SONY アクションカム(HDR-AS15)の自転車固定方法模索

1件新しい記事(アクションカム,無事に(?)修理帰還です)
ウォータープルーフケースなしでハンドルバーに固定する。長い道のりでした・・・。

ウォータープルーフケースなしでハンドルバーに固定する。長い道のりでした・・・。

SONY DSC-TX10

前回からだいぶ間があいてしまいましたが,SONY「アクションカム」(HDR-AS15)の続編です。

今回は,アクションカムを自転車に取り付ける方法について紹介します。

純正ケース+純正マウントで何も問題無さそうに見えるのですが,思わぬ落とし穴が・・・。

アクションカムの固定方法概論

各論(?)に入る前に,まずはアクションカムの「固定方法」という観点での特徴を紹介しておきましょう。

前回も書いたのですが,「単体では固定しようが無い」という点につきます。

一般的なデジカメ(コンデジであっても)ならば,三脚用のネジ穴がありますが,アクションカムには「どこかに取り付けるための穴」などの取っ掛かりが一切ありません。標準パッケージに同梱されている「ウォータープルーフケース(以下,防水ケース)」に収納して,初めて他の物体と固定できる接点を持つことができるようになります。

防水ケースに入れて,初めて三脚用ねじ穴が使えるようになります。

防水ケースに入れて,初めて三脚用ねじ穴が使えるようになります。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

それ以外にも下記のような特徴があり,基本的に防水ケースに入れて初めて通常の使用状態となる製品,という感じです。

  • レンズがむき出し(カバーも無い)
  • 完全非防水(チャチな蓋が2箇所もあり,たぶん,霧でもNG)
  • 落とすとたぶん絶命(レンズが傷だらけに・・・?)
  • 他物との固定用接点が一切無い(前述のとおり)

感覚的には,スマホみたいなものだと思って間違いありません。



【方法1】純正マウント方法

前述のとおり,キット同梱の防水ケースに入れれば三脚用のネジ穴が利用できるようになり,ミノウラのVC-100などのようなカメラマウントに乗せることができます。

おいらは,購入時のビックカメラポイントを使って,SONY純正のカメラマウントを購入してみました。

純正ケースに純正マウント,最強の組み合わせ。の,はずだったのですが・・・。

純正のマウント。VC-100(96g)よりは軽いけど・・・。

純正のマウント。VC-100(96g)よりは軽いけど・・・。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

この方式では,以下の2点の問題があります。



重い!

アクションカム単体では,バッテリー込みでもわずか90gと超軽量なのですが,防水ケースはなんと86gもあるのです!

本体とほぼ同じ重量のケースって・・・。

本体とほぼ同じ重量のケースって・・・。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

純正のマウントを合わせると,カメラ(90g)+ケース(86g)+マウント(73g)≒250gもあります。

ハンドルは軽量のネオモルフェ(270g)なのに,あっさりとヘビー級ハンドルにしてしまいます。



録画開始・停止以外何もできない!

防水ケースは,背面に録画開始・停止ボタンがあり,これを押すだけで(電源OFF状態でも)録画が始まってくれます。

もう1回押せば録画が止まり,10秒後には電源が切れますから,これだけで十分といえばそうなのですが・・・。

録画開始・停止ボタンのみです。

録画開始・停止ボタンのみです。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

アクションカムは撮影中・撮影後の動画を表示することはできないのですが,Wi-Fi通信を用いてスマホ(iOS,Android)で表示させて,撮影アングルを確認することができます。

これは便利な機能なのですが,Wi-Fiを使うことからバッテリー消費に影響します。

もともと富士ヒルクライム(90分前後)を撮影するにはギリギリのバッテリー容量なので,少しでも省エネにするために,アングル確認後はWi-Fi設定をOFFにしたいところ。

が! 一度,防水ケースに入れてしまうと,各種設定用のボタンは一切触れないので,一度,ケースから外に出す必要があります。

が!(2度目),純正のマウントに乗せた後では,防水ケースの蓋を開けることができないので,アクションカムを外に出すためには,全体をマウントから外す必要があるのです!!!

必然的に,こんな悲しい流れになります・・・。

  1. Wi-Fi設定をONにする
  2. 防水ケースに入れる
  3. マウントする
  4. スマホで確認しながらアングル調整する
  5. マウントを外す
  6. 防水ケースから出す
  7. Wi-Fi設定をOFFにする
  8. 4.で調整したアングルが無意味になっていることを知り,愕然とする

【方法2】ベルクロ式固定方法

アクションカムを使い始めてから1週間ほど,ずっと,なにか別の方法でマウントできないか考え続けていました(もちろん,仕事中も)。

そんなある日,我が家の「自転車ガラクタ箱」の中を漁っていたら,いかにもこの手の小物をハンドルバーに固定できそうなブツを発見しました。

こういう小物を捨てずにとっておくと,いいことがあります。

こういう小物を捨てずにとっておくと,いいことがあります。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

そう,よく一般車に付いている「フロント反射板」です。

こいつは,ハンドルバーに固定するように設計されているので,これをちょいちょいっとバラせば,ちょうどいい感じのカメラマウントの土台になりそうな予感がします。

反射板をはずせば,こんな風に,マウントの土台になりそうな感じ。

反射板をはずせば,こんな風に,マウントの土台になりそうな感じ。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

あとは,このマウントとカメラを「なにか」でくっつければいいだけです。

この「なにか」には磁石や吸盤も思い浮かんだのですが,とりあえずは,ベルクロ(マジックテープ)で固定してみることにしました。

100円均一で購入した普通のベルクロをマウントとカメラ両方に貼り付け,これを介してカメラをマウントに乗せることにしました。

こうやって・・・

こうやって・・・

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
こう,くっつける。

こう,くっつける。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8



ベルクロ固定方式の結果

この方式の利点のひとつとして,ベルクロが非常に薄っぺらいので,このような工作をしたままでも防水ケースに収納することができる点です。

前述のようにアクションカムは全ての天候に対して弱そうなので,雨が降ったらイチコロです。そんなときのために,純正防水ケースでの固定方式がいつでも使えるというのはありがたいです。

ところが,この固定方式には以下の2点の欠点がありました。

  • 固定力が弱いので走行中にだんだんずれてしまう
  • 取り付け方向に規制が無いので,毎回,撮影アングルに気をつける必要がある

もっと,ビシッと固定できて,しかも毎回の装着で同じ方向になる方式はないものか・・・。



【方法3】レゴ固定方式

フォトポタ日記における工作記事では,「磁石」と並んでよく登場する「レゴ」。

固定力はかなり強いし,一定の方向にしか装着できないので,ベルクロ方式の課題が解決できそうです。

カメラ側には表面に凸が無いタイプのブロック,マウント側には普通の凸があるタイプのブロックを強力両面テープで接着します。

これだけだと剥がれて落ちてしまう恐れもあるので,どこの家にでも大量にあるであろう(?)TOPEAKの輪ゴムを補助的に使って落下防止の工夫をしました。

このタイプのレゴを貼ります。

このタイプのレゴを貼ります。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
こんな風に並べます。もちろん,マウント側にも同じように敷き詰めます。

こんな風に並べます。もちろん,マウント側にも同じように敷き詰めます。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

今年のGWは全てこの方式で撮影してみましたが,走行中の安定度も高いし,家での着脱もスムーズでとても満足できるマウント方式でした。

ところが! ある日,ふと「雨が降ったら?」と思って防水ケースに収納してみようとしたのですが・・・,

薄型レゴだからいいと思ったのだけど・・・。

薄型レゴだからいいと思ったのだけど・・・。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

レゴは薄型タイプ(凸が無い奴)を使ったのですが,それでも厚みが増してしまったために,カメラがケースに入ってくれないことが判明しました。

おいらは晴れ男だからいいのですが(うそ),去年の富士ヒルクライム(FHC)のように雨の中のヒルクライムとなったら,撮影を諦めざるを得ない事態です。

おしいなぁ・・・。


【方式4】超強力ベルクロ方式

レゴを諦めたフォトポタ研究所では,さまざまな固定方法を模索していく中,横浜東急ハンズにて「超強力ベルクロテープ」なるものを発見!

通常の「鍵と輪」の形のベルクロテープとは異なり,エノキダケみたいなロッドが規則正しく並んでいるタイプのベルクロで,その密着力はハンパじゃありません。

桁違いの合体力。くっつけるときも,相当な力で押さないと合体しません。

桁違いの合体力。くっつけるときも,相当な力で押さないと合体しません。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

同種のものが3Mからも出ていますが,なんせ,使用例が「壁時計の固定」や「消火器の固定」(!)ですから,その強力ブリがうかがえます。

この新兵器を,【方式2】のときと同じように,カメラとマウントの両方に貼り付けてみることにしました。

見た目は普通のベルクロ方式と同じだけど,合体力が桁違い~!

見た目は普通のベルクロ方式と同じだけど,合体力が桁違い~!

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

完璧です!

予想通り,ものすごい密着力です。普通のベルクロは「なんとなくくっつき」ますが,超強力型は「バッチン!」と嵌め込む形になります。

また,斜めにずらしてくっつくことはできず,完全にまっすぐにしか取り付けられないのもすばらしい!

ただ,ベルクロ全般の特性として,「完全固定」ではなく「若干の遊びがある固定」ですから,TOPEAK謹製輪ゴムによる補強はやはり必要です。

懸案だった,防水ケースへの収納もまったく問題なくでき,ようやく,ほぼ希望通りの固定方法を発見できました。

防水ケースにも問題なく収納できる~。ふぉふぉふぉ!

防水ケースにも問題なく収納できる~。ふぉふぉふぉ!

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8



各方式のまとめ

購入から約1ヶ月。

試してみた4手法をまとめてみると,以下の表になります。

項目純正方式普通ベルクロレゴ超強力ベルクロ
重量
(カメラ本体込み)
約250g約120g約130g約120g
防水性能×××
スマホでの
アングル確認
×
アングル固定
(前回と同アングル)
××
防水ケースへの
収納可否
×

試行錯誤の結果,常時(晴れた日)は「強力ベルクロ方式」を使い,雨の日は家でゴロゴロ,じゃない,雨の日は「純正方式」で防水性を確保することにしました。

なんだか,こんなに手間かかるなら,最初からGoProやContourにしたほうが良かったんじゃない?という内なる声が聞こえてきますが,こういうカイゼンも楽しいものです(^^)

ようやく,自転車に安定して固定できるようになったアクションカム。

次回の最終回は,サンプル動画を使っての画質紹介です~。

もうちっと開口部を減らすとか,防水にできなかったのかねぇ・・・。

もうちっと開口部を減らすとか,防水にできなかったのかねぇ・・・。

Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8

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2013年05月16日 | カテゴリ:  AS15 | ID: 10655
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