富士ヒルクライム参戦記(その4:5合目&下山編)
どこに行ってもアイスを食べる。この日のアイスは格別(^^)
RICOH Caplio GX100前回までに,レース本番の様子を紹介致しました。「もうこれでオシマイかな?」と思わせつつも,まだまだ。最初に予告していたように,このネタで一ヶ月は飯を喰う予定(笑)で,今回は5合目の様子と下山編です。
5合目にて
ゴールは山の中(当たり前)ですから,そんなに広いわけではありません。富士ヒルクライムの場合,スバルライン終点の5合目駐車場は結構広いのですが,それでも数千人のサイクリストが集まるのですから,麓でのスタートと同様,大混雑です。
みんな,この長い上り坂を上ってきたヒルクライマー達です p(^^)q
RICOH Caplio GX100が,みんな,長い坂道を苦労して登り切ってきたわけですから,気分はハイ(クライマーズ・ハイ?)になっていて,ご機嫌な笑顔です(^^)
5合目に到着してまずやることは,自分を応援してくれた人たち(家族や仲間)と会うことです。
意外ですが,5合目では携帯が入る(うちのはau)ので,我が家では厳密に待ち合わせをしていませんでした(そもそも,何時に到着するか分からないんだし・・・)
ゴール直前。家族を見つけだらしなく緩む(笑)
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8ゴール直後。手前はカズボンの頭。邪魔である
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8が,ツマ+チビ×2は,ずーっとゴールラインに張り付いておいらが上ってくるのを待ちかまえていました。重たいデジ一眼(D90)をずっと構えていた長男坊は,後になって「腕が痛かった~」と苦言を漏らしていました(^^;)
さて,家族と出会って感動を分かち合ったり,写真を撮ったりしたあと,自分たちにはやることがあります。それは,下山用荷物を受け取ること。
ものすごいゴミの山,いや,下山用荷物袋の山です。
RICOH Caplio GX100ものすごい数のゴミ,いや,荷物の山です。
参加者が5000人以上いるわけですから,荷物も5000個くらいあるはずです(自力で担いで上ってくる強者もいるようですが・・・)。でも,ゼッケン番号順に整理されているし,大会関係者も一緒に探してくれるので,そんなに苦労はしませんでした。
また,荷物場所のすぐ横で,富士山の名水(ミネラルウォーター)を無料で配ってくれました。おいらは,普段,ミネラルウォーターを飲むことはまず無い(水道水で十分。日本の水道水の水質基準はミネラルウォーターのそれより厳しい)のですが,このとき飲ませていただいた水ほどおいしいと感じた水はありません。
今回はCCDをほぼ2倍の濃度にして750mlのクマボトル1本に入れていました。エネルギー面ではとてもいい(1本で200kcalになる)のですが,甘さがネック。富士山の水は,甘ったるくなっていた口の中をサッパリさせてくれました。
この写真の右端で,草餅とお茶のサービスをしていました。ありがたや~
RICOH Caplio GX100買ってしまいました(笑)
RICOH Caplio GX100また,こらも無料でサービスしていた(どうも,無料に弱い・・・)草餅と温かいお茶もありがたかったです。あんまりありがたかったので,ついついお土産として買ってしまいました。「なぜ富士山で草餅?」という疑問はありましたが,あまりにおいしかったのでつい(笑)
名残惜しいですが,みなさん,そろそろ下山ですよ~
RICOH Caplio GX100
下山編
ヒルクライムレースの場合,上りも大変ですが,下りも結構たいへんです。
なぜなら,下りも自分の自転車で走らなければならないからです。
自転車に乗らない,または乗ってもこんなに長い坂を下ったことがない人からすれば,「ず~っと下りなの? 爽快だろうねぇ~♪」という声が聞こえてきそうですが,実際には結構しんどいです。
なぜなら,
- 寒い・・・
- 下山はまったく漕がないでも50km/hくらい出ちゃいますから,ひたすら体温が低下しまくります。特に5合目→3合目くらいまでの間は,気温が低いのでかなり冷えます。
- 減速で疲れる
- 安全のために,100人くらい(?)の集団でゆっくり下山していきます。そのため,ブレーキをかけて減速することがとても多く,腕が疲れてきます。
- 飽きる(笑)
- そう,飽きるのです。上りも24kmもあると飽きますが,下りはもっとやることがないので飽きます。前回の試走時にも,「こんなに上ってきたのか・・・」と呆れながら下り続けました。
といった様々な理由で,下りも意外と大変なのです。
今回は,10分おきに集団下山だったのですが,ものすご~い渋滞でした。
POLARさまデータによると,10時15分から下山の列に並んだのですが,実際にグループが動き出したのは10時36分から。その間,超ゆっくりと,クリートを付けたり外したりしながら,ダラダラと渋滞の列が進んでいました。
ようやく下山が始まったかな?
RICOH Caplio GX100と思うと渋滞。日が当たらなくて寒いよ~
RICOH Caplio GX100で,実際に下山が本格的に始まると,グループ全体の速度は45km/hくらいになりました。で,やっぱり寒いであります。
今回の下山用品は,
- モンベルの冬用ジャケット
- パールイズミの冬用タイツ
- ネックウォーマー
を着用したのですが,冬用グローブをうっかりとスタートで預けてきてしまいましたので,下りも「指切りグローブ」になってしまいました。
速度が上がるに連れ指先がかなり冷えてきて大変でした。が,まわりを見ると,ショーツのままだったり,半袖ジャージだったり,指切りグローブだったり,薄着の方が結構見受けられました。
今回は,もの凄い快晴で気温もかなり高め(5合目でも21℃)だったので,雨だった年に比べたら,本当に楽に下れたのだと思います。
上りでは1回も休憩しませんでしたが,下りでは1回,寒さを理由に駐車場で休憩しました。また,あんまり空走していると余計冷えちゃうので,なるべく脚を回して冷え切らないようにしていました。
下りも3合目くらいになると,気温も高まり,だいぶ走行しやすくなります。大勢の自転車乗りが一列になって(追い抜きも多々ありましたが)日本一の山を下るのは,爽快な気分でした。
3合目まで下ると,かなり暖かくなります。おいらは30km/hくらい。気持ちいい~(^^)
RICOH Caplio GX100ここまで下るのに50分弱。日本一長い(?)ダウンヒルでした。
RICOH Caplio GX100下山まで約50分。日本一の山を下るには,こんなに時間がかかるのでありました。
【本日の走行データ】
コース :5合目→北麓公園
所要時間:10時15分~11時12分
走行距離:24.5km
平均速度:34.4km/h
最高速度:57.1km/h
平均心拍:104bpm
エネルギー:245kcal
効率 :9kcal/km (低!)
高度差 :1210m
最低気温:21℃
最高気温:34℃
ゴ~~ル! 素直にゴールせず,自転車を降りて1枚パチリ(^^)
RICOH Caplio GX100一応,下りのデータも(^^)
下山後
ゴール地点の北麓公園に戻ると,30分ほどして応援バスも到着。家族と合流して,恒例の「吉田うどん」を頂きます。
こんなに暑い天気ですが,下りで冷えたカラダにはおいしいのです♪
RICOH Caplio GX100選手はゼッケンに付いている半券で,家族は一杯300円でおいしいうどんをいただけます。2日間でうどんばっかり食べていましたが,やっぱりおいしかったです。これで寒い天候だったら,本当にありがたかっただろうなぁ,と思いました。
吉田うどん。おいしかったであります(^^)
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8表彰式を見終わり,これでおいらの初富士ヒルクライムは終了。
家族とのんびりと駐車場に向かい,帰宅の準備。4人分の旅行荷物と550mmフレームのRHC号を同居させるのはかなり大変ですが,なんとか押し込み,会場を後にします。
24kmを上り,24kmを下り切ったLGS RHC号。ごくろうさまでした!
RICOH Caplio GX100駐車場に向かってゆっくり歩くおいらと長男坊。Photo by カズボン。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8ぎゅーぎゅー詰めの我が家の車。ホイール大丈夫かな・・・。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8振り返ると,もう富士山は雲が出てきて見えなくなりつつあります。
本当においら達がいたときだけ,完全な快晴だったようです。素晴らしい天気に感謝しつつ,道の駅なるさわの日帰り温泉に向かうのでありました(^^)
温泉を出たら,日本人ならやっぱり「コーヒー牛乳」。おいしかった~♪
RICOH Caplio GX100ありがとう&さようなら~。また来年来ます~!!
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8次回,最終回(たぶん)は,初挑戦の感想と,役に立ったモノ,立たなかったモノなんかをまとめておきたいな,と思っています。
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