スバルライン試走のまとめ
県立の北麓駐車場で出番を待つLOOK号。とてもきれいな駐車場でした(^^)
SONY DSC-TX10先日,無事に完走したスバルライン試走2012ですが,残念ながらタイムは過去5回中ワースト2。
そこで,2週間後に控えた本番に備え,さまざまな角度から分析した(ってほどじゃないけど)反省点をまとめておくことにしました。
どれくらい遅かったのか?
すでに紹介済みですが,過去5回のスバルライン走行タイムはこんな風になっていて,今回の試走は全5回中4位という悲しい成績です。
全5回のスバルラインの走行タイム。5回中4位かぁ・・・。
しかし,グラフで見れば分かるとおり,毎回,試走より本番のほうのタイムが良くなっています。
具体的な向上度合いを数字で求めると以下のようになっています。
参加年 | FHC試走 | FHC本番 | 短縮タイム | 向上率 |
---|---|---|---|---|
2009年 | 1時間39分25秒 | 1時間29分50秒 | 9分35秒 | 9.6% |
2011年 | 1時間28分42秒 | 1時間22分33秒 | 6分9秒 | 6.9% |
2009年の場合は,約9分半,10%近くもタイム向上していました。
2009年と2011年の中をとって,仮に8%くらいタイム向上するとすれば,今年も1時間25分くらいで走り,3回目のブロンズには届きそうな予感はします。
簡易パワー分析してみると・・・?
いつもの,簡易パワー分析をしてみました。
去年の試走・本番とパワー比較してみました。
一目で分かるのが,ラップ23~25の大きな落ち込みです。
これは,速報にも書きましたが,22kmから先のほぼ平坦な区間(おいらは「極楽浄土」と呼んでいます。笑)で,2011年はいずれも超追い風だったのに,今年は向かい風だったことに起因します。
同区間では,昨年は最大で46km/hまで出たのですが,今年は一瞬だけ25km/hまで出たものの,ずっと10km/h台で走ることになってしまいました。
(正確には,向かい風に抵抗してちゃんとパワーは出せているのだと思いますが,簡易計算では風向まではわからないのでこんなグラフになります。本当のパワーを知るには,PowerTapみたいなパワー計が必要。欲すぃ・・・)
おかげで,この区間だけでなんと2分半以上のタイムを失っています。
晴れていれば,ここは爽快に飛ばすことができる区間です(これは去年の試走)
SONY DSC-TX10また,極楽浄土前のラップ20~22の落ち込みもかなりひどいです。
これは,その手前,4合目付近でo-don君に追いつくためにダンシングを連発した(ラップ17が飛び出ているでしょ?)ツケが回ってきたことが,Shiro家スポーツ裁判所の調査で判明しています。
したがって,この20~22区間での落ち込みは全面的にo-don君に責があると,裁判所も認めてくれています。
やっぱり,どこかで頑張りすぎたツケは,必ず大きくなって帰ってくることが分かります。
本番も,後方スタートのo-don君(おいらは3000番,o-donくんは5000番台)に途中で追い抜かれることが予想されるので,そこで無駄に頑張りすぎないよう,十分,気をつけなければいけませんなぁ。
やっぱり,蛇行して邪魔するしかないか・・・。または古典的に画鋲とか・・・(笑)
本番に向けての注意事項
さて,貴重な走行データの超精密な分析作業は終わりました(笑)
本番での走行で気をつけておかなきゃ,という事項を自戒の念をこめてまとめてみました。
とにかく長さに備えよう・・・
今回の試走の感想は,「長ぇ・・・」の一言に尽きます。
例年より高頻度でヤビツ詣でをしていたせいか,カラダ全体が12kmくらいでちょうど燃え尽きるような感覚になっているような気がします。
スバルラインはヤビツの2倍以上ありますから,本当に果てしなく長いという思いが強かったです。
やっぱり,スバルラインは長いです・・・。
SONY DSC-TX10カラダの方も,心肺機能は心配ない(オヤジギャグ?)のですが,ずっと酷使する脚,特に右脚が悲鳴を上げていました。
今回の平均ケイデンスは78rpmでしたが,もう少し高めにして,筋肉への負担を減らしてあげたほうがいいのかなぁ,と思っています。
極楽浄土の手前の坂に備えよう
22km地点から始まる,夢のような平坦区間,極楽浄土。
しかし,その手前1kmくらいには,かなりきつい勾配が待っています。
最後の500mくらいもキツイんだなぁ~ (写真は09年の試走)
RICOH GX100ここまでに燃え尽きてしまうと,その後のタイムに大きな影響を与えてしまいそうなので,もう少しゴールは遠くにあるイメージを持って走ることにします。
26kmくらいかな。さらに長ぇ・・・(笑)
極楽浄土で向かい風なら諦める・・・
今回のように,苦労して辿り着いた極楽浄土が無情な向かい風の場合もありえます。
そんな状況で無理をしたら,ゴール手前の勾配で燃え尽きて上りきれなくなってしまうかもしれません。
なので,極楽浄土で向かい風が吹いていたら,素直に諦めてゆっくり走ることにしましょう。
ま,周囲に速そうな列車が走っていたら,乗せてもらうのも手ですが・・・(^^)
kmポスト野郎は極力見ない!
今年のスバルラインには,コースの左端にゴールまでの残り距離数を表示するキロポストが新設されています。
あと10kmですか,ありがとう・・。
SONY DSC-TX10良く見ると,勾配まで書いてあり,明らかに自転車向きに作られていると思われます。
が,人にもよりますが,おいらは距離表示を見ないで走っておき,「おっ,もうこんなに走っちゃった♪」となるのが好きなので,このポストはと~っても迷惑。
まさにマイルストーン的に,「何合目」という表示ならありがたいのですが,このキロポスト野郎はご丁寧に100mおきに小さな子分まで並べていて,
「あと,14.8kmだよ」
「まだ,14.7kmあるよ」
「14.6kmだって。遠いね」
「14.5kmだよ。間に合うの?」
「14.4km。おいおい,歩いてるんじゃね?」
と話しかけてきます。
100mごとに小さいキロポスト野郎もいます。
SONY DSC-TX10レース本番は距離表示を消したバーチャルトレーナー画面と,前走者の背中&お尻だけを見て走ろう。
コースの左端には側溝もあるし,あまり左端には寄らないようにしようっと(^^)
コースが全般的にクリーンになってるよ♪
過去の試走・本番時には,路面の一部にヒビが入ったりしていました。
ヒルクライムは(少なくともおいらレベルでは)ゆっくりした速度ですから,わざわざこんな所を踏んでパンクすることはないとは思うのですが,今年は,結構キレイに修復されているような気がします。
路面がきれいに補修されていました。見た目はきたないけど・・・。
SONY DSC-TX10特に車道の左端はヒビが多かったのですが,写真のようにきれいに(見栄えは悪いけど)修復されています。
なんとなくですが,もう,FHC本番でのパンクリスクなんて,事前に異物を踏んで無い限り,ほとんど0なのでは?という気もしないでもないです。
(例年,パンクしている人を見かけるので,油断はできませんが・・・)
絶対に荷物を背負っちゃダメ!
今回,下山用ウェアを満載したドイターのバックパックを背負っていったのですが,これがまたバカ重くて,家に帰って測ってみたら2.3kgもありました。
当日は下山用品はトラックで運んでくれるので安心ですが,バックパックを背負って走っている人もたまに見かけます。
しかし,24kmにもわたって重たい荷物を背負い続けることはかなり辛いです。
肩や腰が痛くなるし,背中は燃えるように暑くなってきます。
どんなに荷物があっても,ウェアのバックポケットに入れたほうがよいと思います。どうで,途中で補給食を食べることなんて無いですし(2009年の本番では無理やりジェル飲料を飲んでこぼしました・・・)。
ちなみ,簡易パワー計算では1kgあたり1分ちょい短縮できますので,仮に,今回背負って走った2.3kgが無かった場合,計算上では1時間29分33秒くらいのタイムになります。
まとめ
今回の試走結果から,いくらなんでも1時間15分(シルバー)は遠すぎる夢であることがわかりました。
その一方で,1時間30分(ブロンズ)は今年もちょっと頑張ればなんとかなりそうですので,張り切りすぎて体を壊さない程度に頑張って楽しみたいな,と思います。
例年とは違って早い枠でのスタート(3000番台)というところが,周りの勢いに飲み込まれてしまいそうな気もしますが,そのときはそのとき,素直に1時間15分目指して突っ走りましょう(笑)
さぁ,泣いても笑ってもあと1週間半。
自分自身との戦いを楽しみましょう!
負けるもんか。(^^)
プチトラップ。ここは一合目じゃなくて,一合目の下の駐車場ですよん(^^)
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