2007年最初の朝ポタ(暴風片瀬海岸にプロ魂を見た編)
「ここはゴビ砂漠か?」
2007年最初の朝ポタはいつもの片瀬海岸。しかし,今日は台風のような低気圧がもたらした猛烈な風が荒れ狂い,波飛沫と砂塵で立っていることはおろか,目を開けることができない状態。
しかし,このとんでもない悪条件の中,趣味道を邁進する2人の方のプロ魂(?)を見ることができました。
今年初めての朝ポタは,やっぱり富士山を見たかったので,ごく普通に辻堂海岸に出てみました。ところが,防風林の松林を抜けた途端,風速30m/sはあるのでは?という暴風が吹き荒れていました。
おかげで,ペダルをこいでもないのに勝手に30km/hくらいも出てしまい,あっという間に片瀬海岸に到着。あまりの暴風で立っていることも難しく,風上を見ると目が砂で潰れます。
なんとか,風よけの柵の陰でリュックからカメラを引っ張り出し,数枚撮っただけでおいらはもう降参。レンズは真っ白(砂で),メガネも真っ白(砂で),口の中はジャリジャリ(砂で・・・)。メッシュ構造のリュックに至っては,単なる砂袋のように重量が増していました。とにかく,その場にとどまっていること自体が不可能でした。
しかし,このような超過酷環境をものともせずに(というか,たぶん楽しんでいる)撮影を続けるカメラマン(プロ魂 1人目)を発見!
おいらは防潮堤の上で泣きそうになっているのに,カメラマン氏はなんと波打ち際で写真を撮っているではありませんか!! 長い望遠レンズ(白)と三脚を持ち,あちこちにしゃがんではこのゴビ砂漠風景を激写していました。
生まれが砂漠地方の人なのか,エスキモー地方なのかは分からないのですが,これだけの砂嵐の中で耐え続けるのは,相当のど根性があるカメラマンであることだけは確かです。
根性なしのおいらはカメラマン氏に敬意を表しつつも,新江ノ島水族館の壁に張り付いて風を回避し,ミルクティーを自販機で購入(これだけも大変だったけど),ゆっくり飲み干して家路につきました。
帰り道,追い風になると,おいらの平地での最高記録を塗り替える時速45kmを記録。まさに追い風参考記録ではあるのですが,あまりの速さで路線バスを追い越してしまい,驚いてしまいました。しかし,逆に向かい風になると,時速5kmになったり,ひどい時には押して歩く羽目に・・・。
で,残るもう一人のプロ魂はもっとすごかった。
いつもは大勢が散歩したりサーフィンしたりしている片瀬海岸ですが,今日はカメラマン氏とおいら以外に人影はありませんでした。いや,正確には「無いと思っていました」。
家に帰ってデジカメ写真をパソコンモニターで見てみると,なんと,海に入っている人を発見!!
写真なので生きているか死んでいるか分かりませんが(ひどい・・・),さすがにぼぉーっと海に浸かっているのではなく,おそらくサーフィンをしているのだと思われます。
いやはや,本日2回目の驚きのプロ魂を見ることができました。大体,あんなデカイ板,この暴風の中をどうやって家から運んできたんでしょう? それだけでもすごいです。
まぁ,向こうから見れば,「あそこにいるバカ,どうやってこの暴風の中,自転車で海岸に来てるんだ?」だとは思うのですが(笑)。客観的に見れば,あの場にはカメラバカ1名,サーフィンバカ1名,自転車バカ1名の3名のバカが居たことになります。いやはや,みなさん,ケガだけにはお気を付けて,楽しい趣味の道を邁進しましょう!(自戒の念も込めて・・・)
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