海のロマンに浸る(?)三浦半島一周灯台めぐりツアー

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久しぶりに100km越えのライドに出かけてきました。

もともとは,職場の方が写真の作品展(外部サイトへハマ展)で最優秀賞を射止めたとのことで,その写真を見に横浜まで出かけるだけだったのですが・・・。

気がついたら,三浦半島1周,歴史の灯台を巡る130kmの旅になっていました(^^)

藤沢→関内(8:00~9:30,28km)

この日は朝ご飯を食べずに家を出たのですが、当たり前ですが直ちに腹が減ってきた(て言うか、最初から腹が減っている)ので、コースを逸れて北鎌倉で一休み。

円覚寺の前でどら焼き&カロリーメイトでようやく本格的にスタート。

先週より紅葉が進んだ円覚寺前で一休み(ドラ焼き)

先週より紅葉が進んだ円覚寺前で一休み(ドラ焼き)

RICOH Caplio GX100

北鎌倉から関内までは県道21号(鎌倉街道)を走ります。

自転車で走るのは初めてですが、これと言った見所があるわけでもなく、激しいアップダウンもトンネルもありませんから、淡々と90rpm & 140bpmで走ること1時間半ほどで関内に到着です。(ただ、信号は多かったなぁ・・・)

関内に到着~♪ ほぼ平坦でしたが,やたらと信号が多くてやんなっちゃう。

関内に到着~♪ ほぼ平坦でしたが,やたらと信号が多くてやんなっちゃう。

RICOH Caplio GX100

作品展の会場である教育文化センターで30分ほど、写真を鑑賞しました。過去の作品展もそうですが、ものすごくレベルが高く、勉強になると同時に自分の腕が情けなくなる機会でもありました(笑)


山下公園で閃く!(10:30)

実は我が職場も関内だったりするので、付近を周回し、会社員達(←自分もだよ)が働いているのを鑑賞してみました(笑)

関内周辺は、日本大通りや山下公園の銀杏が見頃(を少し過ぎた?)なので、あちこちで写真を撮って時間をつぶします。

関内の日本大通は,多くの人たちが絵を描かれています。いいところだな~。職場の近くだけど(笑)

関内の日本大通は,多くの人たちが絵を描かれています。いいところだな~。職場の近くだけど(笑)

RICOH Caplio GX100

さらに、腹が減ってきたので山下公園の中のローソンでおにぎりなどを買って、氷川丸の前で休憩することにしました。

で、おにぎりを食べながら氷川丸を見ているうちに、「海のロマン」みたいなものに魅せられはじめ(?)、急に、本日のこれからのコースを思い立ちました。

氷川丸とLOOK号。ここで天啓が!(おーばー)

氷川丸とLOOK号。ここで天啓が!(おーばー)

RICOH Caplio GX100

藤沢までまっすぐ帰っても見所がなくておもしろくないので、ちょっと大回りして三浦半島を一周し、灯台を巡ってみることにしました。

スタート地点である山下公園のマリンタワー(灯台としては機能していないらしいけど)→観音崎灯台→剱崎灯台→城ヶ島灯台→江ノ島灯台と走ってみることにしました。コースの総距離は,たぶん,100kmくらい・・・かな?



山下公園~横須賀(10:50~12:30,25km)

今日はいつものEdge705さまだけでは不安なので,港サイクリングクラブの「関東サイクリングコースマップ」も持ってきていたので,急に思い立った三浦半島灯台めぐりも安心して走れます。

地図を調べて経由地をEdge705に入力し終わったら,さっそく,山下公園から山手を越えて国道16号を南下します。とりあえずの目標地点は25kmほど先の横須賀です。

この区間は,車の交通量が多く,また六浦~横須賀あたりは意外とアップダウンやトンネルが多い道でした。過去に車では何度か走っているのに坂もトンネルもまったく気にならなかっただけに,自転車という乗り物の難しさに気づくとともに,やっぱり,「坂や風を感じながら走るのは楽しいのぉ」とポジティブに考えながら走りました。

でも,やっぱりトンネルはいやじゃ~(T_T)

トンネルは苦手でごじゃるよ・・・。

トンネルは苦手でごじゃるよ・・・。

RICOH Caplio GX100


横須賀~観音崎灯台(12:30~13:40,15km)

横須賀のヴェルニー公園で港に停泊中の軍艦を眺め,しばしのんびり。本当はここでオヤツを食べてもよかったのですが,別のガイドブックによると,数km先の「うみかぜ公園」の方が眺めが良いとのことだったので,そちらでオヤツを食べることにしました。

で,到着したうみかぜ公園の絶景(?)がこれ。

The 猿島。 ウソではないが,そんなに嬉しくもない・・・。

The 猿島。 ウソではないが,そんなに嬉しくもない・・・。

RICOH Caplio GX100

確かに,目の前に猿島がありますが,,,,それだけ。

名前のとおり,海からの風が猛烈に強いし,来るんじゃ無かったよ・・・。

気をとなりなおして馬堀海岸を西に走ると,急に車の量が減って,いい感じの「半島の道」らしくなってきます。うみかぜ公園から約1時間で,観音崎に到着です。

こういう,田舎道を走るのがいちばん好きです(^^)

こういう,田舎道を走るのがいちばん好きです(^^)

RICOH Caplio GX100

観音崎灯台

観音崎灯台に行くには,ふもとの公園駐車場に自転車を置いて歩いていけばいいのですが,LOOK号を置き去りにしてしまうと気になってしまい,灯台見学に身が入りません。

そこで,以前,RHC号で来たときと同様,灯台まで自転車で行くことにします。観音崎公園の脇のトンネル坂を上りきると,左側に灯台への細道が現れますので,ここから入っていきます。

分かりにくいですが,この左の坂を上ると,灯台まで自転車でいけます。

分かりにくいですが,この左の坂を上ると,灯台まで自転車でいけます。

RICOH Caplio GX100

戦時中の砲台跡の脇をとおり,びっくりするくらい細い石畳を走り,いよいよ完全に山道になったら,あきらめて自転車を降ります。が,灯台まではほんのチョイです(砲台跡から50mくらい?)

途中,戦時中の砲台跡地を通ります。

途中,戦時中の砲台跡地を通ります。

RICOH Caplio GX100

観音崎灯台は,全国で15箇所ある「内部を見学できる灯台」のひとつです。

入り口の受付で寄付金(200円)を払うと,灯台のてっ辺まで行くことができ,東京湾のすばらしい眺めを見ることができます。

受付のおばちゃんが,「自転車はここに置いといたら見張っててあげるよ♪」と言ってくれたので,受付の前にLOOK号を置いて灯台に登りました。

高さ19mのてっ辺まで上がることができます。入場料は200円です♪

高さ19mのてっ辺まで上がることができます。入場料は200円です♪

RICOH Caplio GX100
上からの眺め。たまたま船が少なくなったところでした。地球がかすかに丸い?

上からの眺め。たまたま船が少なくなったところでした。地球がかすかに丸い?

RICOH Caplio GX100
受付の前には小さなLOOK号(と,おばさま達)が・・・。

受付の前には小さなLOOK号(と,おばさま達)が・・・。

RICOH Caplio GX100

ここから千葉県は目の前ですから,富津の東京アクアラインやコンビナートを見ることができます。この日は,午後の到着となってしまったため霞がかかりはじめてしまいましたが,天気がよければ,建設中の東京スカイツリーまで見えるそうです。

浦賀水道を所狭しと走る大型船をのんびり見ていると,時間を忘れてしまいますが,まだ残り60km以上走らなければなりませんから,灯台を後にして走り始めます。

観音崎灯台~剱崎灯台(14:10~15:40,22km)

この区間は(も?),グダグダでした(笑)

ちょっと走ると,「お~っ!」という絶景や,「なんだろ?」という誘惑スポットが次々と現れ,ちっとも前に進みません。

観音崎を出ると,すぐに浦賀になります。今回は「浦賀の渡し」は断腸の思いであきらめましたが,すぐにペリー上陸を記念する「ペリー公園」があったり,野比の気持ちいい~~~海岸線ダウンヒルがあったりで,走ったり止まったり,漕いだり撮ったりで,ぜんぜん前に進みません。

断腸の思いであきらめた「浦賀の渡し」

断腸の思いであきらめた「浦賀の渡し」

RICOH Caplio GX100
馬鹿でかい石碑の「ペリー公園」。

馬鹿でかい石碑の「ペリー公園」。

RICOH Caplio GX100
たまらなく気持ちのいい野比の海岸。わずかにダウンヒルしているんですよ♪

たまらなく気持ちのいい野比の海岸。わずかにダウンヒルしているんですよ♪

RICOH Caplio GX100

まぁ,まさに「フォトポタ日記」的なツーリングそのものであり,この日走った中では一番楽しい区間でした。

剱崎灯台に行くためには,R134の「三浦海岸」の信号を直進し県道215に入りますが,ここから先は極端に車が少なくなり,なんか「最果ての地」を走っているような気すらしてきます。

この区間の最後には,斜度10%を越える割ときつい坂がありますが,これを上りきると,剱崎灯台はすぐそこです。畑の中の道を走り,「絶対にこの道じゃないよな」と思ってしまう細道を歩いて上ると,岬の先端に剱崎灯台がありました。

訪れる人全員を不安に陥れる,剱崎灯台への細道。合っているのか・・・?

訪れる人全員を不安に陥れる,剱崎灯台への細道。合っているのか・・・?

RICOH Caplio GX100
おぉ,合っていたよ・・・。

おぉ,合っていたよ・・・。

RICOH Caplio GX100



剱崎灯台

剱崎灯台は,残念ながら内部を見学することはできません。

が,灯台の一般的な特性として,海の眺望が素晴らしいです(当たり前ですね)。

最果ての地まで来たよ。(普通,灯台は最果ての地にあるものだけど)

最果ての地まで来たよ。(普通,灯台は最果ての地にあるものだけど)

RICOH Caplio GX100
本当に,先っぽまで来たなぁ~

本当に,先っぽまで来たなぁ~

RICOH Caplio GX100
いかん,日が暮れてきた。ロマンに浸っている場合じゃない!

いかん,日が暮れてきた。ロマンに浸っている場合じゃない!

RICOH Caplio GX100

最果ての地(ってほどではないけど)で,明治4年に点灯を始めた灯台を前に,しばし「海のロマン」に浸るおいら&LOOK号でした。

剱崎灯台~立石(16:00~17:00,20km)

剱崎灯台の次は,城ヶ島に渡って安房灯台を見ようかと思っていたのですが,冬の陽は落ちるのが早く,夕方4時で薄暗くなってきました。

本当は,灯台の本領を見るには絶好(^^)なのですが,慣れない道を真っ暗な中で走るのは危険すぎるので,今回は城ヶ島はあきらめることにしました。

その代わりといってはなんですが,宮川に立つ,風力発電所を見学しました。

でっか~い!! が,この向きはひょっとすると,帰りは向かい風・・・・?

でっか~い!! が,この向きはひょっとすると,帰りは向かい風・・・・?

RICOH Caplio GX100
ここまで暗くなると,危ないね。無理せず,帰ろう!

ここまで暗くなると,危ないね。無理せず,帰ろう!

RICOH Caplio GX100

で,今度こそまじめに,寄り道しないでR134を北上し,家路を急ぎます。夕方の時間帯ということで車の交通量も増えるし,アップダウンはあるし,路肩は暗いしで,怖かったよ~(涙)

今回はknogの1LEDとANTAREXの1Wライトをつけてきましたが,半島の細い道を夜走るのであれば,3Wくらいの大きいライトをつけたほうがいいと思いました・・・。

真っ暗だよ~。怖いよ~

真っ暗だよ~。怖いよ~

RICOH Caplio GX100

立石公園

立石公園に着いたときは,もう完全に真っ暗。

が,遠~くの方を見やると,わずかに富士山の輪郭を見ることができました。

そこで,我が頼れるデジカメRICOH GX100にお願いし,シャッター速度2秒,三脚なしの夜間撮影に挑戦(急いで帰るのはどうした?)

真っ暗中でも強引に明るく撮るため,2秒と長めに露光しますが,さすがにブレずに支えるのは無理ですから,LOOK号のサドルにGX100を押さえつけ,セルフタイマー2秒設定で撮ってみました。

うぉりゃ~,撮れた!! 右の隅っこのほうに,小さく富士山(^^)

うぉりゃ~,撮れた!! 右の隅っこのほうに,小さく富士山(^^)

RICOH Caplio GX100
立石もパチリ。よは満足じゃ(^^)

立石もパチリ。よは満足じゃ(^^)

RICOH Caplio GX100

なんとか,奇跡的にまともな写真を2枚撮ることができたので,大満足です(^^)

立石公園~家(17:10~18:30,20km)

さすがに,真っ暗でした。

途中,夕日の名所である長者ヶ崎も通りましたが,こんな写真が精一杯。

左の方の遠~~~くに江ノ島が見えるはずなんだけど・・・。

左の方の遠~~~くに江ノ島が見えるはずなんだけど・・・。

RICOH Caplio GX100

さらに,逗子海岸でも挑戦してみたら,奇跡的に江ノ島の灯台の明かりを拾うことができました。もう少しで我が家だよ~♪

左端に写っているのが,江ノ島の光です。あと少しで到着だ~!

左端に写っているのが,江ノ島の光です。あと少しで到着だ~!

RICOH Caplio GX100

まとめ

結局,家に着いたのは18:30。

無事我が家に到着~♪ でも,130kmの割には激疲れ・・・。

無事我が家に到着~♪ でも,130kmの割には激疲れ・・・。

RICOH Caplio GX100

10:30に横浜の氷川丸前で思いついた,三浦半島一周は8時間ちょうどで終わることとなりました。

今日一日の走行距離は132kmと,正直言ってたいした距離ではありませんし,合計上昇高度も950mほどしかありません。7月にNoguさんと行った「本ブログ内の紹介記事へ地獄のどうし道ツーリング」は同184km,2500mです。

それなのに,びっくりするくらい疲労しました。

家に到着すると同時に,偶然,実家の母から電話がかかってきて応対したのですが,立ったまま電話するのがつらく,貧血で倒れそうになるくらいでした。

この疲労の原因を考えてみると,

  • 軽いハンガーノックだったのかも(ずっとオヤツだけで走っていた・・・)
  • 同じく,あまりドリンクも採っていなかった(一日で1.5リットルほど)
  • 右足の負担が大きすぎる(左足はガングリオンで使い物にならん)

左足についてはどうしようもないですが,せめて,食事とドリンクはたっぷり採りながら走らないとダメですね。反省です。

逆に,今回良かったのは,こんな点です。

冬場のキャップはあったかい!
今回,メットの下に初めてキャップをかぶったのですが,とってもあったかかくて気持ちが良かったです。もう,冬場のキャップ無しには戻れなさそうです。
チューブレスいいかも!!
FUSION3で100kmを越えたのは初めてですが,やっぱり,巷のうわさどおり,お尻には優しい感じです。6.5気圧で走れるというのはありがたいです♪
冬場の自分の限界が見えた
寒くなると痛む左足ガングリオン。こいつのせいで,やたらと右足の負担ばかりが増えますが,どうも,100kmくらいが気持ちよく走れる限界のようです。これ以上,走れないことは無いですが,夏とは違うことを認識したほうが安全のようです。
灯台めぐりって楽しいかも!?
なんの目的も無く走る海岸線サイクリングも楽しいですが,随所にある灯台をめぐるのも結構楽しいことを発見しました。どの灯台も明治ごろに作られているみたいで,ちょうど再放送中の「坂の上の雲」とダブっているからしれませんけど(^^)

さぁ,自分の限界も認識できたし,FUSION3の良さも分かってきたし,今年の冬は(100km以内で)あちこち出かけてみま~す!!

次はどこの灯台に行こうかな~(^^)

おしまい。

三浦半島一周フォトアルバムはこちら~

【本日の走行データ】
 コース :家→横浜→横須賀→観音崎→剱崎→立石→逗子→家
 所要時間:8時00分~18時30分
 走行距離:132km
 走行時間:8時間58分
 平均速度:14.8km/h
 最高速度:49.5km/h
 合計上昇:964m
 消費エネ:4255kcal


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2010年12月06日 | カテゴリ:  三浦 | ID: 9914
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