2011年12月の読書記録

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12月は雑誌を除けば3冊しか読むことができませんでした。

「気軽に読んでやろう」と思って手に取った『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』が思いのほか分量があり,また,年末のバタバタで読書時間を確保できなかったのが原因です。

そうこうしているうちに,ブックオフ半額デーでさらに未読本が増えてしまいました。

いかんなぁ,なんとかせねば(^^;)

2011年12月の読書記録

先述のとおり,12月は以下の3冊しか読んでいません。

タイトル・著者期待感(?)
桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活
『桑潟幸一准教授の
スタイリッシュな生活 』
奥泉 光
下流准教授が主人公の,(一応)ミステリ。
まったく向上心が無く,そのくせ自尊心だけはでっかく,いつも自虐的に考えてしまう主人公。新しい勤務地である女子大の文学部員たちと繰り広げる,軽妙な会話とちょっとした謎解きが面白い。
予想外にボリュームがあって読むのに時間がかかりますが,とても気楽な話ばかりなので,暇なときに読むのが◎です。
松本清張は重すぎるけど,『謎解きはディナーの後で』では軽すぎるという人にオススメ(笑)
旅するカメラ 4 (えい文庫 197)
『旅するカメラ 4』
渡部 さとる
写真とカメラに関するエッセイ集。
著者のブログをそのまま本にしたようなものですが,おいらが大好きなシリーズ本です(もちろん,1~3は既読)。既刊は,それぞれ,心にじ~んと来る話が一話くらいあったのですが,今回もありました。津波で流された写真館のお話で,涙が出てしまいそうでした。
サイズも小さいし,どこからでも読めるエッセイですので,いつもカバンに入れています。
デジタルフォト達人への道 1
『デジタルフォト達人への道1』
スコット・ケルビー
久しぶりにカメラ入門書を購入。
全米Photoshopプロフェッショナル協会(そんなのあるんだ・・・)の会長であり,カリスマカメラマンであるケルビー氏のベストセラーの日本語訳だそうな。
おいらも10年くらいカメラをやっているので,そんなに「おぉ,そうだったのか!」というのは無いのですが,とにかく文章が面白くてしょうがないです。「風景写真を撮っても納得いく写真にならない。何が悪いんだろう。アンセルアダムスが犯人です。」というような,カメラを趣味とする人には笑えるギャグが多数。
テクニックの教えは,イマイチ網羅的ではないのですが,それでも知っておいて損がないことばかりでした。

特徴的なのは,ついに「自転車本」を一冊も読んでいないところです。

毎年のことですが,寒い冬に向かうにつれ,おいらの脳内趣味占有率が,夏場の「自転車:カメラ=9:1」くらいから,3:7(いや,2:8くらいか)に変化していきます。

今年も全く同じ傾向で,一応,週末には国際村なんかには出かけていますが,平日の頭の中はすっかりカメラ・写真に移りつつあります。

が,にわかにやる気が出てきても上手く撮れるわけがないので,ヘボ写真の連発になります。

となると,以下のステップで症状が進み,最終的にはカメラ・写真関係の本を買うことになるのでした。

  1. 急に写真を撮りたくなる
  2. もちろん,上手く撮れるわけがない
  3. ヘボ写真大量生産
  4. なんとか改善したくなる
  5. カメラ・写真の入門書を購入する (or カメラを新調する)

ま,スランプに陥った受験生が参考書を大量に購入するようなものでしょう。

本を買ったくらいで腕はあがってはくれないので,しばらくはこの傾向は続き,日本のカメラ・写真関係の出版業界に貢献する日々が続きそうです(笑)

文書管理の助っ人登場!

本屋・図書館・ブックオフなどで,「お,読んでみようかな?」と手に取った本が,実は家にもあったという経験はないでしょうか?

あ,無いですか。それは,すばらしいです・・・。残念。

おいらは,実に多数あります。

推理小説を書店で購入して,半分くらいまで読み進めた段階で「なぜか犯人が分かるんだが・・・」となって,すでに読書済みであることに気が付く,という悲劇を何度も経験しています。

逆に,自転車雑誌なんかのバックナンバーをブックオフで購入するときに「家にあるかも・・・」と思って購入せずに家に帰ってみると,残念ながら家には無い(=読んでいない)というパターンも多発しています。

こんな,自分の蔵書を管理できない小容量頭脳をカバーしてくれるAndroidアプリがあります。

「蔵書管理」系のアプリは多数あるのですが,おいらが愛用しているのは「Bookdroid」で,こんな特徴があります。

  • 本のバーコードをスキャンするだけで書籍情報入力,検索ができる(超便利)
  • 蔵書をステータス(所有・非所有・購入予定,未読・既読等)やタグで管理できる
  • データをCSVで出力できる
  • 表紙だけ表示,詳細表示等,いろんな表示が可能

新しい本を買ってきたり,図書館で借りてきたら,背表紙にあるバーコードをカメラでスキャンします。

すると,蔵書DBに登録されますので,必要に応じてタグやステータスを設定してあげます。

こうやって蔵書DBを整備しておくと,書店や図書館で「この本読んだっけ?」となったときは,バーコードをスキャンしてあげれば「家にあるよ」「無いよ」がすぐに分かるという仕組みです。

画像一覧(左),カテゴリ表示(右)など,10種類近い表示方法があります。

画像一覧(左),カテゴリ表示(右)など,10種類近い表示方法があります。



さらに,ネットに接続できる環境にあれば,Amazonなどの評判も読むことができるので,購入時の参考にもできます。

家にあるおいらの蔵書は全部で1000冊も無いので,そのくらい自分で覚えろよ!という意見もありますが,年々,脳細胞の減少を痛感しているところであり,蔵書管理アプリは本当に便利でストレスフリーです。

いろんな作者から同種アプリがでていますが,Bookdroid,なかなかオススメです(^^)

来月(1月)の読書予定

さぁ~て,来月の未読本さんは~?(いつもどおり,サザエさん風に)

1月2日の「ブックオフ半額デー」でさらに未読本が増えてしまいましたが,一応,今はこのあたりの本を読んでみようかな?と思っています。

タイトル・著者期待感(?)
舟を編む
『舟を編む』
三浦しをん
辞書を作る人たちのお話,というとても珍しい(?)小説。すでに読み始めていますが,すごく面白い!
とんび
『とんび』
重松清
読もう,読もうと思っているうちにNHKでドラマ化。早く読まないと~
フリーター、家を買う。
『フリーター、家を買う』
有川浩
またまた有川浩の小説を買ってしまった(ブックオフ半額デー)。
ブランケット・キャッツ
『ブランケット・キャッツ』
重松清
なんか表紙がとてもかわいくて,つい購入(ブックオフ半額デー)
仏果を得ず
『仏果を得ず』
三浦しをん
いったい,いつから我が家で眠っているんだ?というくらい長くほったらかしていました。三浦しをんは,次の『舟を編む』がすごく読みたいので,早くこの本を読みきってしまおう。

おしまい。


■「本」カテゴリー内の前後記事
2012年01月03日 | カテゴリ:  | ID: 10232
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