猛暑の道志みち経由,山中湖ツーリング

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日曜日,外部サイトへNoguさんと道志みちを走って山名湖まで往復する,ちょいと長めのツーリングに出かけてきました。

事前には,「ゆっくりと長時間,長めに走りたいよねぇ」と,LSDまたはLND(Long Nonbiri Distance)的なツーリングで意気投合したはずだったのですが・・・?

道志みちとは?

神奈川・山梨県在住でない方に,「道志みち」の説明を。

神奈川県の相模原から山梨県の山中湖(正確には富士吉田)までを結ぶ,国道413号線のことです。信号がほとんど無いので,自転車やバイクツーリングにはとても気持ちの良い道です。

神奈川から山中湖に向かうと,ず~~~っと上りが続きます。今回は,宮ヶ瀬湖から道志みちに合流するので,35kmほどの上り坂になります。うっとり・・・。


家~愛甲石田(5:00~6:00)

この日の集合場所は,小田急の愛甲石田駅。

我が家からは20km弱ですので,自走していきます。が,例によって超方向音痴のおいら。Edge705さまの御指示に従順に従い,「ほんと,合ってるのか?」という道を通りつつ,約束の6時に1分遅れで到着です。

本日の主役。NoguさんのTCR号と,おいらのLOOK号。

本日の主役。NoguさんのTCR号と,おいらのLOOK号。

RICOH Caplio GX100


愛甲石田~宮ヶ瀬湖畔(6:00~7:15)

Noguさんのことだから,アタックを兼ねてヤビツ峠経由で宮ヶ瀬湖に行くかと思いましたが(笑),今日は先が長いので,素直に土山峠経由で宮ヶ瀬湖まで上ります。

のどか~な道を走ります。気持ちいい~(^^)

のどか~な道を走ります。気持ちいい~(^^)

RICOH Caplio GX100

この段階では体力も十分あるし,気温もさほど高くはないので,軽快に走ることができました。

早朝の宮ヶ瀬湖畔を軽快に走ります。まだまだ元気(^^)

早朝の宮ヶ瀬湖畔を軽快に走ります。まだまだ元気(^^)

RICOH Caplio GX100

土山峠では一瞬,心拍が170bpmを越えましたが,おおかたは150bpm程度の適度な有酸素運動で走れました。

宮ヶ瀬湖では,いつもの湖畔遊園地の売店ではなく,もう少し先の鳥居原公園でひと休憩。お互い,最近ポチったブツの報告なんぞをしあっていました(笑)


宮ヶ瀬湖~道志みち~駅の駅(7:30~9:30)

いよいよ,道志みちを上り始めます。

その前に,鳥居原公園からしばらく下り道が続きます。せっかく稼いだ位置エネルギーを消費してしまい,なんとももったいない感じ。
(この日の終盤で思い知ることになりますが・・・)

道志みちに入ると,しばらくは単調な上り坂が続きます。基本的には3~5%程度の緩い坂が続きますが,たまに9%くらいになるときがあります。

今来た道を振り返る。ここは,一気に高度を稼いでいます。

今来た道を振り返る。ここは,一気に高度を稼いでいます。

RICOH Caplio GX100

ここまで,ずっとNoguさんに先行してもらっていたのですが,おいらの思い出の場所が近づいてきたことから,先頭を入れ替わってもらいます。

おいらは,ずっと「疲れたよ~」とか言っていたくせに,前に出たとたんに速度を上げすぎてしまい,気がつくと,本ブログ内の紹介記事へSPYミラーの中にNoguさんの小さい姿が。追いついたNoguさんから,「ウソポタ日記だ~」と笑われてしまいました。

で,ずいぶんかっ飛ばしてたどり着いたのがこの橋。

どこかで見た風景です。

どこかで見た風景です。

RICOH Caplio GX100
2年前,この橋でパンク修理をしていたっけ。しかも雨だ・・・。

2年前,この橋でパンク修理をしていたっけ。しかも雨だ・・・。

RICOH Caplio GX100

本ブログ内の紹介記事へ2年前に大パンク事故(おーばー)を起こし,「少しでも景色のいいところで修理しよ・・・」とRHC号を引きずってきた場所です。いや~,懐かしい。こうして写真を撮るだけで涙がでてきます(うそ)。自転車もおいらも成長したよ~(^^)


で,道志みちに戻って坂を上り始めますが,,,暑いです。

とにかく暑い日でした。関東地方の多くの地点で猛暑日となっていましたし,ほぼ無風状態だし,路面からの照り返しもあり,体感温度は猛烈な暑さでした。

予想外の暑さにへとへとになり,道の駅で一休みすることにしたのですが,「あと2km」の看板から道の駅までが遠いのなんのって・・・。

この後も,単調に上り道が続き・・・

この後も,単調に上り道が続き・・・

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道の駅「どうし」で一休み(^^) ソフトのお味は「普通」です。

道の駅「どうし」で一休み(^^) ソフトのお味は「普通」です。

RICOH Caplio GX100


道の駅~山伏峠(10:00~10:50)

本日のクライマックスです。

距離9km弱,標高差400mが本当にきつかったです。単純に平均すれば4.5%くらいの勾配なのですが,実際には序盤は緩く,峠の頂上に近づくにつれてどんどん勾配がきつくなっていく,イジワルな峠です。

道の駅を出たところは勾配も緩やかで,とても走りやすい感じ(^^)

道の駅を出たところは勾配も緩やかで,とても走りやすい感じ(^^)

RICOH Caplio GX100
峠の終盤は,どんどん勾配がきつくなっていきます。

峠の終盤は,どんどん勾配がきつくなっていきます。

RICOH Caplio GX100

ふたりはヤビツ(12km,670m)仲間ですから,この程度の峠であれば鼻歌交じりで越えられるはずなのですが,なんせバカ暑い上に,ここまで70kmほど走ってきているので,さすがに疲れ始めてきました。

特にNoguさんは,いずものZONDAホイールではなく,前後2kg(!)の重戦車ホイール。しかも,命綱の27Tではなくて25Tを付けてきています。

峠に近づくにつれて勾配はキツクなり,ずっと8~10%が続きます。頂上にはトンネルがあるので,カーブの都度,「トンネルよ,そこに現れてくれ!」と願うNoguさん。しかし,無情にも,次のカーブや,よりキツイ直線が現れます。

最後には,明らかにケイデンスが40rpm前後になっており,速度は一桁台。おいらは,SHAMALと27Tのおかげで余裕がありましたので,Noguさん横に並んで「休憩しましょうか?」と誘うも,気迫で上り続けるNoguさん。

そして,ついに,ついに目の前に現れた山伏トンネル。普段は本ブログ内の紹介記事へトンネル大嫌いなのに,これほどまでにトンネルを待ち遠しく思ったことはありません(笑)

おぉ,ついに峠の頂上ですぞ! 止まりかけていた脚が回り出す~

おぉ,ついに峠の頂上ですぞ! 止まりかけていた脚が回り出す~

RICOH Caplio GX100

ちょいと余力のあったおいらですら,そんなですから,限界だったNoguさんの開放感・達成感はものすごいものがありました。

その様子を写したのがこの写真達。まったく無加工ですが,ものすごい開放感が写っています。もう,ワープ航法のようです(笑)

〔題〕 重力からの解放 (笑)<br />写真は無加工。まるでワープ航法のような凄い写真になりました。

〔題〕 重力からの解放 (笑)
写真は無加工。まるでワープ航法のような凄い写真になりました。

RICOH Caplio GX100

山伏峠~山中湖&昼飯(10:50~12:15)

峠を越えてしまえば,あとは爽快なダウンヒル。

昼食を吉田うどんにすることにしたので,山中湖畔を反時計回りに走って富士吉田に行くことにしました。

が,ガーミンさまに従って走っているうち,R138を相当下ってきていることが不安になります。「下る」ということは,後で「上る」という形で返ってきますから・・・。

昼食は,富士ヒルクラ参加者にはおなじみの「吉田うどん」。冷たかですたい~

昼食は,富士ヒルクラ参加者にはおなじみの「吉田うどん」。冷たかですたい~

RICOH Caplio GX100

で,富士吉田に着く前に,道の駅「富士吉田」付近のうどん屋さんで昼食。疲れた体に,冷たいうどんがおいしい~


再スタート~山伏峠~宮ヶ瀬湖(13:00~14:10~16:00)

昼食の後は,来た道をUターンして帰ります。おいらには,箱根経由で帰るという案もありましたが,今思えば無謀すぎです・・・(Noguさんが冷静で助かりました)。

山中湖から山伏峠までは,標高差は100mちょっとしかないですから,あっさりとクリア。

山中湖から山伏峠は,ほんのちょっと上れば越えられます。ここからが長いDH。

山中湖から山伏峠は,ほんのちょっと上れば越えられます。ここからが長いDH。

RICOH Caplio GX100

ここから,35kmの長~~~~いダウンヒルが始まります。

おいらは2年前にここでダウンヒルしていますが,そのときは「ゲリラ雷雨」の中だったため,大変な思いをしました(パンク付き)。今回は快晴の中を疾走できますから,本当に気持ちいい限り。

しかし,長い。富士ヒルクラの帰り道より10kmも長いのですから,本当に長い。

あまりに長いので,下りとはいえ,疲れてきます。35kmを休み無くダウンヒルし,疲れ切った頃に宮ヶ瀬湖に戻るための上り坂に到着。

この日のおいらは,ここから宮ヶ瀬湖畔までの上り坂が一番,心が折れそうでした。

標高差はたったの100mですが,ここまで8時間&150km走った後ですので,暑さと上りでクタクタになりました。あまりのクタクタぶりに,この区間の写真は1枚も残っていません・・・。

14時から16時の間で撮ったのはこの1枚だけ。よっぽど疲れていたんだなぁ・・・。

14時から16時の間で撮ったのはこの1枚だけ。よっぽど疲れていたんだなぁ・・・。

RICOH Caplio GX100

この日,宮ヶ瀬湖畔で食べた「かき氷」は最高においしかったです。たったの250円でしたが,2500円でも買ったかもしれません(んなアホな!)。

宮ヶ瀬湖~愛甲石田(16:30~17:30)

往路と同じく,土山峠を下って愛甲石田を目指します。

この区間は割と車が多くて難儀しましたが,ほとんど上りがないので,重力だけで頑張って(?),愛甲石田に到着~。

宮ヶ瀬湖で花火大会があるらしく,上りだけ大混雑です。<br />僕らにそんな余裕はありませぬ。さよ~なら~

宮ヶ瀬湖で花火大会があるらしく,上りだけ大混雑です。
僕らにそんな余裕はありませぬ。さよ~なら~

RICOH Caplio GX100

お互い,今日の健闘をたたえ合い,Noguさんは「富士チャレ200には,あと40kmも走らないとダメなのか・・・」と気が遠くなりそうになりながら,笑顔でお別れ。

お疲れさまでした~(^^)

愛甲石田~家(17:30~18:30)

一人になったとたん,例によって道がサッパリわからんので,Edge705さまに家までナビをお願い。

明らかに,往路と全然違う道を指示され,「明るいうちに家に帰れるだろうか」と心配になりつつも,暗くなる直前の18:30に我が家に到着。

あの~,往路とぜんぜん違う道なんだけど,ちゃんと家に着けるのでしょうか? > Edgeさん

あの~,往路とぜんぜん違う道なんだけど,ちゃんと家に着けるのでしょうか? > Edgeさん

RICOH Caplio GX100

体中が激痛,ずぶぬれだったので,LOOK号の掃除やメンテをする前に,とにかく風呂です(^^)

あ~大変な一日でした。

おわりに

本日の走行データはこんな感じです。

走行距離:184km
走行時間:9時間56分
平均速度:18.8km/h
平均心拍:132bpm
最大心拍:172bpm
ケイデンス:62rpm
累積登坂:2514m(!)
消費エネ:5900kcal(!!)

200kmにはちょっと届きませんでしたが,累積登坂高度の2500mにはビックリです。さらに,5900kcalってのは,一体なんでしょう!!??

オニギリ一個で200kcalとしても,29.5個も食べなければなりません。こんなことばっかりやっているのだから,太れないわけだ・・・。

今回は,LND(Long Nonbiri Distance)のはずで,当初はNoguツマさんまで参加される予定でした。その結果が,この超クタクタツーリング。前夜に参加を見送ることを決めたNoguツマさん,ナイス判断です! (朝に宮ヶ瀬までクルマで行って楽しても,誤差の範囲です・・・)

毎度のことですが,今度こそ,「境川CRで江ノ島」とか,のんびりポタにしましょう。

ま,たまには,こんな激疲れツアーも大好きですが(←懲りないヤツ。笑)

猛暑の激疲れツアーのフォトアルバムはこちらから~


■「富士箱根」カテゴリー内の前後記事
2010年08月19日 | カテゴリ:  富士箱根 | ID: 9839
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