ツール・ド・箱根!
先週の水曜日,念願だった箱根登山をしてきました。
2週間くらい前から,ずっと行きたい,行きたいと思っていたのですが,休暇を取ると雨が降り(キャンセルして出社),快晴になると会議がある,とうい感じでなかなか仕事とお天気の都合がつきませんでした。
で,ようやく両者が一致した10月30日,ついに自転車によるおいら初の箱根登山に出かけてきました!
コース概略
今回のコースも,いつもの『神奈川 自転車散歩』を参考にしてみました。
この本の中では,箱根を一周するコースが紹介されているのですが,箱根湯本~宮ノ下までの坂がキツイということで,箱根登山鉄道を使って強羅まで輪行し,それから仙石原~芦ノ湖~湯本,というルートとなっています。
で,おいらが一番悩んだのが,「藤沢からどこまで輪行していくか」です。
今回の目的地は箱根芦ノ湖。強羅まで行ってしまったら,あとはほんの少ししか登らないので物足りないはず。でも,ほぼ海抜0mから1000mまで登るという経験は初めてなので,やっぱり,ちょっと心配でもあります。できるだけ脚を残しておきたい気持ちです。
で,悩みに悩んだ末(そんなに悩むことか?),藤沢~小田原の30kmだけ輪行することにし,小田原駅から自転車スタートとすることにしました。
コースは,小田原→箱根湯本→仙石原→芦ノ湖→国道1号最高地点→箱根湯本→小田原→できれば自転車で藤沢,という約100kmに決定です!
小田原まで(6時30分~7時00分)
東海道線で輪行していくのですが,8月の富士山一周以来,一度も輪行したことが無く,また,全然練習する暇がなかったのでぶっつけ本番で輪行作業をしました。
その結果,なんども作業をやり直し,なんと20分以上かけてようやく袋詰め完了。暗いうちに家を出たはずなのに,なぜか日が出ているし,ガラガラのはずの電車は満員で座るところ無し。とっても眠いんだけど,小田原までの30分はずっと立っていくことになりました(涙)
箱根湯本まで(7時15分~7時45分)
小田原駅でRHC号を組み立て,いよいよ箱根登山スタート!
本日は,買ったばっかりのタイツ&ジャージも試運転。パッド付きタイツのおかげでとっても軽快に走ることができ,30分ほどで湯本に到着。お茶を飲んだり,ハイチューを食べたりして一休みし,いよいよ箱根の坂にチャレンジです。
宮ノ下・強羅まで(7時50分~8時50分)
辛かった……。
理由は2つ。
まず,意外と自動車が多かったこと。朝の8時~9時頃に走っていたのですが,ちょうど朝の混雑時間だったようで,車通りが激しかったのです。
後ろを気にしつつ,坂を登るのは結構しんどく,また,バスやトラックの排気ガスがたまらんのです(涙) 家の近くのR134の方が空気が澄んでいるような……。
で,もう一つ辛かったのは強羅までの急坂。
予定にはなかったのですが,急に強羅駅前の「銀豆腐」のしゃくり豆腐が食べたくなってしまいました。
強羅に向かうには激坂を登っていかなければならないのですが,アイスと並んで大好物の豆腐を食べたい気持ちが抑えられず,斜度20%近い激坂にチャレンジとなりました。
で,強羅には根性で登り切ったのですが,心拍は180まで上がり,体温も上昇,息も絶え絶えで豆腐どころではありません。
スポーツドリンクを飲み,ちょいと横になって5分ほど休憩。ようやく豆腐を食べられる体調(および精神状態)になってから,「銀豆腐」のしゃくり豆腐にありつくことができました。おいしかった~♪
仙石原(9時50分)
今回の箱根登山最大の目的である「仙石原のススキ野原」。秋になると,一面のススキ野原になるという話だけは聞いていたのですが,見るのは初めて。
強羅から仙石原までは,距離はありましたが,斜度はたいしたことはないので,40分ほどで到着です(途中,トイレ休憩有り)。
噂通りのものすごいススキの量。どうやって写真に撮って良いのか分かりませんでしたが,RHC号も入れて20枚ほど撮影し,満足して芦ノ湖に向けて再スタート。
芦ノ湖元箱根まで(10時00分~11時30分)
この区間はアップダウンは予想外でした。
芦ノ湖という「湖の湖畔」なんだから,ほとんど平なんでは?と思っていたのですが,結構アップダウンがあります。100mも登ると,一気に100m下ったりします。温度調節が大変な区間でもありました。
途中,箱根神社の鳥居で記念撮影なんかしたりしながら,1時間半(そんなにかかっていたか…)で元箱根に到着しました。
昼食(11時45分~12時15分)
富士山一周の時は,途中でお昼を食べ損ね,コンビニも自販機も無い富士の裾野を何時間も走る状況になってしまいました。
今回は同じ失敗をしないように,膨大な量のおやつを所持していました(おにぎり,ハイチュー,カロリーメイト,ポテチ,あんパン……)。
でも,せっかく箱根に来たからにはちゃんとしたお昼を食べたくて,うろうろうろうろうろ探して,「深生そば」というお蕎麦屋サンに決定! 海道十勝鹿追産のそば粉を使用した蕎麦が自慢のようで,注文した鴨せいろもと~~ってもおいしかったです♪
おいしい蕎麦を楽しんだ後,「あっ,そういえば数年前に家族で来たぞ,この店」,と気が付いたのは店を出た時でした。最初から迷わずここに来れば良かったのである……。
(^^;)
国道1号最高地点(12時45分)
箱根を訪れたサイクリストの実に98%が記念写真を撮ると言われている(当社調べ)「国道1号最高地点」。元箱根から1号線を(当たり前)登ること30分,「国道1号最高地点 874m」の看板に到着!
なぜか,POLAR様の気圧高度計は895mを指しています。今朝,あわててキャリブレーションしていなかったからだ。よって,本日の走行記録はすべて21mサバを読んでいます。
(^^;)
箱根湯本までダウンヒル!(13時00分~13時20分)
急に天候が悪くなってきて気温がグングン下がり始めました。雲も出てきて怪しげなので,急いで山を下ることに。
午前中,あんなに苦労して登った箱根の山を,時速60km/hで一気に駆け下ります。箱根湯本まではわずか20分で到着。気持ちよかったなぁ~。
箱根湯本では大好きな甘味処「菜の花」でひと休憩。
栗まんじゅう「月のうさぎ」と,お土産用に温泉まんじゅう「箱根のお月さま」8コ入りを買ったら,一つおまけしてくれました♪ 菜の花では店内で温かいお茶を飲みながら,お饅頭を食べることができます。いやぁ,くつろげるなぁ~
小田原~藤沢(14時00分~16時30分)
な,長かった…。
小田原から藤沢までは,たったの30km。されど,30km。
一日,1000mの山を登ったり下ったりした脚(心肺)には,堪えました。あっちで休憩,こっちで一休みしながら,国道1号を走ります。
途中,大磯からR134に進路変更し,大磯港で,さっきおまけに貰った「お月さま」を食べて3時のおやつ休憩。
それから後は,ひたすらR134を藤沢までケイデンス80一定運転で走るのみ。もう,どこにも寄らないで家に帰る!と思いつつも,辻堂の「シャトレーゼ」でアイスを食べたりしながら,夕方4時半頃に我が家に到着。
まとめ
総走行距離は100kmと伸びませんでしたが,900mの高低差と,ロード半年の脚力を考えれば,まぁ,こんなものでしょう。
(^^;)
また,今回は,前回のツール・ド・富士山一周の反省点をふまえ,様々な面で快適なツーリングを楽しむことができました。
- いつもおなかいっぱい♪ 前回は本当に空腹でした…(涙)
- 最初に山の麓(小田原)まで輪行して良かった~。最初の山登りが楽ちんです。
- タイツ&ジャージなど,ウェアがだいぶ充実していました。
- 事前に,各所のコンビニやお店情報を調べておきました。
- 一眼レフカメラを置いていき,代わりにコンデジ1コで済ませました。
とまぁ,こんな感じで改善されています。
さぁ,次はどこに行こう?
なんとなく,伊豆方面に行きたくなってきました。冬になったら行ってみようかなぁ。(それとも春の河津桜?)
大満足の箱根登山フォトアルバムはこちら~
【本日の走行データ】
コース :小田原→箱根湯本→強羅→仙石原→元箱根→国道1号→箱根湯本→藤沢
所要時間:7時00分~16時30分
走行距離:105.5km
走行時間:5時間38分47秒
平均速度:20.0km/h
最高速度:62.8km/h
最高高度:895m
合計登坂:1335m
最大斜度:21%
最高気温:32℃
最低気温:17℃
最大心拍:180bpm
消費カロリー:3023kcal
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