富士スバルライン試走速報(^^)

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ここがFHCの計測開始ポイント。男たちのドラマがここから始まる(笑)

ここがFHCの計測開始ポイント。男たちのドラマがここから始まる(笑)

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月曜日,例年より少し早めですが,富士ヒルクライム(FHC)に備えた富士スバルラインの試走をしてきました。

有給をケチって,間近に迫った「金環日食観察」と「スバルライン試走」の両方を1日でやってしまうため,強引に週初めの月曜日に休んだのですが(笑),既報のとおり金環日食の方は無事に観測することができました

さぁ,スバルライン試走の方はどうだったのでしょうか・・・?

今回はライバル(?)と一緒に試走

過去2回のスバルライン試走は単独で走っていたのですが,今回は,ヤビツで後塵を拝してしまったo-don君と一緒に走ることに。

去年ロードを始めたばかりで,ヤビツはもとより,スバルラインも初挑戦のo-don君。

雪辱に向けた,絶好の機会であります。覚悟するがいい,わっはっは・・・。

今日もo-donくんと一緒だ。しかし,なんちゅう高いサドルじゃ・・・。

今日もo-donくんと一緒だ。しかし,なんちゅう高いサドルじゃ・・・。

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試走のスペック(?)はこんな感じ。

項目中身備考
出走時刻11時30分日食観察で遅くなってしまった・・・。
天気麓は晴れだけど,富士山は濃霧の中。雨も心配されるほど曇っている。
荷物下り用に,冬ジャージ,タイツ,ウィンドブレーカーなどを詰め込んだバックパック。実に重かったです
駐車場県立北麓駐車場山梨県が作った,大会推奨の新しい駐車場


駐車場で着替えをしていたら,県のお姉さんが近づいてきて「どこでこの駐車場を知りました?」と聞いてきたので,素直に「県のHPだよん♪」と答えたら,喜んでくれました。

さぁ,バカ重いバックパックを背負って出発だ!


試走の様子

ヤビツのタイムアタックの結果からして,o-don君とおいらではかなりのタイム差になることが予想されるため,o-don君には料金所で5分ほど待機してもらうことにして,おいらが先にスタートしました。

以下,試走の様子をまとめましょう。



料金所~2合目(9.0km)

超軽快でした。

この日の富士山麓は緩い追い風が吹いていたおかげで,ほぼ無風感覚で上ることでき,「ひょっとしたら1時間15分も夢ではないのでは?」なんて思いながら,軽快にペダルを回せました。

序盤の4kmくらいまでは勾配がきついですが,その後はかなり緩くなってくるので調子が上がっていきます。

序盤はきついけど,だんだん勾配が緩くなってきます。(でも,めげるほど真っ直ぐ。笑)

序盤はきついけど,だんだん勾配が緩くなってきます。(でも,めげるほど真っ直ぐ。笑)

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2合目~3合目(12.8km)

ちょいときつくなってきました。

2合目(9.0km)を過ぎたあたりから急に勾配がきつくなってきます。

また,このあたりから「長ぇ・・・」と思うようになってきました。

珍しいセルフショット(^^) 心境は「な,長ぇ・・・」

珍しいセルフショット(^^) 心境は「な,長ぇ・・・」

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3合目までで,ほぼヤビツ1本分(12km)ですから,普段はここまでで全力を使い切っています。

それが,スバルラインではまだ1/2なわけですから,本当に長いです。

また,以前は無かったと思うのですが,道路の左端に「kmポスト」が新設されています。

これがまた,モチベーションを大幅に下げます。

道端に立つ「まだ半分以上残ってるよポスト」。余計なお世話だよ・・・。

道端に立つ「まだ半分以上残ってるよポスト」。余計なお世話だよ・・・。

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ヒルクライムをやった方なら分かると思うのですが,メーターの距離表示をあえて見ないで頑張って走り,「えっ,もうこんなに進んじゃったの? ムフッ♪」となるのが楽しみの一つなのに,このポストが台無しにしてくれています。

しかも,このポスト野郎(だんだん言葉遣いが悪くなる)には小型タイプもあって,ご親切に100mおきに設置されていたりします。

とかなんとか,ポストさんに毒づきながら走っているうちに,ミラーの中に小さく動く物体を発見!

奴だ,奴が迫ってくる~!



3合目~4合目(17.8km)~5合目(24.0km)

この区間はずっと同じような勾配が続くのですが,ミラーの中のo-don君はお構い無しに近づいてきます。

おいらも,なるべく使いたくなかったダンシングを多用して,4合目まで約4kmほど逃げ続けたのですが,ついに4合目の看板付近でつかまってしまいました。

だぁ~,また抜かれた~(涙) しっかし,脚細いなぁ。180cm以上の巨人とは思えん・・・。

だぁ~,また抜かれた~(涙) しっかし,脚細いなぁ。180cm以上の巨人とは思えん・・・。

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本当は蛇行して邪魔してやろうかとも思ったのですが(笑),そんな体力すら残っていなかったので,「俺のことはかまうな。お前は先に行け!」と,感動的なセリフを残して後ろ向きにアタックして下がっていくのでした・・・。

一応,この後も「待て,コノヤロ~」と1kmくらいはダンシングで追いかけたのですが,もう限界。

そして,まもなく最後の平坦区間が近づいてきます。

おぉ~,前方に極楽浄土(平坦区間)が見えてきた~。あと少し!

おぉ~,前方に極楽浄土(平坦区間)が見えてきた~。あと少し!

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しかし,この平坦区間の前には,たぶん,スバルラインでは最もキツイ(物理的にも,精神的にも)勾配が待っています。

この,平坦区間手前の勾配が,精神的・体力的に一番キツイ!!

この,平坦区間手前の勾配が,精神的・体力的に一番キツイ!!

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終盤に来て8%台の勾配はかなりきついのですが,ここさえ越えれば,その先には極楽浄土の平坦区間が待っています。がんばれ,俺!

ところが,せっかく苦労して登り切った途端,
猛烈な向かい風。

この,最高に飛ばせる区間が最強の向かい風。 神よ!なぜわれを見放した・・・。

この,最高に飛ばせる区間が最強の向かい風。 神よ!なぜわれを見放した・・・。

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ほげぇ~,平坦区間なのに16km/hって・・・。

ほげぇ~,平坦区間なのに16km/hって・・・。

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昨年はこの区間で46km/hも出せたのに,今回はなんと10km台。しんどい~(涙)

最後の急坂区間は,すっかり疲れ果て,27Tでのんびりのんびりと登ってゴール。ひ~,長かった~



結果&アイス&下山&うどん

試走のタイムは1時間32分でした。

過去,今回も含め,本番・試走を合わせて5回登っていますが,下から2番目の成績です。

ラスト区間で向かい風がきつかった,荷物が重かった(2.3kg)などありますが,詳細な分析はまた次回にしましょう。

過去5回で,下から2番目の成績。大丈夫かいな・・・?

過去5回で,下から2番目の成績。大丈夫かいな・・・?

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また,ライバル(?)のo-donくんも調子が悪かったようで,タイムは1時間22分。

おいおい,スバルライン初走行で1時間22分かいな~。背中の巨大リュックはバッテリーでも入っていたのか!?

ま,細かい分析や反省は次回に回すとして,その後の様子を。




まずはアイスですな。

過去4回登っていますが,本番も含めてすべてアイスを食べていますので,今回ももれなく食べます。

今までで一番気温が低く,吐く息が白いほど冷え込んだ5合目ですが,全く関係なし。アイスは義務ですから。

売店の奥にいたお姉さんに頼みましたが,かなり驚いていて,聞くと本日初のアイスだそうです。やった,優勝だ。

まだ体が熱いうちにアイスを食べるのだ! すでに寒いけど・・・。

まだ体が熱いうちにアイスを食べるのだ! すでに寒いけど・・・。

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ここにきて,o-donくんの弱点を発見!!

1年で80kg→65kgと減量したせいか,皮下脂肪が非常に少ないようで,おいら以上に寒がっています。売店の中に移動して,いつものメロンパンを頼みつつ,ミルクティーを飲んでようやく震えが止まりました。

どうも,ヤツは寒さが弱点らしい。ふふふ・・・。

ホテルの部屋で,こっそりと窓を開けておこう。おいらも同室で風邪をひくかもしれないけど・・・。

富士山に来たら,アイスとコレ。今回は4個買って帰りました。

富士山に来たら,アイスとコレ。今回は4個買って帰りました。

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5合目で30分くらいうだうだした後,懸案のダウンヒル。

4~5合目は本気に寒かったですが,その後は実に快適なダウンヒル。

体を起こして走るとちょうど45~50km/hくらいで安定するようで,急勾配で速度が出過ぎたときは,タイタニックの二人みたいなポーズをとると,かなり減速できました。

こうやって両手を広げると,かなり減速します。当日は,フードつきのパーカーでも来ていこうかな・・・?

こうやって両手を広げると,かなり減速します。当日は,フードつきのパーカーでも来ていこうかな・・・?

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結局,ふもとの料金所までほとんどブレーキをかけることなく,安定して走ることができました。

ただ,横風を受けるとさすがに手放しは危ないので,本番は真面目に手放ししないでダウンヒルしないといけませんね。となると,やたらと膨らみやすいウェア(フードつきパーカーとか)でも来ていこうかな!?

二人とも50km/h以内でのんびり下ってくることができました。また来月ね~!

二人とも50km/h以内でのんびり下ってくることができました。また来月ね~!

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〆はこれですな(笑) あ~,あったまる~

〆はこれですな(笑) あ~,あったまる~

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長くなりましたので,結果の分析や反省はまた次回~!


■「2012年」カテゴリー内の前後記事
2012年05月22日 | カテゴリ:  2012年 | ID: 10354
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