ロード de カメラ運搬 (前編)

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スポーツバイクに乗り始めた極めて初期には,サドルバッグにデジイチを入れて運搬し,見事に壊してしまいました・・・。

スポーツバイクに乗り始めた極めて初期には,サドルバッグにデジイチを入れて運搬し,見事に壊してしまいました・・・。

Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8

日々,フォトポタ日記にはいろんなご質問をいただくのですが,過去に何度か,『自転車でカメラをどうやって運んでいるの?』という質問があります。

一口に「カメラ」と言っても,ポケットに入るコンパクトデジカメ(以下,コンデジ)から,中くらいのミラーレス,巨大なデジタル一眼レフ(以下,デジイチ)までサイズはまちまち。

幸い(?)Shiro家には3種類のカメラがありますので,それぞれ,ロードバイクでの運搬・携帯方法を紹介します。

対象カメラ一覧

まず,Shiro家のカメラの主要スペック(といっても重量だけだけど)を整理しておきましょう。普段,おいらが595号で担いで持ち歩いているのは以下の3つのカメラです。

種類機種レンズ重量
(本体+レンズ)
コメント
コンデジSONY
DSC-TX10
一体モノ133gとにかく軽い!スマホ並みです。
ミラーレスSONY
NEX-5N
18-55mm
ズーム
約500g
(270 + 200 + α)
ボトル1本分。
デジイチNikon
D600
24-70mm
ズーム
約2000g
(850 + 950 + α)
常識外の重さ。カーボンフレーム2個分(!)
左から,コンデジ(TX10),ミラーレス(NEX-5N),デジイチ(D600)

左から,コンデジ(TX10),ミラーレス(NEX-5N),デジイチ(D600)

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

常に持ち歩いているのはコンデジ(SONY DSC-TX10)だけで,その他のミラーレスやデジイチは気分(と体力)に応じて持って行くかどうか決めています。


コンデジ編

いきなり結論ですが,防水コンデジであればどうにでもなります(ずいぶん,投げやり・・・)。

実際,おいらは2011年4月からSONYの防水デジカメDSC-TX10を使っているのですが,防水・防塵・耐衝撃な上にとても軽量・薄型デザインのおかげで,ロードバイクでの運搬はかなり自由度があります。

手法具体的方法結果
ジャージポケットジャージのポケットにむき出しで入れます。汗でずぶ濡れになっても,防水カメラならなんともないです(^^)
トップチューブボックストップチューブに付ける小型バッグに収納。非防水のRICOH GX100を使っていたときは,ここが定位置でした。今では,よほど体を軽くしたいとき(=ロングライドなど)に限り,トップチューブボックスを使っています。
バックパックバックパック(おいらはドイター)に入れる走っていてすぐに撮りたいので,あまりバックパックには入れませんが,たまに,サイドのドリンクホルダーに入れています。埃にさらされますが,防塵構造なのでどんと来いです。
カメラマウント動画撮影用にハンドルバーにつけたカメラマウントに載せておきます。非耐衝撃だったIXYはあっという間に壊れましたが,TX10は付けっぱなしにしていても,今のところ大丈夫です。動画だけでなく,写真も撮りたいので,普段はジャージポケットですが。

こんな感じで,タフなコンデジならいろんな場所に収納して走ることができます。

以前の非防水・非耐衝撃コンデジでは難儀(ジャージに入れると濡れる,自転車に付けると振動で壊れる)しましたが,特にロングを走るのであれば,防水・耐衝撃のコンデジが絶対にお勧めです。

特に夏場はジャージのポケットに入れておいて,汗だくで塩だらけになっても,ジャブジャブと水洗いして大丈夫です(^^)
(SONY DSC-TX10の後継機はDSC-TX30みたいです)


ミラーレス編

ミラーレスは,デジイチほど大きくはないですが,コンデジ数台分の大きさがあります。

それでも,ロードで運搬する上で最も困る要因である「重量」はレンズ込みで500g程度ですから,そんなに問題ではありません。

問題となってくるのは,非防水・非耐衝撃なところであり,コンデジよりも運搬に気を使う必要があります。

ミラーレス購入後の1年で試してみたのは3種類。

手法具体的方法結果
ジャージポケットコンパクトなズームレンズ(標準の18-55mmなど)であれば,レンズを装着した状態でジャージの背中ポケットに入ります。カメラの出し入れはとても簡単なのですが,やはり,汗が非防水のカメラには問題になります。また,フラットなコンデジに比べて,形状が立体的なので,背中にゴツゴツ当たってしまい,この点でも問題でした。
ミラーレス専用バッグたいていのカメラバッグはロードバイクに乗るのには適していない(不安定)のですが,ミラーレス専用のバッグは小型ですので,バッグごとドイターに入れて背負ってしまいます。特に問題はありませんでした。ただ,専用バッグは頑丈さを優先して作ってあるので,バックパックに入れるには少し無駄に大きいのが難点でした。
厚手の巾着袋モンベルのフリース素材の巾着袋を用意。これにカメラを入れて,袋ごとドイターに入れて背負います。最小限のサイズ&重量で,バックパックにカメラを収納することができ,また,保護性能も十分高いので安心です。

大きめなジャージポケットであれば,ギリギリ収めることができるのですが,汗や振動にはとても耐えられそうにないので,すぐにやめました。

結局,適当な保護をした上でバックパックに入れて背負うことにしたのですが,いろいろ試行錯誤した結果,今ではMontbel(モンベル)の巾着袋,「ラウンドポーチS」(型番1123056)に入れています。

ラウンドポーチは,SMLの3サイズありますが,Sで十分です。

ラウンドポーチは,SMLの3サイズありますが,Sで十分です。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

「ラウンドポーチ」はフリース素材で厚い作りになっていて,衝撃からちゃんと守ってくれるので安心感があります。

その一方で,あくまでも「袋」なので柔軟性があって,かなりコンパクトに包むことができます。

専用カメラバッグは,頑丈なのはいいけど融通が利かずに場所を取るのが難点で,あまり使わなくなってきました。

巾着袋は小さくまとまるので,一番小さいバックパック(おいらはドイター「Race」)にも余裕で入れることができますし,普段の通勤カバンにも潜ませることができます。

やわらかいのでコンパクトに収納することができます。

やわらかいのでコンパクトに収納することができます。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
我が家最小のバックパック(ドイターRACE)と比べても,ミラーレスは小さいので,巾着袋ごと余裕で入ります。

我が家最小のバックパック(ドイターRACE)と比べても,ミラーレスは小さいので,巾着袋ごと余裕で入ります。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
交換レンズが必要なときは,巾着袋を追加します(^^) 家には3つほどあります。

交換レンズが必要なときは,巾着袋を追加します(^^) 家には3つほどあります。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8



つづく

カメラ運搬シリーズ第1回は,運搬が比較的簡単な,コンデジとミラーレスについて紹介しました。

第2回は,いよいよ,ロードでのカメラ運搬技術(?)では最難関である,デジイチ,デジタル一眼レフの運搬方法について紹介いたします。

まぁ,普通,ロードでデジイチを運ぼうとする人自体が少ないでしょうから,あまり人気記事にはならなそうですが・・・(^^;)

やっぱりコンデジは楽だな~。ポッケにひょい,だもん。

やっぱりコンデジは楽だな~。ポッケにひょい,だもん。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

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TX30は3万円ちょい。中古TX10で十分と思います。

2013年03月21日 | カテゴリ:  自転車搭載 | ID: 10612
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