PARKTOOLのバルブコアツール,VC-1C
PARKTOOLの新兵器。さて,何をする工具?(^^)
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8先日,Eliteのアリオン(3本ローラー)を購入したついでに,ちょっとした小物を買い物カゴに入れていました。
「PARKTOOL」と書いてあるので,「工具」であることは分かると思いますが,一体,何に使う工具でしょうか?
答えは言えませんが,この写真だけで分かったなら,きっと,かなりのバルブコアツールマニアです(答えじゃん・・・,笑)
TUFOのバルブコアツールが使えないなんて!
ほんのちょっとした工具でも,あると無いとでは作業効率が激変することがありますが,バルブコアツールはまさにそんな工具の代表的なものです。
一応,ラジオペンチがあれば,バルブコア(仏式バルブの先っぽの弁の部分)を外すことは可能ですが,バルブコアツールがあれば作業効率は軽く10倍くらい上がります。
普通,バルブコアは一部が平らになっていて,そこの部分を挟んで回せばいいのですが,ペンチでやろうとすると,スポークが邪魔するので半回転するたびに掴みなおすことになり,非常に面倒です。また,遠出のときには,普通のロード乗りは「ペンチ」類を持っていきたくない思います。
そこで登場するのが「バルブコアツール」。
こんな風に,バルブの先っぽ(バルブコア)にくっつけて,回すだけです。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8今まで使っていたのはTUFOのバルブコアツールで,写真のとおり,樹脂製のびっくりするくらい簡単な工具で,価格もわずか70円(わざわざ英国から来ましたが・・・)というものでした。
こんな簡単な工具(といって言いかどうかさえ微妙なくらいシンプル)だけで,簡単にバルブコアの着脱ができるようになります。重量だって,数グラムですからツーリングに持っていっても苦になりません。
というわけで,全幅の信頼を置いていたTUFOのバルブコアツールですが,Veloflex Recordチューブラーがモデルチェンジした後には使えなくなってしまいました。
バルブの突き出し量が少なすぎて,TUFOでは歯が立ちません。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8こちらにも書いたのですが,Recordチューブラータイヤは微妙にモデルチェンジをしていて,バルブ長が以前のモデルより少し短くなっています(他にもトレッド面が微妙に変わりました)。
そのため,おいらの決戦ホイールReynolds MV32T UL(リム高32mm)に装着すると,バルブの突き出し量が少なすぎてTUFOバルブコアツールが使えないという状況になってしまいました。
パンク防止のシーラント剤(NoTubes)は,筒抜けタイプのバルブエクステンダーを継ぎ足すことで注入することができたのですが,やっぱり,いざという時にバルブコアが外せないのは不便です。
ん~,なんとからんもんかしらん・・・?
PARKTOOLのバルブコアツール,VC-1C
以前,バルブコアが外せなくて困っていたときに,EXEさんから教えてもらったのが,PARKTOOLのバルブコアツール,VC-1Cです。
TUFOのバルブコアツールが平たいの対して,PARKTOOLの方は写真のとおり,ドライバーのようにとがった形状をしています。
目的は同じ,「バルブコアを回す」なのに,こうも異なる形状。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8バルブコアの平らな辺をキャッチして回します。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8我が家のMV32T ULのように,バルブコアがリム内に隠れてしまっているような状態でも,VC-1Cなら,とがった先っぽを差し込むことで,ガッチリとバルブコアをキャッチして回すことができるのです。
ただ,MV32T ULの場合,バルブホールが小さめだったため,VC-1Cの本当に先っぽしか入らず,あんまり「ガッチリとキャッチ」という感じではありませんでいたが・・・。
バルブホールが小さいので,ガッチリとキャッチはできませんでした。
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8ちょい苦労しましたが,無事に取り外すことができました(^^)
Nikon D90 + SIGMA 50mm MACRO F2.8・・・,以上です。
これ以上,このネタで引っ張ることはできないのでおしまいです(笑)
TUFOのような,超シンプル・軽量なツールではありませんが,困ったときには助けてくれる万能ツールです。
これと,シンクロバルブエクステンダーがあれば,どんなに短いバルブでもとりあえず運用することができます。
ただ,ホイールのバルブホールのサイズは確認しておいたほうが良いと思います。MV32T ULのバルブホールは実測で直径5.84mmと,比較的大きいほうですが,奥まで差し込むことはできませんでした。
お値段が軽く20倍以上するところは課題ですが(っていうか,TUFOが安すぎか? TUFO=50円,VC-1=1500円),TUFOが樹脂製で比較的簡単になめて壊してしまうところ,VC-1Cはアルミ製で頑丈な作りです。
頻繁にバルブコアをいじる人(いるかな・・・?)は,一つ持っていても損にはならないでしょう。
それでは,ほんとにおしまいです~
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