半日限界ツーリング!(藤沢→伊東)
ゴールデンウィークの谷間の4月30日,休暇を取って,「一日でどこまで自転車で行けるか」にチャレンジしてきました。
100kmはもちろん,場合によっては200km越えもあるのでは?と世界中から注目を集めていた(ウソ)のですが……
どこへ行く?
4月30日は平日なので家の中で自由な身はおいらだけ。ツマは会社へ,チビ2匹は小学校へ行きます。
チビ2匹が学校から帰ってくるのはだいたい3時頃なので,それまでには家に帰らなければならないことに。まぁ,チビ達もカギを持っているので,一人で帰宅しようと思えばできるのですが,まだまだ小さいので,誰も家にいないとサミシイ模様。
というわけで,当初の「一日で……」は規模を縮小し,「半日でどこまで自転車で行けるか?」に変更。12時まで走りに走って,後は輪行で寝ながら帰ってきます。
問題は行き先です。過去のツーリングを振り返ると,富士山,箱根,宮ヶ瀬湖,大観山,という具合に山岳コースばかり。どこまで行けるか?というより,どこまで登れるか?に主眼を置いていました。
そこで,今回はなるべく平らな所を走って距離を稼ごう,ということで,藤沢を出て西へ西へ,伊豆の方面へ向かっていくこととしました(後に気が付きますが,これは失敗でありました)
いつものように,輪行袋とサーモスポット,コンデジ(GX100)を持っていきます。また,特に下り坂で無謀運転をしがちなので,スピード違反防止用お守りとして,在りし日のご長男様の写真をステムに貼ってみました(笑)
藤沢~小田原(6:45~7:30)
前回の大観山ツーリング同様,早朝に家を出て茅ヶ崎のサザンビーチで朝食をいただきます。今回は,とにかく時間を惜しんで前進あるのみですから,サンドイッチ2コを食べ終わるや否や,再スタート。もぐもぐ……。
小田原~根府川(8:15)
この区間は一度だけ海沿いのバス停に座っておにぎりを食べましたが,それ以外は一度もクリートを外さず走ります。根府川は,大観山ツーリングの時には見応えのある桜が満開でしたが,今回は新緑の美しさにひかれます。が,見とれることなく,今度は湯河原に向けて前へ前へ。
根府川~湯河原(8:50)
国道135号の旧道は,標高約100mほどを通過しますが,距離があるため斜度も3~5°くらいしかなく,普段の鎌倉山や源氏山より全然楽です。また,下りも長いため,ずっと40km/hくらいで下り続けられます。この区間は休憩無し!
湯河原~熱海(9:20)
国道135号は再度,山を登り始めます。今度も標高約100mですが,ちょっと飽きてきます。根府川~湯河原間とほどんと同じ労力で乗り切り,LGS RHC号,初の熱海入りです。
と,ここまでは順調に飛ばしてきたのですが,「お宮の松」で大ブレーキ(?) なぜか,どうしてもLGS RHC号を入れて写真に納めたくなったのですが,カメラ付き携帯電話で撮影しようと,延々と悪戦苦闘する中年女性に阻まれてしまいます。近づいてみたり,5mくらい離れてみたり,プロカメラマンに必須の「フットワークの軽さ」は合格なのですが,機材の知識が0のようです。そんな中年女性4人を待っていたり,自分もドリンクを飲んだりしているうちに,あっという間に30分もロス!! なぜ,こんなに頑張ってきたのに「お宮の松」で30分も費やしてしまうのか,悔やんでも悔やみ切れません(笑)
熱海~網代~宇佐美(10:45)
またも登り坂。この辺まで来ると,さすがにコース選択を誤ったことに気が付きます。平坦な道を走ろうとして,半島を走ってどうする!という感じです。海沿いの道は,登ったり下ったり,プチヒルクライムコースなのです。
そして,熱海~網代,網代~宇佐美の両山岳コースは,トンネルがとっても多いのです。ごく一部(新宇佐美トンネルとか)は広い歩道があるのですが,ほとんどは,全く無いか,50cmくらいしかない歩行者専用。しかも,トンネルは水平ではなく登り坂だったりするので,もう,泣きたいくらい大変でした。
まぁ,そうは言っても,最高でも標高130mくらいですから,トンネルの恐怖さえ克服できればたいしたことはありません。この調子だと,下田まで行けるのでは?
ドカン!@ハトヤの前(10:50)
伊東まであと少し,サンハトヤのすぐ手前を走行中に,例の「バン!」という大音響と共に前タイヤがパンク。先日の初体験に続き,2回目のパンクです(またも急激なヤツ)
前回は15分ほどで修理できましたが,今回は,
- タイヤが外れない(涙) 前回は,パンクの勢いでビードが勝手に外れていたのですが,今回はそんなボーナスは無し。タイヤレバーで外さなければならないのですが,実は結構苦手。
- さすがに疲れている。ここまで80kmほど走っていますので,さすがにちょいと疲れています。
- くそ暑い。超快晴で25℃くらいありましたから,じりじり照りつける太陽の下で作業するのがイヤになっちゃいます。
- 周りがのんびりしすぎ(笑) 網代や宇佐美のあたりは,ほんとうにのんびりした海が広がります。つりをする人,サーフィンをする人,ただぼーっと海を見ている人。真面目にパンク修理する気がだんだん薄れていく~
このような過酷な条件(?)が重なってしまい,結局,30分もかけてパンク修理完了。
異物は発見できなかったのですが,おそらく,1回だけ,トンネルで幅50cmしかない歩道を走り続けてしまったのが原因ではないかと思います。排水溝の蓋が延々と並んでいるのですが,ご丁寧に外すための穴が空いていて,数百回,穴に落ちながらトンネルを走り抜けました。そりゃ,パンクするよ……。
伊東でゴール(12:00)
パンクに30分も費やしているうちに12:00になってしまいました。ここから藤沢まで伊東線+東海道で輪行すると,およそ1時間半。袋詰めと組み立てを合わせれば2時間はかかってしまいます。
午後3時まで藤沢に帰ることを考えると,伊東でお昼を食べ,電車で帰ることに決定。
お昼を食べた後,伊東駅前で輪行袋に詰める作業を行ったのですが,これまた,過去最長となる30分を要しました(何やってんだか…)。結局,パンク修理+輪行袋詰めで1時間もかかっています。この辺も練習しておかなければいけないなぁ……。
まとめ
結局,藤沢から半日で行ける限界は「伊東」ということになりました。
暑いし,山坂は結構多かったけど,約90km,十分楽しんで走ることができました。なんたって,電車で1300円弱もかかる距離を,自分の足だけで走ることができるんだから驚きです。
もう半日,夕方まで走れば180km走れるのか?は次回以降の課題として(次回はのんびりポタがいいな…),恒例の良かったこと,悪かったことをまとめておきましょう。
【良かった点】
- サーモスポットは無敵。家からのお茶も,途中で買ったスポーツドリンクも,ず~~~っと冷たいままです。季節外れの炎天下ツーリングでは重宝しました。
- パンク修理キットをちゃんと持っていく。今回は,チューブ×2,パッチ×3,糊,サンドペーパー,タイヤレバー×2,ポンプです。原理的には5回までパンクに耐えられます(たぶん,精神的に耐えられないけど)
- 多めの食料。カロリーメイトとおにぎりがあれば,地の果てまで走れます(笑) 山間部は補給できない場合があるので,麓で買っておくと安心です。
【反省点】
- コース。全然平坦じゃないじゃん! そもそも,100km以上平坦な道なんて,この近辺にあるのだろうか……? でも,景色は最高に良かったので許す。
- パンクには細心の注意を。今までほとんどパンクしたことがなかったので,甘く見ていましたが,いくら体重が軽くても(関係ないか?)するときはするんですね。気を付けよう!
- 輪行袋の扱い。もう,10回近く輪行しているのに,ちっとも慣れないです。OSTRICHの超軽量タイプは車体とホイールを一緒に入れるので,フレームの傷に気を遣います(今回,傷付けてしまいました。涙)。もうちょい大きめの,ホイールの仕切が付いたタイプにしようかなぁ?
- 炎天下での半袖。おいらはとっても日焼けに弱いタイプなので,今現在,首と腕が真っ赤に腫れ上がって痛くてたまりません。通気性のいい長袖の方がいいかもしれません。首の後ろは,クールネックゲーターかなぁ?
今回も,良かったこと,反省することいろいろありました。また,今回は,おいら史上初めて,「写真はさておき前へ進む」という,距離優先のせっかちツーリングでした。これはこれで,自分の限界に挑戦するという感じで楽しいのですが,いつもこうでは自転車の楽しさが半分になっちゃいます。
なので,次回は,たとえば伊東まで輪行してから,伊豆半島の名所を巡ってみるみたいな,楽しい(苦しくない?)ツーリングにチャレンジしてみましょう。
あ~疲れた(^^)
【本日の走行データ】
コース :家→小田原→湯河原→熱海→網代→伊東
所要時間:6時45分~12時00分
走行距離:92.93km
走行時間:4時間8分7秒
平均速度:23.7km/h
最高速度:62.5km/h
平均心拍:128bpm
平均ケイデンス:75rpm
最大斜度:17%
最高地点:135m
総登坂 :595m
消費エネルギー:2141kcal
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