなものです。

この魔法の道具の楽しさが続く限り,何の目的もなく,遠くへ遠くへ走り続けてきたいなぁと思っています。

だんだんと涼しくなり,自転車に乗りやすい気候になってきました。さぁ,今年はどこまで走ってみようかなぁ……。

今年の秋も行ってみようかな?(箱根の仙石原)
今年の秋も行ってみようかな?(箱根の仙石原)
RICOH Caplio GX100 +


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2008年09月20日 | カテゴリ:  その他 | ID: 1009
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