LGS RHC号1周年記念(後編)

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LGS RHC号はカナディアンバイクなのです(made in taiwanだけど…)
LGS RHC号はカナディアンバイクなのです(made in taiwanだけど…)
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

昨日の「前編」では,LGS RHC号と言うよりロード初体験の感想になってしまいましたが,今日はちゃんとLGS RHC号の感想を。

LGS RHC号を選んだ理由は,結構シンプルで,当時はLGS SIX号に乗っていて結構満足していたからです。カタログでLGS RATやLGS CTR,LGS CENなどと悩んだ末に,ご近所のMARSHさんで購入に踏み切ったのでした。


気に入っているところ

スタートこそ大変でしたが,1ヶ月もするうちにドロップハンドルも慣れ,また,乗車フォームもロードバイクのそれになってきたことから痛みもほとんど無くなり快適なロードバイクライフが始まりました。

LGS RHC号では3400kmを走破しましたが,気に入っているのは下記のような点です。

見た目
いきなりそれかよ…」とがっかりするかもしれませんが,バイクを大事に乗り続けるためには大事なことなのです(たぶん)。購入価格が100万円しようが,重量が6kgを切っていようが,本人が気に入っていないのならば話になりません。おいらの場合,LGS RHC号の見た目が大好きです。控えめなグラフィックと,さわやかな白,それと,「ホリゾンタル」なところです。性能的にはおそらく「スローピング」フレームの方がいいのでしょうが,なぜか,ホリゾンタルには爽やかさというか,清さというか,硬派な印象を感じてしまうのです。ルイガノ乗ってて「硬派」もないですが……(笑)。
いつもの七里ヶ浜。ホリゾンタルフレームは,なぜかすがすがしく感じます(^^)
いつもの七里ヶ浜。ホリゾンタルフレームは,なぜかすがすがしく感じます(^^)
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8


音が好き

これは購入して最初に乗ったときからです。家を出てスピードを上げ始めると,「コォーーー」という金属質の低いうなり(?)が聞こえ始めます。人によって好き嫌いが別れるかもしれませんが,まるで飛行機の離陸のようでおいらは大好きです。「よっしゃ~ 遠くまで行くで~」という気にさせてくれます。また,漕いでも空転させても,チェーンの駆動音がいっさい聞こえないのも気に入っています。(これについては,BBBの樹脂プーリーROADセラミックルーブの影響も大きいとは思いますが)


必要十分の性能

何をもってロードバイクの「性能」とするのかは難しいですが,普段乗っていて困ることは特になにもありません。重量はペダル込みでおよそ9kgほど。上を見れば,8kg台,7kg台,,,ときりがないのですが,1kgやそこらの違いは体重の軽さでカバーです(笑) また,雑誌インプレでは直進性がどうのこうの,加速性があーだこーだと書かれていましたが,ロードレースに出るわけではないので全然気になりません。まぁ,そこまでシビアな要求をする人は,メーカを問わずこのくらいのグレードの車体は選ばないと思いますが……。とにかく,この1台で,100km以上も離れた場所に行けるし,標高1000mだって登れる。下りで70kmは出せるし,ちゃんと曲がり,止まるます。色々パーツを換えてパワーアップを図っていきたいのですが,実は現状で必要十分だったりします(が,あえて気が付かないフリをする。機械いじりが好きだから♪)

イーストンチューブ

ルイガノではおなじみのEaston Eliteアルミチューブを使っています。横から見るとアルミ特有の太めのフレームに見えますが,実はダウンチューブは異形フレームになっています。横方向につぶした感じになっていて,普段,乗っているときは当然真上から見るのですが,意外と細身のフレームに見えて気分がいいのです。また,「(かつての)プロが愛用」という殺し文句もあります(笑)
ダウンチューブはかなり扁平なのです。横から見ると極太。上から見るとスリムで気持ちがいい♪
ダウンチューブはかなり扁平なのです。横から見ると極太。上から見るとスリムで気持ちがいい♪
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8


逆に気に入っていない,イマイチな点は以下の所。

ルイガノロードなところ
とことんロード道(?)を突き詰めている人達から見れば,「ルイガノ」というブランドは歴史も浅ければ,プロでの使用率も限りなく0ですので,ちょいと恥ずかしいところがあります。「何乗っているのですか?」と聞かれて「コルナゴです」と答えれば,(それがプリマヴェーラであったとしても)「おぉ,コルナゴですか。いいですなぁ」となると思いますが,ルイガノとなると,50万円以上するRSSであったとしても,「はぁ,そうですか」になるんじゃないのかなぁ。まぁ,逆に言うと本人が気に入っていれば(気に入ってる!),なんでもいいんですけどネ。

溶接後の処理が適当…

ある程度のグレードのロードバイクになると,アルミフレームでも溶接の後はほとんど見えないくらい磨かれた上で塗装がされています。でも,おそらくコレには結構手間がかかる(ひょっとして手作業でヤスリ?)と思われ,よく店頭で見かけるピナレロも,FP2は完全に綺麗に仕上げられていますが,FP1だと少し毛羽立っています。で,LGS RHC号。まったくヤスっていません。溶接しっぱなしだと思います(涙)まぁ,これもコストダウンのためなんだろうなぁ,とは思うのですが,キャノンデールとかを見るたびに「いいなぁ~」とヨダレが出てしまいます(笑)
トップチューブとヘッドチューブの接合部。溶接痕がゴテゴテと残ります。
トップチューブとヘッドチューブの接合部。溶接痕がゴテゴテと残ります。
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

TIAGRAなところ

TIAGRAだからNG,というわけではなく,上位コンポ(DURA-ACE,ULTEGRA,105)と互換性が無いのが痛いです。平地を走る時のおいらの目標ケイデンスは80rpmくらいなのですが,70rpm→シフトアップ→85rpm→シフトダウン→75rpm→・・・以下同文。ということが多々あります。10速ならもうすこしマシになるのですが,TIAGRA実装車を10速にしようとすると,STIレバー,スプロケット,チェーンをすべて交換する必要があります。もともと,TIAGRAと105なんてそんなに価格差は無いのに,取り替えるとなると一から買い直しですから4,5万円は覚悟しなければなりません。この点がなんとも痛いなぁ……。

ノーマルクランクなところ

他の人はどうかは分かりませんが,おいらでは標準の52/39Tでは山を登るのはかなりしんどかったです。どうやったって,ケイデンスを高く(70rpmくらい)するのは難しく,重たいギアをゆっくり回すことになり,足が疲労し,さらに遅くなり,さらに重くなり……,となりがちでした。これは,105のコンパクトに交換したことであっさり解決しましたが,逆に言えば,こんな簡単に解決できるのであれば購入時の選択肢にさせてもらえたらなぁ,と思います。


そんなこんなで,大好きな中にも,ちょいとした(致命的でない)イマイチな点もいくつかあり,そのおかげで飽きずに楽しく乗り続けています。

購入後の1年間で交換したのは,セオリーどおり(?)最初はステム,続いて駆動系をホイールタイヤチューブクランク,チェーンと交換してきています。

今年もLGS RHC号でどこまでも行こう!
今年もLGS RHC号でどこまでも行こう!
RICOH Caplio GX100 + 5.1-15.3mm

今年は,ようやく「乗り心地」の改善を目指し,ハンドル,シートあたりを考えています。(実はハンドルはFSAのウィングプロ31コンパクト(白)を予約済み。早く来ないかな~)


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08モデルは最初から105仕様。いいなぁ~

2008年04月15日 | カテゴリ:  その他 | ID: 835
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